広島大学シラバス

シラバスTOPへ
English
年度 2023年度 開講部局 生物生産学部
講義コード L5008004 科目区分 専門教育科目
授業科目名 分子農学生命科学実験III
授業科目名
(フリガナ)
ブンシノウガクセイメイカガクジッケンIII
英文授業科目名 Laboratory Work in Molecular Agro-life ScienceIII
担当教員名 船戸 耕一,松崎 芽衣,池田 敦子,堀内 浩幸
担当教員名
(フリガナ)
フナト コウイチ,マツザキ メイ,イケダ アツコ,ホリウチ ヒロユキ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   集中
曜日・時限・講義室 (集) 集中
授業の方法 実験 授業の方法
【詳細情報】
 
実験 
単位 1.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 26 : 生物・生命科学
学問分野(分科) 01 : 農学
対象学生 必修:分子農学生命科学専攻プログラム
授業のキーワード 細胞工学、細胞培養、トランスフェクション、遠心、細胞分画、顕微鏡観察、細胞およびオルガネラ染色方法 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
【実験・実験中討論・レポート】により、「知的能力・技能」を効果的に獲得する。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
分子農学生命科学プログラム
(能力・技能)
・生体分子・細胞・生物個体,個体群に関する研究領域における知的能力・技能 
授業の目標・概要等 細胞を解析するための実験の基礎を学ぶ。 
授業計画 第1回 第1回 細胞(酵母)工学実験のガイダンス、細胞培養
   ・実験の概要とスケジュール
   ・培地の調整
   ・オートクレーブの基本操作
   ・植菌
第2回 細胞(酵母)への遺伝子導入
   ・遠心による細胞の回収
   ・コンピテントセルの作製
   ・PCR増幅産物の導入(ノックアウト株の作製)
   ・プラスミドDNAの導入(蛍光タンパク質との融合タンパク質の局在    観察)
第3回 目的遺伝子のノックアウト株の確認のためのコロニーPCR
   ・PCR反応
   ・電気泳動用ゲルの作製
第4回 ノックアウト株の取得とGFP融合タンパク質の局在観察
   ・電気泳動によるノックアウト株の確認
   ・蛍光顕微鏡による局在観察(小胞体・ゴルジ体/GFP vs 液胞       /mCherry)
第5回 動物細胞扱うために必要な試薬・機器の理解
   ・緩衝液の調整方法
   ・遠心機の使い方
   ・クリーンベンチと安全キャビネット
第6回 血液から細胞を分離する
   ・密度勾配遠心による赤血球・白血球・血漿の分離
   ・細胞数の計測
   ・ギムザ染色
第7回 培養細胞を免疫染色する
   ・細胞骨格を多重免疫染色する
   ・細胞骨格の局在からその機能を推察する
第8回 動物組織を観察する
   ・生殖巣のビメンチン陽性細胞と生殖細胞の分布を観察する 
教科書・参考書等 テキスト:テキストを配布する。
教科書:特に指定しない。
参考書:
★無敵のバイオテクニカルシリーズ:PCR実験ノート(谷口武利、羊土社)
★無敵のバイオテクニカルシリーズ:顕微鏡の使い方ノート(野島博、羊土社)
★バイオ実験イラストレイテッド1分子生物学実験の基礎(細胞工学別冊,秀潤社)
★バイオ実験イラストレイテッド7使おう酵母 できるTwo Hybrid(水野貴之、秀潤社)
★バイオ実験イラストレイテッド6すくすく育て細胞培養(細胞工学別冊,秀潤社)
★免疫染色実験ガイド(funakoshi,非売品,www. Funakoshi.co.jp) 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 遠心機、オートクレーブ、蛍光顕微鏡、倒立顕微鏡など。 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第1-7回 実習後
 実験内容の確認と復習。配布資料に基づく次回の実験内容の予習。

第8回 実習後
 実験内容の総確認と総復習。討論した内容を、各自でさらに考察する。レポートを作成すること。提出の遅れは評価の対象となるので注意すること。 
履修上の注意
受講条件等
特になし 
成績評価の基準等 授業成績の50%は実験中の態度および技能で評価し、残りの50%をレポートで評価する。提出の遅れは評価の対象とする。また実験を無断欠席していない受講生を対象に評価する。
「知的能力・技能」は、実験中の態度と技能、討論やレポートで評価する。
 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 遺伝子工学の基礎的な知識が身についていることが望ましい。実習中の活発な討論を期待する。なおグループで実験を行うことから、最低限の社会的ルール(協調性など)を身につけていることが必要である。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
シラバスTOPへ