年度 |
2024年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
講義コード |
AHH04001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
現代思想 |
授業科目名 (フリガナ) |
ゲンダイシソウ |
英文授業科目名 |
Modern Thought |
担当教員名 |
島村 修平 |
担当教員名 (フリガナ) |
シマムラ シュウヘイ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 前期 2ターム |
曜日・時限・講義室 |
(2T) 火5-8:総K110 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
|
講義中心、板書多用、ディスカッション |
単位 |
2.0 |
週時間 |
|
使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
|
学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
01
:
哲学 |
対象学生 |
|
授業のキーワード |
指示、意味、意図、真理条件、翻訳・解釈、推論 |
教職専門科目 |
|
教科専門科目 |
|
プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
---|
到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解 (能力・技能) ・課題の考察のために必要な理論・方法を特定する能力・技能 (総合的な力) ・研究倫理と主体的な知的関心に基づき課題を発見し、解決に向けた方策を立案できる総合的な能力 ・柔軟な発想と構想力のもとに、課題を考察するために必要な知識・理解と能力・技能を組合せ、主体的に研究する能力 |
授業の目標・概要等 |
(1)言語に関する主要な哲学的問題を理解すること。 (2)それらの問題に対する様々な哲学的応答を理解すること。 (3)(1)(2)を通じて、問いを立てそれに答えるという基本的な思考のスキルを身に付けること。 |
授業計画 |
分析哲学(現代英米哲学)における言語哲学の歴史を、主に、創成期、指示の理論、意味の理 論という三つの観点から概観します。
第1回:はじめに 第2回:創成期(1):意味と指示 第3回:創成期(2):確定記述と記述の理論 第4回:創成期(3):記述の理論への批判 第5回:指示の理論(1):固有名の記述説とその問題点 第6回:指示の理論(2):直接指示と指示の因果‐歴史説 第7回:中間試験と解説 第8回:指示と意味:内容外在主義 第9回:意味の理論(1):伝統的な意味の理論 第10回:意味の理論(2):心理説(グライスのプログラム) 第11回:意味の理論(3):検証説 第12回:意味の理論(4):真理と解釈①(デイヴィドソンのプログラム) 第13回:意味の理論(5):真理と解釈② 第14回:意味の理論(6):使用説と推論主義 第15回:期末試験と解説 |
教科書・参考書等 |
W.G.ライカン『言語哲学 入門から中級まで』(勁草書房、2005年) |
授業で使用する メディア・機器等 |
|
【詳細情報】 |
|
授業で取り入れる 学習手法 |
|
予習・復習への アドバイス |
基本的には講義形式ですが、大事な点に関しては理解を深めるため、受講者間でのディスカッションの機会を設けます。事前に教科書の関連する章に目を通し、事後には配布資料を使って要点を復習するようにしてください。 |
履修上の注意 受講条件等 |
なし |
成績評価の基準等 |
成績評価の基準等 ○授業への貢献 [10%] 授業の始めに「出席&質問カード」を配るので、授業後に提出してください。 ○中間試験 [30%] 授業の中で取り扱った重要なキーワード(哲学的問いや概念)をいくつか出題し、それらに対する基本的な説明を求める論述形式の試験を行います。 ※やむをえず試験に出席できない者には、救済措置としてレポートを課します。ただし、公平を期すため、レポート課題の難易度は試験問題よりも高く設定し、また通常の八掛け(つまり、満点は24%)で成績を計算します。 ○期末試験 [60%] 同上。 |
実務経験 |
|
実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
|
メッセージ |
言語哲学は分析哲学(現代英米哲学)が生まれるきっかけとなった分野であり、そこには明晰さと緻密な論証を重んじる哲学的(論理的)思考のエッセンスが詰まっています。それだけに、個々の議論をきちんと理解するためにはそれなりの労力必要ですが、それらは決して深淵で理解を拒むようなものではありません。言語哲学の基本的問題に取り組むことを通じて、ぜひ物事を厳密に考えることの楽しさを体験してください。 |
その他 |
|
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |