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年度 2024年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード ASS12001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 現代法政策論
授業科目名
(フリガナ)
ゲンダイホウセイサクロン
英文授業科目名 Modern Legal Society
担当教員名 辛嶋 了憲
担当教員名
(フリガナ)
カラシマ リョウケン
開講キャンパス 双方向 開設期 2年次生   後期   4ターム
曜日・時限・講義室 (4T) 火5-8:オンライン,東千田M304講義室
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
東千田キャンパスで対面授業を実施する予定ですが、同授業をMicrosoft Teamsを用いたオンラインで配信いたします(同時双方向型の所謂ハイブリット型)。そのため、東広島キャンパスなどでも受講できるようにいたします。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 01 : 法学
対象学生
授業のキーワード 憲法、日本国憲法、法学、人権、統治、SDGs_03・05・10・16 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
総合科学プログラム
(知識・理解)
・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解
(能力・技能)
・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能
(総合的な力)
・柔軟な発想と構想力のもとに、課題を考察するために必要な知識・理解と能力・技能を組合せ、主体的に研究する能力

中等教育科学(社会・地理歴史・公民)プログラム
(知識・理解)
・中等社会系公民領域の教育内容に関する基本的な知識が身に付いている
(能力・技能)
・社会系内容領域の資料・データを収集・読解し,分析・批評できる 
授業の目標・概要等 ■授業概要
 本授業では、法政策・法律学について、憲法学を中心に、検討し、学習します。具体的には、憲法学に関する基本的な思考、知識などについて講義を行います。
 主に、①公法学の基本的な知識の提供・検討に加えて、②具体的な事案についての裁判所の判旨を紹介し、裁判所の思考枠組み、その当否など憲法学的視点から検討します。
■授業の目標
 本講義を通して、憲法学・法律学の基本的知識を身に付け、現代の法的諸問題を法学的観点から検討する能力を身に付けていただきます。 
授業計画 第1回 イントロダクション:法律学入門
第2回 思想・良心の自由(Unit 14)
第3回 信教の自由(Unit 15)
第4回 政教分離原則(Unit 16)
第5回 表現の自由(Unit 17〜19)
第6回 集会・結社の自由(Unit 20)
第7回 職業選択の自由(Unit 21)
第8回 自己決定権・プライバシーの権利(Unit 28、29)
第9回 平等原則(Unit 27)
第10回 権力分立(Unit 2)
第11回 裁判所1:裁判官(Unit 9)
第12回 裁判所2:司法権(Unit 10)
第13回 国会1:議員と議院(Unit 6)
第14回 国会2:国会の活動(Unit 7)
第15回 内閣(Unit 8)、まとめ

毎回コメントシートや小テストなどを実施いたします。
また、期末試験は実施しない予定ですが、期末レポートをご提出いただく予定です。

講義で扱うトピックの順番や進度は時々に応じて前後する可能性があります。どうぞご了承ください。 
教科書・参考書等 ●教科書…下記の教科書をベースに講義を進めますので、各自でご用意ください。
片桐直人・井上武史・大林啓吾(著)『一歩先への憲法入門 第2版』(日本評論社、2019年)、定価:2420円、ISBN:978-4-641-22823-8

●参考書:必ずしも購入する必要はありませんが、以下、近年の憲法の教科書等の一例を参考書として、紹介します。加えて、各授業毎に、関連する参考書を紹介します。講義のみならず、予習・復習の際に、下記の参考文献等を読むことにより、憲法学、 現代社会の問題に対する理解をより深めることができます。
■法学入門書
 道垣内弘人『プレップ法学を学ぶ前に[第2版]』(弘文堂、2017年)
 長谷部恭男『法律学の始発駅』(有斐閣、2021年)
 南野森(編)『[新版]法学の世界』(日本評論社、2019年)
 三上威彦(編)『法を学ぼう』(信山社、2020年)

■入門書
 斎藤一久・堀口悟郎編『図録 日本国憲法[第2版]』(弘文堂、2021年)
 毛利透『グラフィック憲法入門 第2版』(2021年、新世社)
 駒村圭吾(編)『プレステップ憲法[第4版]』(弘文堂、2024年)

■専門的な教科書
・芦部信喜・高橋和之(補訂)『憲法[第8版]』(岩波書店、2023年)
・渡辺康行・宍戸常寿・松本和彦・工藤達朗『憲法I 基本権』(日本評論社、2023年)
・渡辺康行・宍戸常寿・松本和彦・工藤達朗『憲法II 総論・統治』(日本評論社、2020年)
・安西文雄・巻美矢紀・宍戸常寿『憲法学読本[第3版]』(有斐閣、2018年)
・高橋和之『立憲主義と日本国憲法[第5版]』(有斐閣、2020年)
・只野雅人・松田浩編『現代憲法入門』(法律文化社、2019年)

■判例教材
・長谷部恭男・石川健治・宍戸常寿編『憲法判例百選I、II[第7版]』(有斐閣、2019年)
・木下昌彦(編集代表)『精読憲法判例[人権編]』(弘文堂、2018年)
・木下昌彦(編集代表)『精読憲法判例[統治編]』(弘文堂、2021年) 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 Microsoft Teams 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
予習では教科書の該当箇所を毎回一読してください。
復習の際には教科書の該当箇所や授業での配布資料などを再度、皆様自身でも読み直して、理解を深めてください。 
履修上の注意
受講条件等
毎回、しっかりと予習・復習をしてください。 
成績評価の基準等 ・コメントシート・小テストをMoodleから提出してもらいます(60%)
・期末レポート(40%) 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ ・我々の身の回りには多くの法律や制度が存在しており、これらは我々にとって切り離すことのできない存在です。これらに対して意識的になり、法学的観点から検討することにより、社会・制度をヨリ理解することができ、法制度に対する見方が変わることでしょう。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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