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年度 2024年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード ASA08101 科目区分 専門教育科目
授業科目名 地域文化研究特論C
授業科目名
(フリガナ)
チイキブンカケンキュウトクロンC
英文授業科目名 Special Topics in Area Studies C
担当教員名 東風谷 太一
担当教員名
(フリガナ)
コチヤ タイチ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   前期   集中
曜日・時限・講義室 (集) 集中
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心、ディスカッション 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 07 : 史学
対象学生 学部二年生以上
授業のキーワード ドイツ語圏、近代史、モラル・エコノミー、日常史、ビール、飲酒文化 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
総合科学プログラム
(知識・理解)
・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解
・異文化・異領域の人々に対するコミュニケーション能力の前提となる日本語・日本文化及び外国語・外国文化への知識・理解
(能力・技能)
・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能 
授業の目標・概要等 (目標) 本講義では20世紀後半の西洋社会史研究の課題と成果、学術概念について知り、それらが現在の歴史研究にいかに引き継がれているのか、いないのかを背景と共に理解します。これをふまえて、自らの興味・関心を学問的方法に即して発展させる糸口をつかむことが目標です。 (概要) 本講義では理論(前半)から事例研究(後半)に進みます。前半では社会史研究の多様な成果を時代背景とともに体系的に理解し、特にその重要な成果である「モラル・エコノミー」について、現代歴史学の視点から捉え返します。後半では近代ドイツ語圏のビールをめぐる事例を中心に、民衆運動・社会運動史研究の可能性について考察します。 
授業計画 第1回 オリエンテーション:社会史とは何か
第2回 社会史の課題と成果①(アナール学派)
第3回 社会史の課題と成果②(イギリスのニューレフトとアメリカの文化史)
第4回 社会史の課題と成果③(ドイツの社会構造史と日常史)
第5回 民衆運動・社会運動史研究の展開
第6回 E・P・トムスンとモラル・エコノミー
第7回 ドイツ史とモラル・エコノミー論(『パンと民衆』を中心に)
第8回 事例研究① ビール騒擾の発生と展開
第9回 事例研究② 醸造所は誰のもの?
第10回 事例研究③ モンジュラの醸造所
第11回 事例研究④ 騒擾からボイコットへ
第12回 事例研究⑤ ラガービールの普及と醸造業の発展
第13回 事例研究⑥ 社会衛生学・禁酒運動・社会主義運動とビール
第14回 事例研究⑦ ビールボイコットの社会的インパクト
第15回 振り返り:「モラル」という視点の可能性

期末試験は行わず、レポートを提出してもらいます。レポートのテーマと期日については講義内で指示します。 
教科書・参考書等 (参考書) G・D・スミス『ビールの歴史』大間知知子訳、原書房、2014年 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 PC必携(ディスカッションに使用します) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
事例研究に入るまでになるべく参考書を読んでください。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 議論への参加とレポートで総合的に判断する。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ ノートパソコンを持参してください。
参考書は一冊、西図書館に入っています。また、定価2200円で購入できます。経済的な事情などで入手が難しい場合は、世話教員の春日(akasuga@hiroshima-u.ac.jp)まで連絡をください。貸すことを検討します。 
その他 授業は8月4日~8月7日に実施されます。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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