年度 |
2022年度 |
開講部局 |
教養教育 |
講義コード |
55019002 |
科目区分 |
領域科目 |
授業科目名 |
環境と開発[旧パッケージ] |
授業科目名 (フリガナ) |
カンキョウトカイハツ |
英文授業科目名 |
Environment and development |
担当教員名 |
土谷 彰男 |
担当教員名 (フリガナ) |
ツチヤ アキオ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 2ターム |
曜日・時限・講義室 |
(2T) 月1-4:総L102 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心(レジュメとスライド:Bb9に掲載)。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
1
:
入門レベル
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学問分野(分野) |
26
:
生物・生命科学 |
学問分野(分科) |
03
:
基礎生物学 |
対象学生 |
全学部1年次生、何年生でも可 |
授業のキーワード |
ブラジル発見、植民地支配、サトウキビ、奴隷制、金の時代、皇帝制、コーヒー経済、バルガス大統領、軍事政権、マナウス無関税地区、アマゾン入植、牧場開発、森林伐採、ハイパーインフレ、レアルプラン、ダイズ、ケイマーダ、フラグメント、Cソース、つる植物、土壌栄養塩、黄色ラトソル、サバンナ化、UNCED地球環境サミット、環境再生、LBAプロジェクト SDG-13, SDG-15 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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教養教育での この授業の位置づけ | 馴染みのないブラジルの近現代史、開発史、1970年代末以後のアマゾン熱帯林の破壊に焦点を当て、森林破壊の現状と環境への影響、回復への取り組みについて概説する。 【※この授業は,2018年度以降入学生が履修し,単位を修得した場合は「領域科目」となりますが,2017年度以前入学生の場合は「パッケージ別科目」となります。2017年度以前入学生は,「領域科目」としては履修できませんのでご注意ください。】 |
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学習の成果 | 環境問題・SDGsを根っこの部分から理解する。新大陸にビジネスに行く際にプラスになる。出稼ぎブラジル人の気持ちがわかるようになる。日経プラス9のトラウデン直美さんのSGDsのコーナーが楽しみになる。Amazoniaに行ってもいいかなっていう気になる。桁違いの広大な自然とその伐採・火入れ・牧場化・農場化を見て、その背景や影響がわかるようになる。 |
授業の目標・概要等 |
過去50年の急速なアマゾン熱帯林の消失はどうして起こったのか、その現状と将来、入植者・政府・NGOの取り組みについて、マクロ的にはブラジル史の中から、ミクロ的には気候学・生態学の面から解説する。また、森林再生の取り組みとして、アグロフォレストリーの可能性に言及する。 |
授業計画 |
第1回 保全か開発か、ブラジル概観、インデイオ 第2回 大航海時代、ブラジル発見、砂糖の時代、奴隷制 第3回 植民地、金の時代、重商主義経済 第4回 独立、帝政、コーヒーの時代、帝政から共和政へ、テネンチ 第5回 バルガス革命、ポピュリズム、クビチェッキ、軍事政権、アマゾン開発 第6回 第二共和政、ハイパーインフレ、レアルプラン、環境保全、新自由主義、BRICS経済、保全の形骸化、右翼政権、ブラジル経済、ブラジル社会、日伯関係 第7回 アマゾンの地質・土壌・水文・気候・植生、生活・農業 第8回 アマゾンのアグロフォレストリー、動植物・ヤシ・果樹 第9回 ゴムの時代、フロンテイア理論、保全へのシフト、保全の形骸化、開発の問題点 第10回 セラード開発、アグリビジネス、新たなサイクル、アマゾンから世界へ 第11回 環境保全政策、京都メカニズム、ゾーニング、PPG7、国際NGOの進出、国内NGOの誕生、JICA、学術プロジェクト 第12回 スライド:開発史、環境問題、社会経済、日本とアマゾン 第13回 スライド:日系移民、黒コショウ、遷移型アグロフォレストリー、NGO-Asflora、NGO-Hands 第14回 アマゾン生物圏大気圏大規模実験LBA、土地利用変化と温暖化の影響 第15回 環境サミット、京都議定書、REDD+、COP会議、IPCC
毎回レポート・期末試験。
少しポルトガル語を覚える。Que bom! |
教科書・参考書等 |
山田睦男編「概説ブラジル史(有斐閣選書)」、西沢・小池著「アマゾン:生態と開発(岩波新書)」、西沢・小池・本郷・山田著「アマゾン:保全と開発(朝倉書店)」、水野・西沢編「ラテンアメリカの環境と開発(新評論)」、小池・坂口・三田・遅野井・小坂・福島編「図説ラテンアメリカ:開発の軌跡と展望(日本評論社)」 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
スライドをプロジェクターで上映する。レジュメ・スライドはBb9で配る。パソコン必携。適宜、紙の資料も配る。教室によってはマイクがしょぼい。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
参考書が図書館にある:Amazonia and Global ChangeとInteractions between Biosphere, Atmosphere and Human Land Use in the Amazon Basin。分厚くて胸がいっぱいになる。 TV GloboのAna Maria BragaのMais voceを見ると日常会話ができるようになる。 |
履修上の注意 受講条件等 |
5時から「おはよん」を見ると遅刻しない。毎回、パソコンを持ってくる。途中、Horario de merenda(おやつの時間)をとらせていただきます。 |
成績評価の基準等 |
出席・レポート(50%)、期末試験(50%)。レポート(穴埋め・選択形式が中心)は聴きながら回答して、授業終了時に提出して帰る。毎回出せば単位は出る。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
文系理系不問。America latino, participe! ブラジル帰国子女も来てください。世界史が好きな人、経済学部の人、Moto Honda da Amazoniaに関心のある工学部機械系の人、学校の先生になる人、気候学・環境科学・農学系の人、SDGsに関心のある人、東海・北関東の人は参加する。 |
その他 |
【※この授業は,2018年度以降入学生が履修し,単位を修得した場合は「領域科目」となりますが,2017年度以前入学生の場合は「パッケージ別科目」となります。2017年度以前入学生は,「領域科目」としては履修できませんのでご注意ください。】 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |