年度 |
2024年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
講義コード |
ANN04001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
根圏の科学 |
授業科目名 (フリガナ) |
コンケンノカガク |
英文授業科目名 |
Rhizosphere Science |
担当教員名 |
和崎 淳 |
担当教員名 (フリガナ) |
ワサキ ジュン |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 水1-4:総K109 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、板書多用、映写資料多用 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
26
:
生物・生命科学 |
学問分野(分科) |
01
:
農学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
根圏、植物、微生物、相互作用、生態系、環境、食料生産、SDG_02、SDG_15 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | この授業を通して、見えないけれども多様な生物で構成される根圏と呼ばれる環境を、生理学的、生化学的、生態学的な視点で捉え、科学的に理解することを目的とする。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解 ・個別学問体系の密接な相互関係とその重要性を認識するうえでの必要な知識・理解 (能力・技能) ・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能 |
授業の目標・概要等 |
植物は根から水や養分を吸収して生育する。根の周りの領域では、養分を巡って植物と土壌微生物の間で相互作用が存在する特殊な環境となっており、「根圏」と呼ばれている。この授業では、植物の養分吸収のメカニズム、土壌に棲息する微生物とその生態、そして養分を巡る植物-微生物間相互作用について概説する。 |
授業計画 |
第1回 ガイダンス 根圏とは 第2回 土壌という生育環境について 第3回 植物細胞への物質の吸収 第4回 土壌の構造 第5回 土壌に生息する生物 第6回 炭素の循環 第7回 窒素の循環 第8回 リンの循環 第9回 植物の養分吸収のしくみ 第10回 課題学習発表 第11回 植物-微生物間相互作用 第12回 植物の必須元素の役割(多量元素) 第13回 植物の必須元素の役割(微量元素) 第14回 植物にとっての有用元素と有害元素 第15回 まとめ
期末試験を実施します。また、講義の後で毎回簡単なレポートを提出してもらいます。 |
教科書・参考書等 |
教科書:なし プリント:適宜配布予定 参考書:「植物栄養学 第2版」(間藤 徹、馬 建鋒、藤原 徹 編、文永堂出版) 「新 植物栄養・肥料学」(米山 忠克、長谷川 功、関本 均、牧野 周、間藤 徹、河合 成直、森田 明雄 著、朝倉書店) 「土壌生化学」(仁王 以智夫、木村 眞人 他著、朝倉書店)など関連する書籍全般 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料,映像(ビデオ/PC/その他画像資料), moodle |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回 出席してどのような授業を行うのかを聞いて下さい。 第2~15回 授業をしっかり聞いてノートをとって下さい。 わからないところがある場合は、なるべく講義の後やレポートを使って質問をしてください。 |
履修上の注意 受講条件等 |
植物や微生物に関連した講義をあわせて受講すると理解しやすい。 実物を持参したり実演したりする場合があります。 |
成績評価の基準等 |
各講義でのレポートおよび参加態度(50%程度)、期末試験(50%程度) |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
目には見えなくても多様な生物が存在する小さな世界のもつ力が環境や食料生産に及ぼす大きな影響について、生物学の奥深さと研究の面白さと共に学んで欲しい。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |