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年度 2024年度 開講部局 教育学部
講義コード CC332404 科目区分 専門教育科目
授業科目名 年少者日本語教育
授業科目名
(フリガナ)
ネンショウシャニホンゴキョウイク
英文授業科目名 Introduction to Teaching Japanese to Young Learners
担当教員名 奥村 安寿子
担当教員名
(フリガナ)
オクムラ ヤスコ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   3ターム
曜日・時限・講義室 (3T) 火1-4:教K104
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義,ディスカッション,学生の発表,対面を基本とするが状況に応じてオンラインを併用する。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 07 : 教育学
対象学生 主として日本語教育系コース生選択(他コース生・他学部生も可)
授業のキーワード 言語発達,バイリンガル・マルチリンガル,文化言語の多様な子ども,生活言語,学習言語 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
日本語教育の現状と課題に関する基本的な理解を得るための授業科目として位置づけられる。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
日本語教育プログラム
(能力・技能)
・日本語教育の現状と課題について文献・資料・情報を収集・整理し,問題を明確化する。 
授業の目標・概要等 この授業の目標は,子どもの基本的な言語発達について理解を深め,文化言語の多様な子ども(CLD児)の適切な教育について考察する力を養うことである。複数の言語・文化の中で育つ子どもが増加する中で,この子どもたちの「ことば」を育て,学習や社会的自立を保障するには,どのような教育が必要なのか。この問題に対し,子どもの言語発達過程,バイリンガル・マルチリンガルと発達の関係,バイリンガル教育理論等を踏まえて考察できるようになることを目指す。 
授業計画 第1回 年少者日本語教育の対象
第2回 子どもの言語と成人の言語
第3回 言語発達の過程1(乳幼児期)
第4回 言語発達の過程2(学齢期以降)
第5回 バイリンガル・マルチリンガルの言語発達1
第6回 バイリンガル・マルチリンガルの言語発達2
第7回 日本国内の年少者日本語教育(制度・現状・課題)
第8回 日本語指導と教科指導
第9回 海外の年少者日本語教育
第10回 諸外国のバイリンガル・マルチリンガル教育
第11回 神経発達症(発達障害)と年少者日本語教育
第12回 個人/グループ発表の準備
第13回 個人/グループ発表とディスカッション1
第14回 個人/グループ発表とディスカッション2
第15回 総括

第2,4,6,8,10回の終了時に授業内小テスト(資料参照可)。
第6回終了後に中間レポート。
第15回終了後に最終レポート。
 
教科書・参考書等 参考書:完全改訂版バイリンガル教育の方法(アルク選書,2016) 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 講義資料は印刷物またはPDFで配布する。講義中に音声教材,映像資料を提示する。講義資料の配付と諸連絡にはMicrosoft Teamsを使用する。オンライン授業を行う場合はZoomを使用する。 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
予習では,ニュース等を通じて年少者日本語教育を取り巻く社会的・教育的課題に積極的に触れること。復習では,授業で生じた質問や疑問点を整理し,自分なりの考えを持つようにすること。 
履修上の注意
受講条件等
欠席・遅刻については,やむを得ない理由があり,かつ当該回の授業開始時間よりも前にメールで担当教員に連絡があった場合にのみ個別措置を講じる。 
成績評価の基準等 授業内小テスト(資料参照可)30%
中間レポート 20%
個人/グループ発表 25%
最終レポート 25%
 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
担当教員は,文化言語の多様な子ども(CLD児)を含む,小児の心理アセスメント,教育・発達相談,学習指導の実務経験を有しており,授業では臨床・教育現場の実情や課題を含めた講義と問題提起を行う。 
メッセージ 「言語・ことば」を獲得する子どもは「日本語」を学習する成人と,どこが違って,何に注意する必要があるかを,授業を通じて実感してもらいたいと思っています。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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