年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC331203 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
比較日本文化学 |
授業科目名 (フリガナ) |
ヒカクニホンブンカガク |
英文授業科目名 |
Comparative Study of Japanese Culture (Lec.) |
担当教員名 |
西村 大志 |
担当教員名 (フリガナ) |
ニシムラ ヒロシ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 水1-4:教L107 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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資料配布、討論と講義 対面で行う予定です。ハイブリッドにはしません。体調がわるいときには適宜休んでください。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
14
:
文化論 |
対象学生 |
学部生等 |
授業のキーワード |
文化研究、文化理論、日本研究、文化社会学、歴史社会学 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 日本語教育学プログラムの3本柱である言語、教育、文化の領域のうちの、文化分野に属する。日本文化学の基礎知識を高めるとともに、さまざまな学習および研究のアイディアの源泉となるような授業をめざす。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 日本語教育プログラム (知識・理解) ・日本語・日本文化の教育に関する基本的な理解を得る。 |
授業の目標・概要等 |
この授業では、おもに文化社会学、歴史社会学などをベースとして、さまざまな文化等の考え方をわかりやすく紹介したい。また、単純に「日本」といっても一括りにできない多様性がある。このあたりにも注意を払い、歴史的、社会学的に捉え直しつつ、文化を考える基礎的考え方を紹介していく。 |
授業計画 |
1授業の前提、「文化」という概念について話し合ってみよう。
2「文化」が違うとはどのようなことなのか。雑誌「月刊住職」「養豚界」など業界誌を利用して考えてみよう。
3「文化」が違うと考えてしまう前に。差異性と同一性を考えるとはなにかを考えてみよう。 4「文化」を考えるうえで欠かせない、本質主義と構成(構築)主義の考え方を学ぶ。同じことでも二方向から見ると違う。
5文化「相対主義」の功罪について考える。
6文化伝播と捉えられていることは、単純すぎる見立てかもしれない。井上章一の法隆寺等の議論で考える。
7「伝統の創造」の発想を説明したうえで、自らの近辺の伝統の創造を具体的に考えてみよう。
8「伝統の創造」は、批判されるばかりでなく、有用な面もある。功罪両面から考えよう。
9文化を記述するとはどういう行為か、マンガをつかってさらに考えよう。
10 清水義範の「蕎麦ときしめん」という文章から、文化論のあやしさや自らの文化論リテラシーについて考えてみよう。
11「大阪」という表象はなんなのか、黒田勇の論考も参考に考えてみよう。
12 偏った表象されることは迷惑な場合もあるが、表象もされないことについても考えてみよう。
13 経験主義はわるくないが、過度の経験主義がコミュニケーション不全をもたらすことについて考えてみよう。
14日本を一つの固まりと捉えずを、東と西、北と南という視座から捉え直してみよう。
15文化研究に資する映画を紹介する。
論述式試験を行います。結構、量を書いていただきます。2時間程度の試験。 成績を気にしすぎる人には向かないかもしれません。試験のみで点をつけます。最終回に、口頭での質問(もしくは学生さんが発表)を行うことで試験の代替とすることがあります。
覚えることより、考えることが中心になります。知識だけでなく、知恵を重視したいと思います。 みなさんの理解度を見ながら進めるので、時間の関係でシラバスのトピックで触れられないものもあります。 |
教科書・参考書等 |
討論と講義講義中心;板書多用:必要に応じてプリント配布) |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
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授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
宿題は適宜指示します。 1から5雑誌等適宜回覧。 5から8文化人類学の辞典の記述配布および感想のメモ。 9から10文献のコピー配布 11から14マンガを読んだり、映画を見てくる課題。 |
履修上の注意 受講条件等 |
他学部・他学科も歓迎します。単位の認定のされ方は、各自所属学部で確認してください。 |
成績評価の基準等 |
2時間程度の記述試験があります。長文を書いていただきます。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
教科書的でない授業かもしれません。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |