年度 |
2024年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
講義コード |
ANN23001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
第四紀環境学 |
授業科目名 (フリガナ) |
ダイヨンキカンキョウガク |
英文授業科目名 |
Quarternary Environment Science |
担当教員名 |
小野寺 真一 |
担当教員名 (フリガナ) |
オノデラ シンイチ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 木1-4:総K205 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、板書多用、ディスカッション、作業 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
03
:
自然環境 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
環境問題、過去200万年、現在、将来100年、物質輸送 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 環境変動は、他の様々な自然環境現象や原理の総合的な結果であり、その意味で、自然環境の総合科学といえよう。本講義を理解していくことは、自然環境に対して、広い視野で理解を深めることになるであろう。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解 ・個別学問体系の密接な相互関係とその重要性を認識するうえでの必要な知識・理解 (能力・技能) ・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能 |
授業の目標・概要等 |
「現在は過去を解き明かす鍵である」という地質学の原典の考え方は、「過去は未来の鍵」という環境科学の考え方の一つとして受け継がれている。すなわち、最近200万年間の第四紀環境変動は、将来の地球環境の行く末を暗示している。本講義では、第四紀における環境変化の多様性とその指標及び因果関係を示し、人間活動の影響を考慮した将来の環境について考えることを目的とする。 |
授業計画 |
第1回 Ⅰはじめに-過去の復元から将来予測へ 第2回 Ⅱ「第四紀概論-時間軸-」 1)環境変動と同位体法 第3回 2)地殻変動と日本列島の形成 第4回 3)気候変動と地球環境変動 第5回 4)海面変動と陸域環境変動 第6回 Ⅲ「第四紀概論-プロセス軸-」1)流域土砂収支(小テスト1) 第7回 2)地形プロセス1-風化、溶出 第8回 3)地形プロセス2-侵食、堆積 第9回 4)水文プロセス1-降雨、浸透、流出 第10回 5)水文プロセス2-地下水流動 第11回 Ⅳ「応用第四紀環境学」1)海岸線変遷 (小テスト2) 第12回 2)土砂災害変遷-周期性、危険度分布 第13回 3)水環境変動1:地下水汚染、河川汚濁 第14回 4)水環境変動2:海洋汚染、富栄養化 第15回 Ⅴまとめ
期末試験 |
教科書・参考書等 |
講義形式(講義中心:板書多用、プリント配布) 使用する視聴覚教材の種類(パワーポイント等) 参考書;「水文地形学」恩田ほか編、古今書院 「地球環境化学入門」渡辺正訳、Springer 等 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1週-第10週:復習を中心に。また、参考書などを読むことによって、さらに理解を深める。 第11週-第15週:より解析を重視する。講義の題材を参考にして考察する。 |
履修上の注意 受講条件等 |
なし |
成績評価の基準等 |
下記の4点で評価する。 1)観察点30点:毎回のテーマに基づき、様々な図表等を観察し,その結果を提出する。 2)小テスト2回分25点:基礎事項の確認 3)レポート課題15点:日帰り野外実習(水環境問題)の内容を解析し、まとめる。 4)期末試験(応用問題)30点 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
地球表層環境の変動はまさに複雑系で、これまで多くの謎が解き明かされてきました。それを擬似体験することはとても有意義です。擬似体験の中で心身ともに成長しましょう。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |