年度 |
2024年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
講義コード |
AGA08001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
開発経済分析論 |
授業科目名 (フリガナ) |
カイハツケイザイブンセキロン |
英文授業科目名 |
Analysis for Economic Development |
担当教員名 |
市橋 勝 |
担当教員名 (フリガナ) |
イチハシ マサル |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 木5-8:総J206 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、板書多用、ディスカッション、学生の発表 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
03
:
経済学 |
対象学生 |
総合科学部生、経済学部生、他学部生 |
授業のキーワード |
経済発展、開発経済、貧困削減、産業連関分析、計量経済学 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解 (能力・技能) ・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能 (総合的な力) ・柔軟な発想と構想力のもとに、課題を考察するために必要な知識・理解と能力・技能を組合せ、主体的に研究する能力 |
授業の目標・概要等 |
数量的な経済分析を行うための基本的枠組みを学ぶ。 具体的には、産業連関表と計量経済学分析の基礎などが中心となる。 身近な社会データに始まり、SNA、財務データなどの経済データ、それを利用した分析方法の基礎的理解を目指す。 |
授業計画 |
(1)ガイダンス:受講に当たっての注意事項と講義の計画 (2)経済データの特徴(様々な経済データ) (3)産業連関表の枠組みについて (4)投入係数表と線形代数の基礎 (5)逆行列計算と経済波及効果について (6)輸入内生化モデルとIOの応用 (7)確率・統計の基礎概念(平均と分散) (8)因果関係と相関関係の区別について (9)相関係数とその応用 (10)最小自乗法 (11)多重回帰分析 (12) 検定統計量の意味について (13)様々な経済学における関数の推定と解釈 (14)因果推論とランダム化実験(RCT) (15)分析の応用例(DID,PSM,RDD,IV)
定期試験を行う予定。また、必要に応じてレポートを課すが、内容については授業中に指示する。 |
教科書・参考書等 |
基本テキストは、宮沢健一『産業連関分析入門』日本経済新聞社、田中隆一『計量経済学の第一歩』有斐閣。 参考書としては、市橋 勝『日本経済の構造変化と長期推移の経済分析』広島大学出版会、土居英二・浅利一郎・中野親徳『はじめよう 地域産業連関分析(改訂版) 』日本評論社、中室牧子・津川友介『「原因と結果」の経済学』ダイヤモンド社、今井耕作『社会科学のためのデータ分析入門』岩波書店、山本拓『計量経済学』新世社など、初学者向けに優れたテキストが多数ある。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
パソコン必携。必要に応じてパソコン、テキスト、配付資料を使用する。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
(1)経済学の分野にはどのような領域が存在するのか調べよ。 (2)経済データにはどのような種類のものが存在するか調べよ。 (3)産業連関表とは何か。その見方について調べよ。 (4)線形代数の基本演算について復習せよ。 (5)レオンチェフ逆行列とは何か。その経済学的含意について考察せよ。 (6)IO分析では輸入を特別扱いする理由について考察せよ。 (7)数理統計学における平均、分散、標本平均、標本分散などの基礎概念について復習せよ。 (8) 因果関係と相関関係の区別はなぜ重要なのか、理由を述べよ。 (9)相関係数とは何か。その意義と限界点を考察せよ。 (10)最小自乗法とは何か。係数の推定値の統計的性質を考察せよ。 (11)計量マクロモデルの具体例について調べよ。 (12)計量モデルにおける検定等計量について調べよ。 (13)消費関数理論、投資関数理論について調べよ。 (14)ランダム化実験についてどのような研究例があるか調べよ。 (15)因果推論の様々な方法について調べよ。 |
履修上の注意 受講条件等 |
この授業の履修を希望する者は、他に開講している教養授業「社会経済統計論」も併せて履修することを強く勧める。 経済学や統計学の基礎知識を前提としている。 パソコンを使用した計算を行なう。 |
成績評価の基準等 |
試験による判定。必要に応じて、レポートを課す場合もある。レポートを課す場合、試験70%、レポート30%で評価する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |