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年度 2024年度 開講部局 総合科学部国際共創学科
講義コード ARC01701 科目区分 専門教育科目
授業科目名 IGS Special Topics AI (IGS特論 AI)
授業科目名
(フリガナ)
アイジーエストクロン AI
英文授業科目名 IGS Special Topics AI
担当教員名 担当教員未定
担当教員名
(フリガナ)
タントウキョウインミテイ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   セメスター(後期)
曜日・時限・講義室 (後) 集中
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心、ディスカッション、学生の発表 
単位 1.0 週時間   使用言語 E : 英語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 03 : 自然環境
対象学生 地球環境、海洋学に興味のある学生
授業のキーワード 地球温暖化(沸騰化)、二酸化炭素、海洋、炭素循環 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
本講義「地球環境と海」(仮題)では、産業革命以降、人類が放出する二酸化炭素による地球環境問題が深刻化している現代において地球表層の約70%を覆っている海洋が二酸化炭素の量を制御している、ということを受講者が理解し、自らの行動変容について考え始めることを目的とする。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
国際共創プログラム
(知識・理解)
・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解
(能力・技能)
・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能 
授業の目標・概要等 地球環境、海洋環境に係わる海洋内化学成分の分布と挙動を理解し、海の持つ地球環境制御能力の基本的事項を理解することを学習目標とする。 
授業計画 第1回 地球環境問題と海(KW:地球温暖化(沸騰化)、海面上昇、二酸化炭素CO2、海)
第2回 水の惑星(KW:海の誕生、海水の主成分、塩分)
第3回 海洋循環と物質循環(KW:風成循環、熱塩循環、放射性炭素)
第4回 海水中の親生物元素(KW:栄養塩、レッドフィールド比、微量元素)
第5回 炭酸系の化学(KW:CO2の溶解度と化学平衡、CO2吸収・放出の時空間変動)
第6回 生物活動によるにCO2の固定(KW:基礎生産、珪藻、円石藻)
第7回 生物ポンプ(KW:粒状物質の輸送分解過程、セジメントトラップ観測)
第8回 古海洋学(KW:氷期・間氷期における炭素循環)
第9回 大気化学(KW:メタン、フロン、エアロゾル)
第10回 放射化学(KW:福島原発事故、海洋調査)
第11回 海底堆積物(KW:海底地質、堆積速度、炭酸塩、酸性化)
第12回 海洋プラスチック問題(KW:プラスチック、海洋ごみ、マイクロプラスチック)
第13回 海洋観測(KW:船舶観測、係留系観測、衛星観測、漂流ブイ)
第14回 第14回 海洋変化とジオエンジニアリング(KW:温暖化、酸性化、貧酸素化、二酸化炭素除去)
第15回 到達度評価(KW:グループディスカッション、発表)

KW: キーワード 
教科書・参考書等 毎回配布する資料を参考に受講、予習、復習する。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 パワーポイント、配布資料 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
毎回配布する資料(授業で使用するパワーポイントファイルの主なもの)を使って予習復習を行う。 
履修上の注意
受講条件等
配布資料を手元に置いて(プリントアウト、もしくは電子ファイル)受講することが望ましい。
IGS特論 A II をあわせて受講すること。 
成績評価の基準等 授業への取り組み(40%)、授業内で課す発表/レポート(60%) 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
国立研究法人で海洋調査・観測研究に従事しているので、経験に基づく海洋の持つ地球環境制御能力について講義ができる。 
メッセージ 本講義は「海洋」を中心に「地球環境問題」を考えていくので、「海洋」が専門である必要はない。また「海の“化学”的特性」の理解が中心となるが、「化学」特有の化学記号や化学式などの暗記的学習は極力行わないため、「化学」が得意でなくとも(専攻していなくても)内容の理解は充分可能である。「海の恵み」の一つ「地球環境制御能力」について興味がある学生の受講を期待する。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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