年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC237006 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
金属機械加工概論 |
授業科目名 (フリガナ) |
キンゾクキカイカコウガイロン |
英文授業科目名 |
Introduction to Metal Machining |
担当教員名 |
鈴木 裕之 |
担当教員名 (フリガナ) |
スズキ ヒロユキ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 水5-8:教D106 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義,演習および実習 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
4
:
上級レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
08
:
教科教育学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
金属材料,塑性加工,除去加工,手加工 SDG_09, SDG_12 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 中等教育科学(技術・情報)プログラム (能力・技能) ・金属加工に関する製作活動を行うことができる |
授業の目標・概要等 |
金属機械加工の基礎を,講義,演習および実習を通して学習する。機械加工法の基礎として,切削理論,刃物の素材や形状について学ぶとともに,各種加工機械の構造と仕様について理解する。また,旋盤加工を中心に機械加工の実際を実習する。また,数値制御工作機械の概要についても紹介する。 |
授業計画 |
第1回 授業の概要と視点:本授業の概要を説明することにより目標を明確にして課題意識を与える。また,機械加工の基礎として安全作業について再確認する。 第2回 各種工作機械の概要:旋盤,フライス盤を中心に機械の基本的構造,仕様,使用方法について学ぶ。 第3回 旋盤加工実習1:旋盤加工の基礎として,バイトの取り付け方法から,基本的な操作方法まで実習する。その後,外径の精密加工(はめあい加工)実習に進む。 第4回 旋盤加工実習2:外径の精密加工実習を行う。測定工具として,ノギスのほかにマイクロメーターを導入し,その使い方を学ぶと共に習熟する。 第5回 薄穴パンチ製作実習1:フライス盤の基礎として,工具の取り付け方法や,加工部品の固定方法を学ぶ。さらに,正面フライスによる平面加工を行う。 第6回 薄穴パンチ製作実習2:定盤を使ったけがき法を学ぶ。さらに,ボール盤を使った穴加工ならびにリーマを使った精密穴仕上げについて体験する。 第7回 薄穴パンチ製作実習3:精密穴加工したブロックに対して,しっくりとはまる軸を旋盤加工により仕上げる。 第8回 薄穴パンチ製作実習4:パンチ用の軸の焼き入れ加工を学ぶ。また,グラインダーによる刃付けも学び,さらに旋盤用バイトの刃付けも体験する。 第9回 切削理論:これまでの経験を活かしながら,切削理論の基礎とバイトの刃の構造ならびにツイストドリルの葉の構造について学ぶ。 第10回 研削および特殊加工: 砥石の種類と特徴,研削加工および研磨加工について学ぶ。また,ホブ盤や電極加工,ワイヤーカットについても原理を解説する。 第11回 工場見学1:学内の機械加工工場(フェニックス工房)を訪問し,これまで学んだ加工機が実際に稼働している様子を視察する。
第12回 工場見学2:学内の機械加工工場(フェニックス工房)を訪問し,数値制御工作機械(NC加工機)の動作原理と動作の方法について学ぶ。 第13回 NCプログラミング:NC工作機械の標準プログラムコードであるGコードについて学ぶ。 第14回 ボールペン製作2: 旋盤を使ったより高度な加工実習として,曲面加工を含むボールペンの軸加工を行う。 第15回 ボールペン製作2: エメリー紙などを使った,曲面加工の仕上げについて体験し,ボールペンを完成する。
期末試験を実施する。 |
教科書・参考書等 |
講義形式:講義及び実習 教科書:参考図書などを紹介する。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
その回に学んだことをノートにまとめ,次回の授業に持参します。 |
履修上の注意 受講条件等 |
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成績評価の基準等 |
テスト,レポート,および製作品 |
実務経験 |
有り
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
機械製造業に勤務し機械設計業務(印刷機)を行った経験がある。また,青年海外協力隊員としてコスタリカに赴任し,当地にて機械加工系の教育をスペイン語にて行った経験がある。これらの経験を生かして,バックグラウンドや基礎知識のレベルの異なった受講生に対して,多様な角度から要求レベルに柔軟に対応した授業内容を提供することができる。 |
メッセージ |
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その他 |
メーカーでの勤務経験や,青年海外協力隊による海外大学での授業経験のある教員が,その経験を活かして,金属機械加工の実技指導を行う。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |