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年度 2023年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード ASA33101 科目区分 専門教育科目
授業科目名 地域を科学する
授業科目名
(フリガナ)
チイキヲカガクスル
英文授業科目名 Area Studies
担当教員名 福田 恵,丸田 孝志,荒見 泰史,佐々木 宏,中村 江里,淺野 敏久,長田 浩彰,匹田 篤,FUNCK,CAROLIN・ELISABETH HANNA,柳瀬 善治,水羽 信男,渡邊 誠,内山 尚子
担当教員名
(フリガナ)
フクダ サトシ,マルタ タカシ,アラミ ヒロシ,ササキ ヒロシ,ナカムラ エリ,アサノ トシヒサ,ナガタ ヒロアキ,ヒキタ アツシ,フンク カロリン エリーザベト ハンナ,ヤナセ ヨシハル,ミズハ ノブオ,ワタナベ マコト,ウチヤマ ナオコ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 月9-10,金9-10:総K205
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心、原則は対面で実施する。対面で出席できない学生は、その回の担当教員に事前に理由を連絡したうえで、教員の指示に従って受講する 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 13 : 地域研究
対象学生
授業のキーワード 地域研究、文化人類学、歴史学、文学、地理学、社会学 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
総合科学プログラム
(知識・理解)
・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解
・異文化・異領域の人々に対するコミュニケーション能力の前提となる日本語・日本文化及び外国語・外国文化への知識・理解
(能力・技能)
・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能 
授業の目標・概要等 国民国家が揺らぎはじめた20世紀末以来、新たな枠組みが模索されています。この枠組みをここでは「地域」と呼んでおきます。本講義では、国家を相対化する「地域」という存在を主題にして、13人の教員が日本、アジア、ヨーロッパ、アメリカなどの具体的事例を提示します。それぞれのテーマを学問的方法をつかって分析することによって、世界諸地域について、複数の学問領域を学び、理解力と洞察力を身につけます。 
授業計画 第1回 4月10日(月)オリエンテーション(福田ほか)
第2回 4月14日(金)伝承から地域の歴史を考える(渡邊)
第3回 4月17日(月)近現代日本にみる山村社会の仕組みと森林資源の利用(福田)
第4回 4月21日(金)非日常的な空間としての地域—ドイツと日本の観光地理学(フンク)
第5回 4月24日(月)アジア近代史のなかの広島(水羽)
第6回 4月28日(金)近代日本における精神医療と地域(中村)
第7回 5月8日(月)アートを読む:視覚表象から考えるアメリカ社会(内山)
第8回 5月12日(金)開国と文化の接点・古い地図から読み解く広島のおいたち(匹田)
第9回 5月15日(月)ヨーロッパ近現代の人口変動と生態学的な帝国主義(長田)
第10回 5月19日(金)インドの高等教育の今-「教育の福音」論のひずみ(佐々木)
第11回 5月22日(月)地域から環境運動を見る/環境運動から地域を見る(淺野)
第12回 5月26日(金)日本と中国の外来語(荒見)
第13回 5月29日(月)歴史にみる中国の社会構造と公私観念(丸田)
第14回 6月2日(金)日本近代文学における異文化交流—アジアを中心に(柳瀬)  
第15回 6月5日(月)まとめ(福田ほか)

期末試験を行いません。代わりに期末レポートと、毎時間の小テストで成績を決めます。
 
教科書・参考書等 担当教員が随時資料を配付します。 レポート作成のための参考文献も載っています。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料、音声教材、映像(ビデオ/PC/その他画像資料)担当教員が随時指示します。 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第1回 授業の全体像を理解して,学習のポイントを把握しよう。
第2回 自分の出身地の伝承や歴史を調べてみよう。
第3回 日本の山村社会がどのような社会的仕組みを保持してきたのか、またどのような森林利用を行ってきたのかについて、調べてみて下さい。
第4回 インターネットで,最新版の観光白書を探し,日本における観光の現状について調べよう。
第5回「軍都廣嶋」と「平和都市ヒロシマ」という言葉のイメージ・意味を自分なりに理解しておいてください。
第6回 レジュメや参考文献を読んで理解を深めよう。また、国会図書館デジタル
コレクションや新聞記事データベースで関連資料を探してみよう。
第7回 関心に応じて参考文献に目を通し、また、美術作品を自分自身で「読んで」みてください(多くの施設がコレクションをオンラインでも公開しています)。
第8回 山陽鉄道の広島開通(明治27年)から終戦(昭和45年)までの広島での出来事について、調べておくこと。
第9回 配布プリントをよく読んでください。
第10回 講義で示す「地域研究の困難さと面白さ」をふまえて、自分が関心を持つ地域を知るための具体的一歩を踏み出してみよう。
第11回 インターネットなどで国内外の自然保護や環境保全運動について調べて,それがどのような地域性を反映しているのか,また,逆に運動が生じていることが地域にどのような影響を与えているかを考えてみてください。
第12回 授業用資料をよく読んで、興味をもてることばを探してみましょう。
第13回 マスコミの中国社会についての報道を注意して視聴しておいてください。
第14回 近代日本文学史について概略を見ておくこと。配布プリントの参考文献をいくつか読んでください
第15回 自分なりに講義をひとつのまとまりとして捉え直してください。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 期末試験は行いません。代わりに、毎回小テストを行います。授業開始15分以内に入室しない場合には(オンデマンドの場合は視聴期限内)、特別な理由のない限り、小テストを受けられません。さらに授業で各教員が提示た課題にそって、レポートを1編(2,000文字以上)を提出してもらいます。レポート5割、小テストで割の割合で成績をつけます。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 成績評価の欄で「授業開始15分以内」と書いたのは、そこまでは遅れてもかまわない、という意味ではありません。遅刻は厳禁です。真剣に授業に取り組む姿勢を学生に求めます。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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