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年度 2023年度 開講部局 生物生産学部
講義コード L2021006 科目区分 専門教育科目
授業科目名 水圏環境学II
授業科目名
(フリガナ)
スイケンカンキョウガクII
英文授業科目名 Hydrospheric Environmental ScienceII
担当教員名 LIAO LAWRENCE MANZANO,冨山 毅,河合 幸一郎
担当教員名
(フリガナ)
リアオ ローレンス マンザーノ,トミヤマ タケシ,カワイ コウイチロウ
開講キャンパス   開設期 3年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 火1-4:生C314(旧)
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
対面を基本とするが、状況によりオンデマンド型で実施 
単位 2.0 週時間   使用言語 E : 英語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 26 : 生物・生命科学
学問分野(分科) 03 : 基礎生物学
対象学生 水圏統合科学選択必修
授業のキーワード 人為的影響(anthropogenic impacts), 環境問題(environmental issues), 海洋の生物群集と生態系(marine communities and ecosystems), SDG_14 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
水圏統合科学プログラム(知識と理解)
・水圏のさまざまな生物の形態学的、生態学的、生理学的、病理学的、生化学的、および遺伝的特徴を包括的に理解すること。
・漁業資源の管理と拡大に必要な生理学的、病理学的、生化学的、遺伝的システムを理解すること。
・水圏生物の形態と生態および水圏環境との関係について理解すること。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
水圏統合科学プログラム
(知識・理解)
・水圏におけるさまざまな生物の形態学,生態学,生理学,病理学,生化学,遺伝学的特性を総体的に理解する。
・水産資源の管理・増殖のために必要な生理学,病理学,生化学,遺伝学的仕組みを理解する。
・水産生物の形態・生態と水圏環境との関わりの理解 
授業の目標・概要等 ・さまざまな海洋の生物群集と生態系を知る
・海洋の生物群集と生態系の構造と機能を理解する
・人間の活動がさまざまな海洋の生物群集や生態系に与える影響を理解する 
授業計画 第1回 水中での生命の本質(The nature of life in an aquatic medium)
第2回 さまざまな海洋の生物群集と生態系の調査(Survey of different marine communities and ecosystems)
第3回 潮間帯の生物群集の動態(Dynamics of intertidal communities)
第4回 海洋酸性化と海洋汚染が海洋の生物群集に及ぼす影響(Impacts of ocean acidification and pollution on marine communities)
第5回 大陸棚と深場の生物群集(Continental shelf and mesophotic communities)
第6回 海洋の温暖化と海中林への影響(Ocean warming and its impact on marine forests)
第7回 変わりゆく世界の中でのサンゴ礁(Coral reefs in our changing) world
第8回 世界のサンゴ礁におけるサンゴの白化と位相変化(Coral bleaching and phase shifts in the world's reefs)
第9回 プランクトン群集とその生態学的側面(Planktonic communities and some aspects of their ecology)
第10回 有害藻類ブルーム、微生物環、エルニーニョ・南方振動[ENSO](Harmful algal blooms, microbial loop and ENSO)
第11回 深海の生物群集、熱水噴出孔と冷水浸透(Deep-sea communities, hydrothermal vents and cool seeps)
第12回 海底資源の開発とその影響(Exploitation of sea-bed resources and its impacts)
第13回 海草群集と炭素隔離(Seagrass communities and carbon sequestration)
第14回 河口域生態系と人間への影響(Estuarine ecosystems and human impacts)
第15回 海洋外来生物の生態学(Marine invasive species ecology)

最終試験は、理解と知識を評価するため、記述式の問題で行います。文献課題として、特定の話題についての文献調査を課すこともあります。

講義への出席とメモ取り、質問、積極的な参加は、学生が良い学習体験をするのに役立ちます。英語での講義は、より深い理解を促すために、簡単な語彙と実例を使用して行われます。インターネットを利用した文献検索が必要になります。 
教科書・参考書等 Castro, P. and Huber, M.E. 2010. Marine Biology, 8th ed. McGraw-Hill, New York.
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 必要に応じてチュートリアルを利用できるようにします 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
生物学と一般生態学の基礎知識、インターネット、大学図書館、講師との建設的なコミュニケーションなど、さまざまな情報を活用すること。 
履修上の注意
受講条件等
少なくとも80%のクラスへの出席、積極的な参加、文献課題の提出、および最終試験への合格が単位認定の条件です。 
成績評価の基準等 出席10%, 参加態度20%, 文献課題20%, 最終試験50% 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
中級レベルの英語でのリスニング、リーディング、ライティングの経験があります。学生は、論文研究の準備に役立つ文献検索を学び、経験を積むことができます。 
メッセージ このクラスでは、学生にさまざまな種類の海洋生物群集と生態系、およびそれらが人間の活動によってどのように影響を受けているかを紹介します。海洋環境問題のいくつかの現在の問題と改善策が議論されます。 
その他 このクラスは、より高いレベルの海洋生物学コースの理想的な準備であり、日本または海外で大学院の研究を追求することを計画している学生にとって良い準備になります。講義はやさしい英語で行われます。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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