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年度 2024年度 開講部局 文学部
講義コード BL205001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 中国文学語学特講B
授業科目名
(フリガナ)
チュウゴクブンガクゴガクトッコウB
英文授業科目名 Special Lecture on Chinese Literature and Linguistics B
担当教員名 授業時間割を参照
担当教員名
(フリガナ)
ジュギョウジカンワリヲサンショウ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   ターム外(前期)
曜日・時限・講義室 (外前) 集中:詳細は掲示板参照
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心、演習中心、ディスカッション 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 05 : 文学
対象学生
授業のキーワード 明代、科挙、挙業、儒教、陽明学、朱子学、読書人 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
日本・中国文学語学プログラム(知識・理解)・日本・中国いずれかの文学または語学に関する基礎的知識の習得。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
日本・中国文学語学プログラム
(知識・理解)
・日本、中国いずれかの文学または語学に関する基礎的知識の習得 
授業の目標・概要等 目標:中国近世(特に明代)読書人の学問・教養の基盤形成に重要な影響を与えた科挙制度に関する基礎的な知識を身につけ、中国近世(特に明代)文学史の展開を様々な角度から多面的に考察しうる視点の獲得をめざす。
概要:明代を中心に科挙制度の特色を概観したうえで、明代を代表する思想家王守仁(陽明)の生涯と科挙との関係について具体的に考察する。あわせて、科挙文化が中国近世の読書人の文学活動・思想活動にいかに深い影響を及ぼしたのかという問題について理解を深める。
 
授業計画 第1回:はじめに
第2回:中国近世における科挙制度の概要――明代を中心に――
第3回:明代の科挙制度と朱子学との関係をめぐって
第4回:王守仁の挙子時代――父の状元及第と受験勉強――
第5回:王守仁の郷試受験――若年期の思想遍歴――
第6回:王守仁の会試受験――二度の下第から及第まで――
第7回:王守仁の殿試受験――進士及第と官僚生活の始まり――
第8回:王守仁が体験した郷試考官業務とその後の龍場配流――「知行合一」説提唱の前後――
第9回:王守仁が体験した会試考官業務の詳細――正徳六年会試――
第10回:王守仁の朱子学批判と科挙1――南京講学時代――
第11回:王守仁の朱子学批判と科挙2――「致良知」説創始の前後――
第12回:王守仁に対する思想弾圧――科場における陽明学批判――
第13回:王守仁逝去後の門人たちの活動――陽明学と科挙――
第14回:科挙文化が読書人の思想・文学に及ぼした影響をめぐって
第15回:まとめ


講義終了後にレポートを提出してもらう。 
教科書・参考書等 鶴成久章『明代儒教思想の研究――陽明学・科挙・書院』(研文出版、2023)
湯浅邦弘編『テーマで読み解く中国の文化』(ミネルヴァ書房、2016)
宮崎市定『科挙――中国の試験地獄』(中央公論新社 中公新書・1963、中公文庫、1984)、同『科挙史』(平凡社 東洋文庫、1987)※両書は『宮崎市定全集15 科挙』(岩波書店、1993)所収。
村上哲見『科挙の話――試験制度と文人官僚』(講談社 現代新書、1980・講談社学術文庫、2000)
何炳棣著、寺田隆信・千種真一訳『科挙と近世中国社会――立身出世の階梯』(平凡社、1993)
井上進・酒井恵子訳注『明史選挙志1――明代の学校・科挙・任官制度』(平凡社 東洋文庫、2013)、同『明史選挙志2』(同、2019) 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料とパワーポイント 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第1回:事前に配付資料を読んでおくこと。事後に、問題点を整理し把握すること。
第2回:同上
第3回:同上
第4回:同上
第5回:同上
第6回:同上
第7回:同上
第8回:同上
第9回:同上
第10回:同上
第11回:同上
第12回:同上
第13回:同上
第14回:同上
第15回:全体をふりかえり、問題点を整理しつつ理解を深めること。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 講義終了後のレポート、および授業中の発言等を総合的に評価する。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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