年度 |
2022年度 |
開講部局 |
教養教育 |
講義コード |
66031001 |
科目区分 |
領域科目 |
授業科目名 |
行動の科学 |
授業科目名 (フリガナ) |
コウドウノカガク |
英文授業科目名 |
Theories of Behavioral Sciences |
担当教員名 |
林 光緒,杉浦 義典,田原 優,相馬 敏彦,吉本 早苗,北梶 陽子,坂田 省吾,坂田 桐子,岩永 誠,関矢 寛史,小川 景子 |
担当教員名 (フリガナ) |
ハヤシ ミツオ,スギウラ ヨシノリ,タハラ ユウ,ソウマ トシヒコ,ヨシモト サナエ,キタカジ ヨウコ,サカタ ショウゴ,サカタ キリコ,イワナガ マコト,セキヤ ヒロシ,オガワ ケイコ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 金5-8:オンライン |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心,teams,Bb9を活用したオンライン授業 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
1
:
入門レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
06
:
心理学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
行動科学,心理学,基礎,応用,人間行動,実務経験 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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教養教育での この授業の位置づけ | |
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学習の成果 | |
授業の目標・概要等 |
行動科学とは,心理学をベースに自然科学から社会科学に及ぶ広範な領域から「人間理解」を図ろうとする学際的研究領域である。本授業では,人間行動に関するトピックスを取り上げ,人間の示す行動の多様性と複雑性,多義性について考えるとともに,それらの行動の背景にある潜在的な要因について考察する。 |
授業計画 |
オリエンテーション 1. 行動科学とは何か (林 光緒) 行動科学の視点Ⅰ:個体内における行動 2.日中の眠気と居眠り (林 光緒) 3.眠りのメカニズム (小川景子) 4.体内時計と健康 (田原 優) 5.時間からみた行動 (坂田省吾) 行動科学の視点Ⅱ: 個と個,個と社会との相互作用 6.集団行動 (坂田桐子) 7.社会的ジレンマ (北梶陽子) 8.絆の功罪 (相馬敏彦) 行動科学の視点Ⅲ: 行動の歪みと病理 9.犯罪の病理(Ⅰ) (杉浦義典) 10.犯罪の病理(Ⅱ) (杉浦義典) 11.「やさしさ」という名の病理(岩永 誠) 行動科学の視点Ⅳ: 個と世界との関わり 12. 身体と感情・認知 (関矢寛史) 13 視覚の心理学 (吉本早苗) 14.認知と行動 (小川景子) まとめ 15.行動科学とその展開 (林 光緒) |
教科書・参考書等 |
複数の教員によるオムニバス形式であり,毎回の講義で配布する資料に基づいて授業を行う。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
PC |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
1. 自分の周りにいる人たちの示す「行動」をよく観察してみよう。そして,その人がなぜそういう行動をとったかを「原 因-結果」の枠組みから考えてみよう。 2. 授業中はなぜ眠くなるのだろうか。前夜の睡眠時間との関係や、眠くなる状況、眠くなる時間帯など、眠気に関わる問 題について考えてみよう。 3. なぜ眠りが必要なのか、考えてみよう。 4. 体内時計の仕組みを理解して、普段の生活習慣を見直してみよう。 5. 時間経過に注意を向けて私たちの行動を見てみよ う。みなさんは時間をどのようにとらえていますか。 6. 集団間の対立や葛藤,及びその解消の方法について考えてみよう。 7. 私たちの行動が社会を作り出し、社会から影響を受けて私たちの行動が変わるというプロセスについて考えてみよう。 8. 自身の絆の強み、弱み、信念について考えてみよう。 9-10. 「他人を傷つけても平気な人たち(河出書房新社)」をよみ,サイコパシーにかんする理解をふかめよう。 11. 日本社会に蔓延している「自己愛性」の具体例を挙げ,どのような問題が生じてきているかを考えよう。 12. Bb9に掲載された資料を用いて各自予習復習しよう。 13. 私達が見ている視覚世界はどのように形成されるのか考えてみよう。 14. 認知から行動が生じる仕組みを考えてみよう。 15. 授業で学んだことを振り返り、人間の行動とその背景にある潜在的要因についてまとめてまとめよう。 |
履修上の注意 受講条件等 |
この授業は、対面とオンライン(同時双方向型)のハイブリッド授業と、オンデマンド型授業をそれぞれ実施します。毎回の授業形式については、Bb9でお知らせします。また、配布資料は授業前日までにBb9にアップしますので、授業開始までにPCにダウンロードしておいてください。 |
成績評価の基準等 |
毎回配布するコメントシートの内容(20%)と期末試験(80%)により評価する。期末試験では、複数出題された問題から4問選択して回答するという形式をとります(20%×4問)。
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実務経験 |
有り
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
1・2・15回目の林教員が心理カウンセラーとして高校の心理相談業務に携わった経験を活かして睡眠習慣に関する講義を行うとともに、9・10回目の杉浦教員が臨床心理士として心理相談業務に携わった経験を活かして犯罪心理に関する講義を行う。 |
メッセージ |
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その他 |
http://home.hiroshima-u.ac.jp/kodo 【受講希望者が定員を超過したときは受講者抽選を行う可能性があります。】 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |