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年度 2024年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード ASF26001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 地域調査演習IIA
授業科目名
(フリガナ)
チイキチョウサエンシュウIIA
英文授業科目名 Seminar on Field Research for Area Studies IIA
担当教員名 淺野 敏久
担当教員名
(フリガナ)
アサノ トシヒサ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   後期   3ターム
曜日・時限・講義室 (3T) 火5-8:総K310
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
 
ディスカッション、学生の発表、野外実習、作業 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 12 : 地理学
対象学生
授業のキーワード 人文地理学,フィールドワーク,自然環境と地域社会
CN: SDG_11 SDG_15 SDG_17 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
フィールドワークによる地域調査を実習により学ぶ。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
総合科学プログラム
(知識・理解)
・個別学問体系の密接な相互関係とその重要性を認識するうえでの必要な知識・理解
(能力・技能)
・自らの研究成果をレポートや論文にまとめ、ゼミや研究会等で発表し、質問などにも回答できる能力・技能
(総合的な力)
・研究倫理と主体的な知的関心に基づき課題を発見し、解決に向けた方策を立案できる総合的な能力 
授業の目標・概要等 地域研究において,調査の対象となる地域を実際に見,資料を集めるといったフィールドワークは,極めて重要な調査方法のひとつであるとともに,地域研究の面白さを感じる格好の機会でもある。本演習では,自然の保全と活用をテーマとして、地域調査の方法を,計画、実施、結果分析の段階を通じて学ぶ。特に地域と野生生物との共存を取り上げる。作業とフィールドワークを中心とする授業である。 
授業計画 第1回:地域調査についての講義 
担当教員が行ってきた研究やこれまでの演習の成果などを紹介しつつ,受講者間のディスカッションを行う。
第2回:地域調査についての講義 
担当教員の経験を紹介しつつ,調査の方法とその課題などを講義する。
第3回:地域研究の調査方法についての講義
調査方法:地図の読み方/文献検索/WEBによる情報収集/統計データ分析/聞き取り調査/アンケート調査/参与観察
第4回:地域研究の調査方法についての講義(続き)
調査方法:地図の読み方/文献検索/WEBによる情報収集/統計データ分析/聞き取り調査/アンケート調査/参与観察
第5回:自然の保全・活用をめぐる問題やそれを研究する視点などについての講義
第6回:自然環境の保全と活用をめぐる問題に関するレビュー
受講者が文献で調べたことを紹介し受講者間で意見交換する。
第7回:自然環境の保全と活用をめぐる問題に関するレビュー(続き)
受講者が文献で調べたことを紹介し受講者間で意見交換する。
第8回:自然環境の保全と活用をめぐる問題に関するレビュー(続き)
受講者が文献で調べたことを紹介し受講者間で意見交換する。
第9回:調査計画書の作成
受講者がディスカッションに基づき計画書を作成する。その作り方などについて添削など個別に指導する。
第10回:調査計画書の作成(続き)
受講者がディスカッションに基づき計画書を作成する。その作り方などについて添削など個別に指導する。
第11回:現地調査時の質問票の作成
受講者がディスカッションに基づき現地調査の質問票を作成する。その作り方などについて添削など個別に指導する。質問票作成の過程を通じて,聞き取り調査や参与観察等の質的調査の要点・注意点を説明する。
第12回:現地調査時の質問票の作成(続き)
受講者がディスカッションに基づき現地調査の質問票を作成する。その作り方などについて添削など個別に指導する。
第13回(集中):現地調査
ナベヅル等の飛来地である鹿児島県出水市を調査地とし,ツルの保護と観光化,ならびに養鶏業など関連産業についての調査を行う。調査地では,行政,市民団体や企業等への聞き取り調査を行う。各現場での経験をもとに質的調査方法について指導する。
第14回(集中):現地調査
第15回(集中):現地調査
収集したデータの分析については地域調査演習IIBにおいて行う。

調査報告書の作成

【重要】実習の日程は,12月13日(金)から15日(日)となりました。金曜日は平日なので,その時のキャンパスでの授業には出られなくなります。また,この日程で実習に参加できない場合の代替措置はありません。
実習の内容は,初日(市役所とツル博物館での担当者によるレクチャー),2日目(早朝にツルの観察,午前にツル博物館の展示見学,午後から農家民泊,3日目(ツル展望所付近で,近隣住民と観光客へのインタビュー)を行います。 
教科書・参考書等 適宜指示する。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
1-2 地域研究について教科書等でその目的や課題について調べてみる。
3-4 今回の調査課題に関連する文献リストを作成する。
5-8 自ら作成した文献リストのうち担当分を読んでまとめる。
9-10 調査計画書の作成
11-12 現地調査時の質問票の作成
13-15 現地調査。調査で得た情報の整理を随時行う。 
履修上の注意
受講条件等
地域調査演習IIAとIIBは一連の調査を行うので両方受講することを強く求める。
学期中にフィールドでの調査を行うので,これに参加すること。
以上の作業順番で演習を進めるが、調査日程や受講者数により各段階に使用する授業時間が異なる場合がある。
 
成績評価の基準等 調査への参加・活躍状況とレポートによる。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 講義と違って,参加者が主体的に動かないと話が先に進みません。興味深い経験ができるか,つまらないものになるかは,当方の努力と同時に参加者の関わり方によるところが大きいです。 
その他 【重要】日程について授業計画欄末尾の注意事項を読んでください。12/13-15で鹿児島県出水市に行きます。
また,今回の実習では,宿泊費と交通費(新幹線)で5万円くらい必要になります。その他に食費も必要です。これらについての補助はないので自己負担になります。
10月最初の授業の際に,参加者名簿を確定します。現在,20名で宿の予約をしています。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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