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年度 2024年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード ASF12001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 日本地誌研究演習
授業科目名
(フリガナ)
ニホンチシケンキュウエンシュウ
英文授業科目名 Seminar in Japanese Geography
担当教員名 淺野 敏久
担当教員名
(フリガナ)
アサノ トシヒサ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 火5-8:総K203
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
 
演習中心、ディスカッション、学生の発表、作業
対面でおこないます。Moodleを用います。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 12 : 地理学
対象学生
授業のキーワード 日本地誌,自然と生活,環境問題 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
日本の特徴について,演習を通じて知識を深めるとともに,地域理解の枠組みの一つである地誌的な情報整理の仕方を学ぶ。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
総合科学プログラム
(知識・理解)
・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解
(能力・技能)
・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能
(総合的な力)
・課題の克服について異文化・異領域の人々に向けて、自らの考えを論理的かつ簡潔に説明し、討論の中で指導力を発揮できる総合的な能力

地理学・考古学・文化財学プログラム
(能力・技能)
・地理学、考古学または文化財学に関する文献読解力の習得 
授業の目標・概要等 地域を記述するとはどういうことだろうか。どんな情報をどのように整理して提示すると、対象とした地域の姿をより適切に伝えることができるのだろうか。自分は当然知っていると思っている「日本」というのはいかなる特徴をもった地域なのだろうか。地域をより的確に記述する試みが地誌である。
本演習では受講者全員により簡単な日本地誌をつくる。構成案をブレーンストーミングなどにより検討することから始め,テーマや地域を分担しての情報収集と報告,及び最終的な原稿の執筆(レポート)までの一連の作業を演習として行う。演習はおおむね,1)地誌についての解説,2)編集方針についての討議と作業分担,3)各人による情報収集と原稿構成案の作成・報告,4)原稿の執筆と添削,という流れで進める。 
授業計画 第1回 演習の進め方についての説明
第2回 地誌とは何か(課題提示)
第3回 課題についての報告と受講者間の討議
第4回 既存の地誌構成の事例紹介(課題提示)
第5回 地誌編纂方針についての討議(各人の課題報告--討議--全体方針の決定)
第6回 地誌編纂方針についての討議(各人の課題報告--討議--全体方針の決定)
第7回 構成案づくりと役割分担
第8回 構成案づくりと役割分担(課題提示)
第9回 作業計画書の相互チェック
第10回 作業計画書の相互チェック(課題提示)
第11回 情報収集や作業上の質疑への対応
第12回 情報収集や作業上の質疑への対応
第13回 レポート骨子案をもちより相互に意見交換
第14回 レポート骨子案をもちより相互に意見交換
第15回 総合討論(地誌で描き出された日本の特徴は何か)

期間全体を通してレポートを作成することになり,そのレポート(地誌の分担部分)をもって最終レポートとする。 
教科書・参考書等 受講者が各自資料や文献を集めて報告。参考図書類は適宜紹介する。
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第1・2回 図書館などで実際の地誌書をながめてみる。自分が思うなりの日本地誌の構成案を考えてくる。
第3・4回 自分の案に出された意見や質問について検討する。講義をふまえて日本地誌の構成案を考えてくる。
第5・6回 討議内容をふり返り,構成案について再考する。
第7・8回 各自の担当箇所の作業計画書を作成してくる。
第9・10回 作業計画書を完成させ,それに基づく作業を行う。第11回以降に向けレポート骨子案を作成する。
第11-14回 レポート骨子案の修正と原稿の執筆・修正を行う。
第15回 最終レポートの作成・提出。 
履修上の注意
受講条件等
途中から参加者間で話し合いをしながら1つの簡単な地誌をつくっていきます。安易に欠席すると作業が進まなくなりますので,出席すること、課題を準備してくることを守れる人に受講してもらいたいです。他の実習などで欠席者が多いと見込まれる場合は休講・補講等で柔軟に対応します。 
成績評価の基準等 授業への参加を前提に,担当した各自の報告内容及び担当部分のレポートにより成績を評価します。評価の基準は,参加(課題をしてくることと討議への参加)を50%,成果物としてのレポートを50%とします。
 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 堅苦しいきっちりした地誌書を編纂しようというものではなく,作業を通じて1つの成果物をつくってみようというものです。論文構成や情報収集,原稿執筆のトレーニングに力点をおきます。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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