広島大学シラバス

シラバスTOPへ
English
年度 2023年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード ASA13001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 近代日本文化研究
授業科目名
(フリガナ)
キンダイニホンブンカケンキュウ
英文授業科目名 Modern Japanese Culture and Literature
担当教員名 柳瀬 善治
担当教員名
(フリガナ)
ヤナセ ヨシハル
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   4ターム
曜日・時限・講義室 (4T) 木1-4:総K110
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
この授業はライブ形式によるオンラインで開講し、その後録画した内容をオンデマンドでストリーム配信する予定である。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 05 : 文学
対象学生
授業のキーワード 日本の文学 戦後社会 三島由紀夫 メディア 核戦争 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
近代日本の文学・文化について講義することで,広域アジアについての知識・理解を深める。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
総合科学プログラム
(知識・理解)
・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解
・異文化・異領域の人々に対するコミュニケーション能力の前提となる日本語・日本文化及び外国語・外国文化への知識・理解
(能力・技能)
・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能
(総合的な力)
・柔軟な発想と構想力のもとに、課題を考察するために必要な知識・理解と能力・技能を組合せ、主体的に研究する能力 
授業の目標・概要等 日本近代文学の文学史を追いながら、歴史的社会的背景と関連づけて考える。それにより日本近代文学を研究する基本的な知識と手法を修得する。本講義では三島由紀夫の諸作品とそれを取り巻く時代背景、研究状況を探りながら、戦後文学と戦後文化が現在に与えている影響について考える。 
授業計画 第1・2回 ガイダンス&三島研究状況の概説 キーワード すべて
第3回 三島の生い立ちと戦後史 キーワード 戦後史
第4回 初期作品から『仮面の告白』まで キーワード 記憶

第5回 1954年前後の世界観の変容 キーワード 核実験
第6回 三島作品と社会との対応 キーワード プライバシー

第7回 『美しい星』―SFと原爆観 キーワード SF
第8回 三島戯曲の周辺 キーワード 戯曲

第9回 戦後文学とボクシングその2 キーワード ボクシング
第10回 戦後文学とボクシングその2 キーワード 運動の表象

第11回 三島由紀夫と戦後メディア キーワード メディア
第12回 『豊饒の海』研究 キーワード 小説の不可能

第13回 三島由紀夫から現在のサブカルチャーへ キーワード サブカルチャー
第14回  現在社会における小説の(不)可能性について キーワード 現代社会と表現

第15回 定期試験 キーワード すべて
定期試験を課すほか,毎回簡単な小レポート(授業内容のまとめ)の提出を求める。
 
教科書・参考書等 教科書―特に指定しないが、事前に三島の作品をいくつか読んでおくことが望ましい。
参考書―有元伸子・久保田裕子 編 『21世紀の三島由紀夫』(翰林書房)、井上隆史他編『混沌と抗戦 三島由紀夫と日本、そして世界』(水声社)、柳瀬善治『三島由紀夫研究』(創言社)。井上隆史他編『三島由紀夫小百科』(水声社)。
戦後のさまざまな文学者、思想家や当時の文化史状況についても言及するので、事前にある程度の知識を準備することが望ましい。他の参考書は授業中に指示する。
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第1・2回 戦後の日本文学について文学史の教科書等で予備知識を準備すること
第3・4回 「日本の戦後史」についてなにがしかの知識を得てくること
第5・6回 プライバシー概念と戦後の核実験についてなにがしかの知識を得てくること
第7・8回 日本のSFと戦後演劇についてなにがしかの知識を得てくること
第9・10回 ボクシングについて、あるいはスポーツを描いた漫画やアニメについてなにがしかの知識を得てくること
第11・12回 戦後の日本のメディアについてなにがしかの知識を得てくること
第13・14回 日本のサブカルチャーの歴史についてなにがしかの知識を得てくること
第15回 これまでの授業のプリントの内容をもう一度復習すること。 授業で言及した参考文献についてもどれかに目を通しておくこと。
 
履修上の注意
受講条件等
本講義は担当教員のオリジナルの観点を数多く含むので、小レポート作成や試験答案作成の際に、ネット上の知識をコピーしても対策とはならない。授業の内容を踏まえて、必ず参考文献の出典を明記し、かつ自分独自の考察をなすようにすること。また、「予習・復習へのアドバイス」で述べたような準備をしていない者の受講は認めない。 
成績評価の基準等 随時提出をもとめる小レポートや授業への参加態度といった平常点を50%程度,定期試験を50%程度として成績評価を行う。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
シラバスTOPへ