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年度 2022年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード AHH25001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 比較哲学演習
授業科目名
(フリガナ)
ヒカクテツガクエンシュウ
英文授業科目名 Seminar in Comparative Philosophy
担当教員名 笠木 雅史
担当教員名
(フリガナ)
カサキ マサシ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   3ターム
曜日・時限・講義室 (3T) 金5-8:総J201
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
 
演習中心、ディスカッション、学生の発表

対面で授業を行う予定だが、コロナ状況によってはオンラインに切り替えることもありうる。オンラインで行う場合は、Microsoft Teamsを使用する。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 01 : 哲学
対象学生
授業のキーワード 行為論, 合理性, 不合理性, 意思決定, 変容的経験 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
 
到達度評価
の評価項目
総合科学プログラム
(知識・理解)
・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解
(能力・技能)
・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能
・課題の考察のために必要な理論・方法を特定する能力・技能
・自らの研究成果をレポートや論文にまとめ、ゼミや研究会等で発表し、質問などにも回答できる能力・技能
(総合的な力)
・研究倫理と主体的な知的関心に基づき課題を発見し、解決に向けた方策を立案できる総合的な能力
・柔軟な発想と構想力のもとに、課題を考察するために必要な知識・理解と能力・技能を組合せ、主体的に研究する能力
・課題の克服について異文化・異領域の人々に向けて、自らの考えを論理的かつ簡潔に説明し、討論の中で指導力を発揮できる総合的な能力 
授業の目標・概要等 現代の行為の哲学について学びます。行為の哲学の内実は多岐にわたりますが、その中でも中心的な「行為の合理性」と「行為の理由」に関する問題について学習します。従来、「どのような行為が合理的なのか」、「行為の合理性とはそもそもどのようなものなのか」という問題に、さまざまな哲学者によって異なる回答が提示されてきました。また、「人間はそもそも合理的に行為の決定を行っているわけではない」という見解も、さまざまに異なる根拠から主張されてきました。こうした見解を肯定するにせよ、否定するにせよ、現代の行為の哲学では、人間の合理的な側面だけでなく、不合理な側面にも注目した研究が増えています。本授業では、現代の行為の哲学について、幾つかのテキストの翻訳を読みながら理解を深めていきます。まず、それぞれの哲学者がどのような根拠で自分の見解を支持し、他の見解を批判するのかを読み解くために議論の分析方法を習得します。次に、この分析方法を使ってテキストを読み、その結果を発表してもらいます。最終的には、この学習を通じ、自分の見解についての議論を自ら構築し、自分で哲学を行うことができるためのスキルの基礎を習得することを目的とします。 
授業計画 第1回 行為の哲学とその歴史
第2回 規範性と理由
第3回 推論の前提と結論
第4回 自由意志と決定論
第5回 リベットの実験(ミーリー 第4章)
第6回 fMRI実験(ミーリー 第5章)
第7回 自由意志についてのウェグナーの主張(ミーリー 第8章)
第8回 科学的証拠とレギュラーの自由意志(ミーリー 第9章)
第9回 意志決定論の基礎と変容的経験
第10回 変容的な選択(1) (ポール 第2章)
第11回 変容的な選択(2) (ポール 第2章)
第12回 合理性と選択(1) (ボルトロッティ 第3章)
第13回 非合理性と選択(2) (ボルトロッティ 第3章)
第14回 学生発表
第15回 学生発表

期末レポートを課します。レポートはまず草稿を作成した上で授業内でそれを発表し、そこでの議論を元に最終稿を作成します。詳しくは、授業内で手順を説明します。 
教科書・参考書等 Bortolotti, Lisa. (2014). Irrationality. Polity: 翻訳 リサ・ボルトロッティ 著, 鴻浩介 訳, 『不合理性』, 岩波書店, 2019.
Mele, Alfred R. (2014). A Dialogue on Free Will and Science. 翻訳: アルフレッド・ミーリー著, 蟹池陽一 訳, 『アメリカの大学生が自由意志と科学について語るようです。』, 春秋社, 2018.
Paul, L. Laurie. (2014). Transformative Experience. Oxford University Press. 翻訳: L.A. ポール 著, 奥田太郎・薄井尚樹 訳, 『今夜ヴァンパイアになる前に―分析的実存哲学入門―』, 名古屋大学出版会, 2017.
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト、参考資料、ハンドアウトをオンラインで配布します。受講前にダウンロードしたり、印刷しておいてください。授業中課題の提出はオンラインで行うため、対面授業であっても毎回パソコンを持参してください。 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
まず自分でテキストを読んでみてください。授業中に、テキストについて質問する時間を設けますので、わからない箇所がある場合は是非質問してください。テキストをもとに授業内で議論します。復習の際は、議論での自分の意見が適切なのかを考え直すために、もう一度ゆっくりテキストを読んでみてください。さらに質問が出てきたら、次回の授業中に質問してかまいません。

また、授業中に関連する図書やビデオなどを紹介します。これらも是非予習、復習に活用してください。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 毎回授業中(あるいは授業後)に簡単な課題について自分の意見のまとめを提出(7回×5%=35%)。また、授業中発表2回(1回は読書課題の要約と所見を述べるもの、もう1回は期末レポートの草案)。要約の発表(25%)、期末レポート(40%)により評価を行う。期末レポートは発表時のコメント、質問、議論を盛り込んで完成させること。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 授業内の質問を歓迎します。どんなことでもよいので、積極的に質問してください。また、授業中のディスカッションでも是非積極的に発言してください。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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