年度 |
2024年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
講義コード |
ASA17001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
アメリカ社会研究 |
授業科目名 (フリガナ) |
アメリカシャカイケンキュウ |
英文授業科目名 |
American Society |
担当教員名 |
内山 尚子 |
担当教員名 (フリガナ) |
ウチヤマ ナオコ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 火5-8:総K211 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
07
:
史学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
アメリカ合衆国、文化、芸術、視覚表象、社会美術史、歴史、人種とエスニシティ |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 「地域を科学する」というプログラムの目的を実現するために、この演習は美術史という研究領域を軸としつつ、学際的に社会における視覚表象の役割を検討します。アメリカ合衆国という地域や近現代という時代について、みなさんと理解を深めたいと思っています。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・異文化・異領域の人々に対するコミュニケーション能力の前提となる日本語・日本文化及び外国語・外国文化への知識・理解 |
授業の目標・概要等 |
この講義では、主に19世紀以降現代までのアメリカ合衆国の歴史の中で、社会的な意識の形成に視覚表象が果たした役割を検討します。特に、人種的「他者」のイメージがどのように構築されたのか、また、エスニック・マイノリティの人々が視覚表象を通してどのようにアイデンティティを模索してきたのかに注目します。差別の意識やそれを克服するための取り組みが美術作品をはじめとする視覚表象とも不可分であること、しかしそこで作り出された「人種」や「エスニシティ」のイメージは決して単一でも固定されたものでもなく、人々の実践を通して今日もなお再構築され続けていることに目を向けたいと思います。
(到達目標) ・美術作品をはじめとする視覚表象がアメリカ近現代社会で担ってきた役割を理解すること。 ・視覚表象を社会的な文脈に照らして分析する方法を学び、自ら実践できるようになること。 |
授業計画 |
第1回:イントロダクション 第2回:「人種」・「エスニシティ」概念の形成と文化 第3回:西洋近現代美術史と「他者」 第4回:南北戦争以前 第5回:南北戦争 第6回:再建期と「ジム・クロウ法」 第7回:北部への「大移動」とハーレム・ルネサンス 第8回:大恐慌と連邦美術計画 第9回:映像作品に見る「他者」イメージ①:ステレオタイプの構築 第10回: 映像作品に見る「他者」イメージ②:アイデンティティの葛藤 第11回:反リンチ運動と芸術家たち 第12回:エスニック・マイノリティの芸術家と「他者」文化への眼差し 第13回:第二次世界大戦から公民権運動へ 第14回:公民権運動以降 第15回:まとめ
定期試験は行いません。学期末にレポート課題を予定しています。 |
教科書・参考書等 |
教科書は特に定めません。参考図書や資料は講義ごとに提示します。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
パワーポイントで視覚資料を提示します。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
関心のあるテーマについては参考文献に目を通し、必要に応じてさらに関連文献を探すことを推奨します。 |
履修上の注意 受講条件等 |
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成績評価の基準等 |
学期末レポートと取組態度で総合的に評価します。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
ご自身で身の回りにある視覚表象に注目し、疑問を持ち、主体的かつ批判的に考えるきっかけとなれば嬉しいです。アメリカ史や美術史の予備知識がなくても理解できるよう工夫します。質問やフィードバックは常に歓迎します。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |