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年度 2023年度 開講部局 工学部
講義コード K5313012 科目区分 専門教育科目
授業科目名 計測工学
授業科目名
(フリガナ)
ケイソクコウガク
英文授業科目名 Instrumentation Engineering
担当教員名 新宅 英司
担当教員名
(フリガナ)
シンタク エイジ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   4ターム
曜日・時限・講義室 (4T) 月5-8:工115
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義:板書多用 
単位 2.0 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 10 : 総合工学
対象学生 第一類 輸送システムプログラム 2年生
授業のキーワード 単位,誤差,精度,信号処理 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
本科目はプログラムの専門科目であり,システム分野の専門知識と応用力を養う科目である.以下の科目に関連する.
この科目に先立つ基礎科目:物理学実験法・同実験I, II,確率・統計
この科目が役立つ応用科目:輸送システム工学実験・解析法,電気・電子工学,リモートセンシング 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
輸送システムプログラム
(知識・理解)
・システム分野
輸送機器及び環境共生に関わるシステム・情報・輸送システム分野の専門知識
(能力・技能)
・システム分野
輸送機器及び環境共生に関わるシステム・情報・輸送システム分野の専門知識を問題解決に応用できる能力
 
授業の目標・概要等  物理量等を計測することは工学の基礎的手法として重要である。本講義では計測を行うために必要な装置と計測原理,使用方法,および,計測して得られる情報・データの統計的な処理について解説する。また,船舶,自動車,航空機などの輸送機器,環境機器における計測の利用例,役割について解説する。
1.単位,標準の意義を理解し,適切な単位,次元を選択することができる。
2.計測装置,計測原理・方法について理解し,対象とする現象に適した計測方法を選択することができる。
3.不確かさと精度について理解し,説明することができる。さらに,最小二乗法等を用いて計測データを統計的に処理することができる。
4.信号処理について理解し,説明することができる。また,計測データを適切な信号変換を選択して信号処理することができる。
 
授業計画 第1回 概論,単位
第2回 計測による不確かさと精度
第3回 間接測定:不確かさの伝播
第4回 測定データの統計的処理(1): 有効数字,平均
第5回 測定データの統計的処理(2): 最小二乗法
第6回 測定データの統計的処理(3): 最小二乗法の演習
第7回 測定データの統計的処理(4): 回帰分析
第8回 中間試験
第9回 計測システムの基本構成と信号変換
第10回 信号処理(1): フーリエ級数
第11回 信号処理(2): フーリエ変換
第12回 信号処理(3): フーリエ変換の演習
第13回 信号処理(4): アナログ信号処理,フィルター
第14回 信号処理(5): デジタル信号処理
第15回 信号処理(6): 時系列信号の処理,信号処理の演習

第16回 期末試験 
教科書・参考書等 教科書: 指定なし.必要に応じて資料を配布する。
参考書: 西原主計他著「計測システム工学の基礎第3版」森北出版
     前田良昭他著「計測工学」コロナ社 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 レポート課題やmoodleでの演習問題の実施に必携PCを使用する。 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
授業進行に応じて,演習問題をレポートとして課す.
各回の授業内容を復習すること. 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 授業で行う演習問題の解答,宿題・レポート,中間試験,期末試験の成績を総合的に評価する(100点満点)。内訳は,演習・レポート(30点),中間試験(30点),期末試験(40点)であり,合計60点以上を合格とする。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 出席回数が2/3に満たない学生は成績評価において欠席と判断する。
また,遅刻状況によっては出席扱いとならない場合もあり得る。
また,授業期間中にはオフィスアワーを設定するので,質問などがある場合には積極的に利用すること。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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