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年度 2024年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード ASB14001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 比較文学研究
授業科目名
(フリガナ)
ヒカクブンガクケンキュウ
英文授業科目名 Comparative Literature
担当教員名 齊藤 みどり
担当教員名
(フリガナ)
サイトウ ミドリ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   集中
曜日・時限・講義室 (集) 集中
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心
 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 05 : 文学
対象学生 2年次生以上
授業のキーワード 文学、比較、文化、交流、国際 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
総合科学プログラム
(知識・理解)
・異文化・異領域の人々に対するコミュニケーション能力の前提となる日本語・日本文化及び外国語・外国文化への知識・理解
(能力・技能)
・自らの研究成果をレポートや論文にまとめ、ゼミや研究会等で発表し、質問などにも回答できる能力・技能 
授業の目標・概要等 この授業では、「文化」が西欧でどのように捉えられていたかを紹介し、比較文化の基礎となる視点や理論を学ぶ。さらに、比較文学、そしてカルチュラル・スタディーズという二つの領域で、「文化」研究がどのように実践されているかを紹介しつつ、できるだけ多くの文学作品を読む。 
授業計画 第1回 イントロダクション:文化とはなにか
第2回 文化のとらえかた:啓蒙主義とロビンソン・クルーソー
第3回 ロマン主義、ナショナリズムと比較文学
第4回 比較文化:日本と西洋、翻訳について
第5回 比較文学と近代日本:日本と西洋、日本人論
第6回 比較文学と『赤ずきんちゃん』
第7回 産業革命と文化の概念:モダニズム、マシュー・アーノルド、T・S・エリオット
第8回 フランクフルト学派と文化の概念
第9回 カルチュラル・スタディーズとレイモンド・ウィリアムズ
第10回 英国のカルチュラル・スタディーズ
第11回 カルチュラル・スタディーズと文化の概念の変化
第12回 カルチュラル・スタディーズから比較文学へ:エドワード・サイード『オリエンタリズム』
第13回 カルチュラル・スタディーズから比較文学へ:ガヤトリ・スピヴァク
第14回 比較文学から比較文化へ:「他者」の起源と「惑星的思考」
第15回 まとめ 
教科書・参考書等 フォー『ロビンソン・クルーソー』、ルース・ベネディクト『菊と刀』、グリム『赤ずきんちゃん』、トマス・ハーディ『日陰者ジュード』、リルケ『マルテの手記』、カズオ・イシグロ『日の名残り』、サイード『オリエンタリズム』、コンラッド『闇の奥』、モンゴメリ『赤毛のアン』、ブロンテ『ジェーン・エア』、クリス・ロジェク/渡辺潤・佐藤生実(訳)『カルチュラル・スタディーズを学ぶ人のために』(世界思想社2009年)、佐々木英昭編『異文化への視線』(名古屋大学出版会、1996年)、佐々木英昭編『異文化理解の倫理に向けて』(名古屋大学出版会、2000年)(以上の参考書は購入する必要はありません) 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
ウェブクラスの資料(複数ある場合は1つでよい)を事前に読んでおくこと 
履修上の注意
受講条件等
なし 
成績評価の基準等 リフレクションペーパーによるコメントの内容70%程度と期末レポート30%程度
 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ この授業では、比較文学とカルチュラル・スタディーズの紹介をしますが、毎回なんらかの文学作品の抜粋を読む予定です。精読というよりは多読の授業となります。 
その他 集中講義の日程は、以下で実施する予定です。
8月19日(月)3~10時限
8月20日(火)3~10時限
8月21日(水)3~10時限
8月22日(木)3~8時限 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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