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年度 2023年度 開講部局 人間社会科学研究科博士課程前期人文社会科学専攻人間総合科学プログラム
講義コード WMJ60401 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 科学・技術・社会論
授業科目名
(フリガナ)
カガクギジュツシャカイロン
英文授業科目名 Science, Technology and Society
担当教員名 中尾 麻伊香,中澤 聡
担当教員名
(フリガナ)
ナカオ マイカ,ナカザワ サトシ
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 火1-4:総A704
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
演習中心、ディスカッション、学生の発表 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 5 : 大学院基礎的レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 08 : 科学史・技術史
対象学生
授業のキーワード 再現性、実験、客観性、知識、無知、アグノトロジー 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
本授業の基本視角となる科学史は、文理融合、ないし文理の境界に位置する分野である。この意味で、本授業科目は、総合性・学際性を掲げる「人間総合科学プログラム」の理念を体現するものである。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 科学知識はしばしば真実であり、客観的なものであると考えられているが、それはどのような理由によるのだろうか。この授業では、「知識」と「再現性」をテーマに、科学史・科学哲学・科学社会学の関連するテキストを読解しながら、科学とは、知識とは、そして信じるとは、ということを考えていく。科学的営みを思想的に理解することを目標とする。 
授業計画 第1回: イントロダクション
第2回: 科学と客観性
第3回: 再現性の危機とは
第4回: 「必然的に真なる知識」としての科学
第5回: 天文現象の再現性
第6回: 機械と再現性
第7回: 「有用な知識」と実験科学
第8回: 再現・複製とその困難
第9回: 作られる知識
第10回: 知識と場所
第11回: 知識の拡散
第12回: 作られる無知
第13回: アグノトロジー1
第14回: アグノトロジー2
第15回: まとめ 
教科書・参考書等 教科書・参考書: ロレイン・ダストン、ピーター・ギャリソン『客観性』(名古屋大学出版会、2021年)、スティーヴン・シェイピン、サイモン・シャッファー『リヴァイアサンと空気ポンプ』(名古屋大学出版会、2016年)、ブリュノ・ラトゥール、スティーヴ・ウールガー『ラボラトリー・ライフ』(ナカニシヤ出版、2021年)、Robert N Proctor, Londa Schiebinger eds, Agnotology: The Making and Unmaking of Ignorance (Stanford University Press, 2008) ほか、Science, Nature, 現代思想の特集号などから選ぶ。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
各回において指示する。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 出席状況、発表の頻度と内容、ディスカッションに取り組む姿勢などを総合的に勘案して評価する。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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