年度 |
2024年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
講義コード |
ANL15001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
分子発生生物学 |
授業科目名 (フリガナ) |
ブンシハッセイセイブツガク |
英文授業科目名 |
Molecular Developmental Biology |
担当教員名 |
彦坂 暁 |
担当教員名 (フリガナ) |
ヒコサカ アキラ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 2ターム |
曜日・時限・講義室 |
(2T) 水1-4:総K207 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、スライド使用 対面講義を基本としますが、コロナウイルス等の感染状況によっては、オンライン講義に切りかえる可能性もあります。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
26
:
生物・生命科学 |
学問分野(分科) |
03
:
基礎生物学 |
対象学生 |
総合科学部3年生 |
授業のキーワード |
個体発生、後生動物、形態、進化、分子生物学、遺伝子、ゲノム、細胞分化、形態形成 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 生命科学の専門科目である。多細胞動物(後生動物)のからだ作りの基本機構と、その進化を理解する。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解 (能力・技能) ・課題の考察のために必要な理論・方法を特定する能力・技能 (総合的な力) ・柔軟な発想と構想力のもとに、課題を考察するために必要な知識・理解と能力・技能を組合せ、主体的に研究する能力 |
授業の目標・概要等 |
動物の発生の分子基盤について概説する。受精卵がいかにして多様な細胞種と形からなる個体を作るのかについての基本を理解する。また動物の形態進化の基盤に個体発生の進化があることを理解する。 |
授業計画 |
第1回 ガイダンス:発生生物学はどのような学問か 第2回 発生生物学の歴史 第3回 動物の系統進化:形と発生の共通性と多様性 第4回 発生生物学の基礎概念 第5回 発生生物学の研究手法 第6回 脱皮動物の発生(1)ショウジョウバエの発生 第7回 脱皮動物の発生(2)線虫その他の発生 第8回 脊椎動物の発生(1)両生類の発生 第9回 脊椎動物の発生(2)魚類、鳥類、哺乳類の発生 第10回 ウニとホヤの発生 第11回 その他の動物の発生 第12回 発生と進化(1)Evo-Devo:発生はいかに進化するのか 第13回 発生と進化(2)Eco-Evo-Devo:環境・発生・進化 第14回 これからの発生生物学 第15回 まとめと総括
期末試験を行う。記述式、ノート・資料持ち込み可。
各回のトピックスには内容の多寡があるため、上記のスケジュールはあくまでも目安である。15回を通して上記のテーマを論じる。
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教科書・参考書等 |
教科書は特に定めない。講義の前に資料をmoodleにアップロードする。 参考書:『細胞の分子生物学』、『ギルバート 発生生物学』、『ウォルパート 発生生物学』、『生態進化発生学』など。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配付資料(moodle上のpdfファイル),映像(PCによるスライド上映) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
予習の必要はない。授業の前に前回の講義を復習しておく。 |
履修上の注意 受講条件等 |
「基礎細胞生物学」「細胞生物学」を履修しておくことが望ましい。 |
成績評価の基準等 |
毎回簡単な課題を課し、これを授業への参加度として評価する。参加度と期末試験を、およそ20:80の重みづけで成績評価する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
動物の形の多様性、それらの形をつくる個体発生の機構とその多様性、それらの一見多様にみえる発生の基盤にある機構の共通性、について講義します。発生的/進化的な観点を持つことは、生命科学の他の分野の学習・研究にも役立つはずです。 |
その他 |
「臨海実習・同講義」では実際に動物の形態や発生を観察するので、合わせて受講することを推奨します。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |