年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC224403 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
卒業論文 |
授業科目名 (フリガナ) |
ソツギョウロンブン |
英文授業科目名 |
Graduation Thesis |
担当教員名 |
小山 正孝 |
担当教員名 (フリガナ) |
コヤマ マサタカ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
4年次生 後期 セメスター(後期) |
曜日・時限・講義室 |
(後) 集中 |
授業の方法 |
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授業の方法 【詳細情報】 |
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ゼミナール形式で演習を中心にして,ディスカッションや発表を行う。 |
単位 |
4.0 |
週時間 |
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使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
4
:
上級レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
08
:
教科教育学 |
対象学生 |
第二類(数理系コース)卒業論文指導学生に限る |
授業のキーワード |
数学教育方法学,卒業論文,理論と実践の統合 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 数学プログラム専門基礎科目及び専門科目を履修した上で,卒業研究の1つの領域として,数学教育方法学研究に必要とされる総合的能力・技能を身に付け,数学教育の原理や方法,内容に関する知識・技能を総合して数学教育に関する課題について探求し,数学教育に対する資質や数学的な能力を高め,それらを数学教育の実践に生かすことができるようにするために,数学教育方法学卒業論文を提供する。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 初等教育教員養成プログラム (総合的な力) ・個人あるいはグループにおいて,教育研究活動を企画・立案し,効果的に実践し,その意義を明確にすることができる(研究力) ・調査研究や教育実践研究の発表場面において,自らの発表内容を整理した上で,その成果と主張を明確に伝えるとともに,相互のコミュニケーションを確保して,建設的に批判し合うことができる(プレゼンテーション力,コミュニケーション力)
中等教育科学(数学)プログラム (総合的な力) ・数学教育の原理や方法,内容に関する知識・技能を総合して,数学教育に関する課題について文献や資料を調べ,探求することができる。 ・授業やゼミナール,研究発表などにおいて,相互のコミュニケーションを行い,論点を整理して,プレゼンテーションをすることができる。 ・数学教育に対する資質や数学的な能力を高め,それらを数学教育の実践に生かすことができる。 |
授業の目標・概要等 |
数学教育方法学に関する日本国内外の文献の講読・討議や調査などを通して,数学教育方法学の基礎理論や現代的な課題について理解を深め,各自の研究テーマに即して主体的に研究し実践に生かすための探求能力と実践力を養い,卒業論文にまとめる。 |
授業計画 |
第1回 ゼミナールの概要と目標 ゼミナールの概要を説明することにより,卒業論文を作成するという目標を明確にする。 第2回 数学教育方法学の基礎理論(国内文献) 数学教育方法学に関する文献の講読,討議を通して,数学教育方法学の基礎理論を学び,理解を深める。 第3回 数学教育方法学の基礎理論(国外文献) 数学教育方法学に関する文献の講読,討議を通して,数学教育方法学の基礎理論を学び,理解を深める。 第4回 卒業論文の研究課題(研究課題の設定方法) 各自の興味・関心のある数学教育方法学に関する文献の講読,討議を通して,数学教育方法学の現代的な課題についての理解を深める。 第5回 卒業論文の研究課題(研究課題の決定) 各自の興味・関心のある数学教育方法学に関する文献の講読,討議を通して,数学教育方法学の現代的な課題についての理解を深める。 【課題レポート1】 数学教育方法学の現代的な課題を捉え,各自が卒業研究として取り組む研究課題を決める。 第6回 課題レポート1の評価・解説と討論 各自が作成した課題レポートを返却し,その評価について概説するとともに,討論することによって,研究計画を立てることができるようにする。 第7回 卒業研究の実施(目的の検討) 研究課題への取り組みの過程を発表し,グループ討論を通して,研究を進めることができるようにする。 