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年度 2024年度 開講部局 文学部
講義コード BK502102 科目区分 専門教育科目
授業科目名 古代中世文学演習II
授業科目名
(フリガナ)
コダイチュウセイブンガクエンシュウII
英文授業科目名 Seminar on Japanese Ancient and Medieval Literature II
担当教員名 小川 陽子
担当教員名
(フリガナ)
オガワ ヨウコ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   後期   セメスター(後期)
曜日・時限・講義室 (後) 金7-8:文A152
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
 
演習中心、学生の発表 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 05 : 文学
対象学生
授業のキーワード  
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
日本・中国文学語学プログラム
(能力・技能)
・日本、中国のいずれかの文学または語学に関する資料調査能力の習得 
授業の目標・概要等 本授業では、主に中世から近世初期頃に作られた『源氏物語』享受資料を解読する演習を行う。具体的には、室町時代に連歌師や連歌愛好者たちに『源氏物語』のあらすじを紹介し、連歌に詠み込むにふさわしい『源氏物語』ゆかりの言葉を教えるために作成された梗概書『源氏小鏡』やその類書を取り上げる。中世における『源氏物語』理解のありかたを探究するとともに、変体仮名やくずし字の解読法のより高次な習得をもめざす。今年度は、広島大学図書館蔵『木芙蓉』のうち、澪標巻~横笛巻までを読解する。 
授業計画 第1回 テキストとする広島大学図書館蔵『木芙蓉』の書誌的事項についての解説。演習担当の分担決定。
第2回 『源氏物語』梗概書に関する基礎知識の確認(講義形式)。
第3回 演習資料のサンプル提示。「桐壺」巻をサンプルとする。
第4回 担当分担にしたがって広島大学図書館蔵『木芙蓉』の演習を行う。以下、第15回目まで同様。「澪標・関屋・蓬生」巻。
第5回 同上。「絵合・松風」巻。
第6回 同上。「薄雲・朝顔」巻。
第7回 同上。「乙女」巻。
第8回 同上。「玉鬘・初音」巻。
第9回 同上。「胡蝶~野分」巻。
第10回 同上。「行幸・藤袴・真木柱」巻。
第11回 同上。「梅枝・藤裏葉」巻。
第12回 同上。「若菜上・若菜下(前半)」巻。
第13回 同上。「若菜下(後半)」巻。
第14回 同上。「柏木・横笛」巻。
まとめ

なし。演習担当の成果および平素の授業での発言等で評価する。

これを機会に、『源氏物語』のあらすじや登場人物、作中和歌などについての知識を深めよう。 
教科書・参考書等 広島大学図書館蔵『木芙蓉』の画像データをテキストとする。
『実用変体がな』(かな研究会編 新典社)と『画引くずし字解読字典』(くずし字研究会編 新典社)を変体仮名および漢字のくずし字解読のための参考書とする。
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト画像・配付資料(担当者が作成) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第1回 授業内容の確認と復習。広島大学図書館蔵『木芙蓉』についての書誌事項の確認。
第2回 授業内容の確認と復習。『源氏物語』梗概書についての基礎知識を確認する。
第3回 授業内容の確認と復習。授業で扱った箇所について、読み方・内容を十分に理解するようにする。
第4回 演習内容の確認と復習。自分の担当以外の箇所についても、毎回、必ず予習・復習し、不明箇所を質問して十分に理解するよう心がける。以下、第15回まで同様。
 
履修上の注意
受講条件等
2年次前期に「古代中世文学演習Ⅰ」を履修していることが望ましい。
配付資料はすべてteamsで配付する。授業前にダウンロードし、必ず予習しておくこと。授業では、予習を踏まえて議論に積極的に参加すること。
 
成績評価の基準等 演習担当の成果(70%)、平素の議論への参加・発言等(30%) 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 演習を通じて、中世末期~近世初期頃の価値観を通して見た『源氏物語』の面白さを実感してほしい。なお、これを機会に積極的に『源氏物語』について勉強して、日本が世界に誇る古典文学に詳しくなってほしい。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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