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年度 2024年度 開講部局 文学部
講義コード BY020101 科目区分 専門教育科目
授業科目名 基礎書道
授業科目名
(フリガナ)
キソショドウ
英文授業科目名 Basic Theory of Japanese Calligraphy
担当教員名 藤井 浩治
担当教員名
(フリガナ)
フジイ コウジ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   前期   ターム外(前期)
曜日・時限・講義室 (外前) 集中:詳細は掲示板参照
授業の方法 講義・実習 授業の方法
【詳細情報】
 
対面にて書写実技指導(毛筆・硬筆)を中心に,書写授業方法について模擬授業形式で進める。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 04 : 芸術
対象学生 中学校国語科教員免許取得希望者
授業のキーワード 書道 書写 中学校書写教育法 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 中学校教諭一種免許状(国語)取得のための必修授業として,中学校国語科における書写授業を前提とした講義と実技を行う。本授業では中学校書写指導のための「用具・用材」「姿勢・執筆」「点画の筆使い」「字形の整え方」「配列」などの知識・技能を習得するため,実際に毛筆・硬筆を扱いながら実施する。「楷書」及び「行書」の基本の書写技能と授業方法を知ることにより書写教育における指導力の育成を目的としています。小中学校教員として38年間勤務し,書写教育についての豊富な経験を有する教員が,その経験を生かして具体的な指導法を指導します。 
授業計画 第1回:オリエンテーション(学修の内容,方法,評価,用具の取扱い等)
第2回:楷書の筆使いと字形①(楷書の基本となる点画,姿勢執筆等)
第3回:楷書の筆使いと字形②(点画の長短・画間)※課題・小レポート等提出

第4回:楷書の筆使いと字形③(点画の方向)
第5回:楷書の筆使いと字形④(点画の接し方・筆順)
第6回:楷書の筆使いと字形⑤(左右の組立て方)
第7回:楷書の筆使いと字形⑥(上下・内外の組立て方)※課題・小レポート等提出
第8回:楷書と楷書に調和する仮名の配列(文字の大きさと配列)
第9回:行書の筆使いと字形①(行書の特徴,終筆の変化)
第10回:行書の筆使いと字形②(点画の連続①筆脈の実線化)
第11回:行書の筆使いと字形③(点画の連続②直接連続) ※課題・小レポート等提出

第12回:行書の筆使いと字形④(点画の省略)
第13回:行書の筆使いと字形⑤(筆順の変化)
第14回:行書と行書に調和する仮名の配列(文字の大きさと配列)
第15回:学修のまとめ ※課題・レポート等提出

<用具について>
実技が中心のため,第1回目から毛筆及び硬筆を使用します。書写セット(小筆・硯・文鎮・下敷き・硬筆鉛筆「2B以上」)を受講者各自でご準備ください。大筆について低品質なものは実技に向いていないため,準備できない学生については第1回目の授業で販売します。墨液・半紙は受講者全員が同じものを使います。授業担当者で準備しますので,第1回の授業で購入していただきます。
 
教科書・参考書等 テキスト『国語科書写の理論と実践』
(全国大学書写書道教育学会編・萱原書房1000円+税)
※第1回授業で販売します。  
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト・配付資料・プレゼン資料
使用機器(スクリーン・プロジェクター・水書板)
 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第1回から第15回まで書写実技を扱うので,各回のテーマ毎に自主学習(学習内容が定着するように主に復習)をしましょう。
自主学習の例:各授業における自身の振り返り,毛筆及び硬筆の実技練習,テキストの学修該当ページを読む等
 
履修上の注意
受講条件等
人数を絞る必要から,中学校国語教諭免許状取得希望者に限定する 
成績評価の基準等 毛筆及び硬筆課題作品(50%)小レポート等提出物の内容(30%)
発言・コメント記入・メモ等(20%) 合計100%で評価する
 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
中学校国語科教諭9年間,小学校教諭等29年間
中学校国語科教諭時に書写部会副部長6年間,小学校教諭時に書写部会部長16年間・部会長3年間,中学校書写教科書(光村)編集委員(2011年~) 
実際の中学校書写授業を模擬授業形式で体験し,授業方法を解説する。実務経験を活かした主体的対話的な書写授業の方法を実施する。
 
メッセージ ・「書写」は子どもたちにとって個人差が大きく,苦手意識を持っている場合の多い教科です。苦手意識を生まず,楽しみながら主体的に学ぶ書写授業の在り方について共に考え学んでいきましょう。
・「書写」は学校現場に出てからも,授業を見る機会及び研修の機会が非常に少ない教科です。この機会に是非学修しておきましょう。  
その他 集中講義日程:2024.8.27~8.30 初日は2コマ目から開始 文B253 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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