第8回 卒業研究の実施(方法の検討) 研究課題への取り組みの過程を発表し,グループ討論を通して,研究を進める。 第9回 卒業研究の実施(内容の検討) 研究課題への取り組みの過程を発表し,グループ討論を通して,研究をさらに進める。 第10回 卒業研究の実施(結果の検討) 研究課題への取り組みの過程を発表し,グループ討論を通して,研究をさらに進める。 第11回 卒業研究のまとめ(研究成果のまとめ方) 研究課題への取り組みの結果を発表し,グループ討論を通して,研究成果をまとめる。 第12回 卒業研究のまとめ(研究成果のまとめ) 研究課題への取り組みの結果を発表し,グループ討論を通して,研究成果を最終的にまとめる。 【課題レポート2】 各自が取り組んだ研究課題についての報告書の原案を作成する。 第13回 卒業研究の成果発表(発表) 研究課題についての研究成果を発表し,グループ討論を通して,問題点を明らかにし,よりよい成果のまとめができるようにする。 第14回 卒業研究の成果発表(改良) 研究課題についての研究成果を発表し,グループ討論を通して,問題点を明らかにし,よりよい成果のまとめをする。 第15回 卒業研究の成果発表(総括) 研究課題についての研究成果を発表し,グループ討論を通して,問題点を明らかにし,よりよい成果のまとめを行い,卒業論文を完成させる。
各自の研究課題に関する発表やグループ討論及び卒業論文によって評価する。 |
教科書・参考書等 |
教科書: 中学校学習指導要領(平成29年3月告示 文部科学省) 中学校学習指導要領解説 数学編(平成29年7月 文部科学省) 高等学校学習指導要領(平成30年3月告示 文部科学省) 高等学校学習指導要領解説 数学編(平成30年7月 文部科学省) 高等学校学習指導要領解説 理数(平成30年7月 文部科学省) 参考書: 数学教育学研究会編『新訂数学教育の理論と実際』,聖文新社. 日本数学教育学会編『学校数学の授業構成を問い直す』,産業図書. 小山正孝編『算数教育における数学的理解の過程モデルの研究』,聖文新社. 小山正孝編著『教師教育講座第14巻 中等数学教育』,協同出版. 礒田正美・影山和也編著『新・教職課程演習第19巻 中等数学科教育』,協同出版. 日本数学教育学会編『数学教育学研究ハンドブック』,東洋館出版社. 学術雑誌: 日本数学教育学会誌『算数教育』,『数学教育』,『数学教育論究』. 全国数学教育学会誌『数学教育学研究』. NCTM, Principles and Standards for School Mathematics. Journals: Mathematics Teacher, Mathematics Teaching, Journal for Research in Mathematics Education, Educational Studies in Mathematics, Hiroshima Journal of Mathematics Education. |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料,映像(DVD/PC) 必携PC |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回から第5回終了後 ゼミナールの概要を確認し,目標を明確にした上で,参考文献を調べ入手する。そして,参考文献を読んで,内容を整理したり,疑問点などを明らかにしたりする。 【課題レポート1】 各自,参考文献を基に,数学教育方法学の現代的な課題を捉え,卒業研究として取り組む研究課題を考える。 第6回終了後 返却された課題レポートの評価を検討し,討論を参考にして,自己の研究計画を立てる。 第7回から第12回終了後 数学教育の原理や方法,内容に関する知識・技能を総合して,自己の研究課題に関する文献や資料を調べ,計画的に研究を進め,取り組みの過程や研究成果をまとめ,発表できるように準備する。 【課題レポート2】 各自が取り組んだ研究課題についての卒業論文の原案を作成する。 第13回から第15回終了後 各自の研究課題についての研究成果の発表に対する質疑応答の内容を再考し,最終的な卒業論文を完成する。 |
履修上の注意 受講条件等 |
教科の指導法(数学) 数学教育方法学実践研究(7セメ)を履修しておくこと。 |
成績評価の基準等 |
授業の成績は,発表と討論(20点),卒業論文(80点)の合計100点で評価する。 「総合的能力・技能1,2,3」は発表や討論及び卒業論文で評価する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
この授業は卒業研究の一環としてゼミナール形式で行うので,各自で積極的に文献や資料を調べ,成果や問題点を明確にして発表したり討論したりすることを期待している。講義は日本語で行い,資料のみ英語とする。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |