年度 |
2020年度 |
開講部局 |
教養教育 |
講義コード |
67011301 |
科目区分 |
領域科目 |
授業科目名 |
睡眠の科学[旧パッケージ] |
授業科目名 (フリガナ) |
スイミンノカガク |
英文授業科目名 |
Science of Sleep |
担当教員名 |
林 光緒 |
担当教員名 (フリガナ) |
ハヤシ ミツオ |
開講キャンパス |
東千田 |
開設期 |
1年次生 前期 2ターム |
曜日・時限・講義室 |
(2T) 集中:詳細はもみじ教養HP参照(東広島開講) |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
講義中心、授業中の作業、課外学習 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
1
:
入門レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
06
:
心理学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
睡眠、生体リズム、実務経験 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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教養教育での この授業の位置づけ | 領域科目/人文社会科学系科目群 【※この授業は,2018年度以降入学生が履修し,単位を修得した場合は「領域科目」となりますが,2017年度以前入学生の場合は「パッケージ別科目」となります。2017年度以前入学生は,「領域科目」としては履修できませんのでご注意ください。】 |
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学習の成果 | |
授業の目標・概要等 |
現代社会では夜型化の進行とともに生活リズムの乱れと睡眠不足が蔓延している。これらは、精神的・身体的健康の悪化ばかりでなく、意欲減退・感情制御能力の低下や居眠り事故などの原因ともなり、個人の問題にとどまらず、大きな社会問題にもなっている。そこでこの授業は、講義と受講者自身の体験学習を通して、睡眠に関する科学的な知識を身に着けるとともに、受講者自身の生活習慣を見直すことを目標とする。 |
授業計画 |
第1回 オリエンテーション:睡眠の科学 第2回 睡眠のメカニズム:恒常性と概日性 第3回 レム睡眠とノンレム睡眠 第4回 体温とホルモン 第5回 概日リズム 第6回 時差症状と夜勤病 第7回 睡眠衛生と生活習慣 第8回 睡眠と記憶 第9回 睡眠不足の影響 第10回 睡眠延長の効果 第11回 日中の眠気 第12回 仮眠の効果 第13回 睡眠と夢(1):レム睡眠の夢・ノンレム睡眠の夢 第14回 睡眠と夢(2):明晰夢・金縛り・入眠時心像 第15回 睡眠障害
この授業では、自分の睡眠習慣に関するレポート(2回)と、定期試験を課します。
15回の講義をオンデマンドで実施します。 |
教科書・参考書等 |
副読本 ①宮崎総一郎・林 光緒(編)『改訂版 睡眠と健康』 放送大学教育振興会 ※教科書に準ずるテキストです。授業の理解に大いに役立ちます。 参考書 ②田中秀樹「ぐっすり眠れる3つの習慣」ベスト新書 ③西野精治「スタンフォード式 最高の睡眠」サンマーク出版 ※レポート課題の作成に大いに役立つでしょう。 ④マシュー・ウォーカー「睡眠こそ最強の解決策である」SBクリエイティブ ※睡眠不足の影響や夢に関する最近の研究成果を知るのに好適です。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
この授業は、オンデマンドで実施しますので、パソコンと、インターネットに接続できる環境が必要です。 |
予習・復習への アドバイス |
毎回の授業内容と副読本との対応は以下のとおりです。 第1回 オリエンテーション: 『睡眠と健康』第1章「睡眠学へのいざない」 第2回 睡眠のメカニズム: 『睡眠と健康』第5章「睡眠のメカニズム」 第3回 レム睡眠とノンレム睡眠: 『睡眠と健康』第4章「睡眠の構造」 第4回 体温とホルモン: 『睡眠と健康』第3章「睡眠の役割」 第5回 概日リズム: 『睡眠と健康』第2章「生体リズム」 第6回 時差症状と夜勤病: 『睡眠と健康』第10章「睡眠と労働」 第7回 睡眠衛生と生活習慣: 『睡眠と健康』第8章「睡眠と環境」/第14章「快眠への対処(2)」 第8回 睡眠と記憶: 『睡眠と健康』第7章「睡眠と夢・記憶」 第9回 睡眠不足の影響: 『睡眠と健康』第9章「睡眠と社会」 第10回 睡眠延長の効果: 『睡眠と健康』第9章「睡眠と社会」 第11回 日中の眠気: 『睡眠と健康』第10章「睡眠と労働」 第12回 仮眠の効用: 『睡眠と健康』第13章「快眠への対処(1)」 第13回 睡眠と夢(1): 『睡眠と健康』第8章「睡眠と夢・記憶」 第14回 睡眠と夢(2): 『睡眠と健康』第8章「睡眠と夢・記憶」 第15回 睡眠障害: 『睡眠と健康』第11章「睡眠障害(1)」 |
履修上の注意 受講条件等 |
■レポート課題の提出 この授業では、自分の睡眠習慣を見直すためのレポートを課します。4週間(2週間×2回)にわたって自分の睡眠を毎日記録し、その結果をレポートにまとめてもらいます。非常に手間暇かかりますので、根気よく続けられることが受講の条件です。 |
成績評価の基準等 |
期末試験(25%)、レポート(60%)、授業中の課題(15%)で評価します。 なお、授業中の課題提出が全15回のうち、10回未満場合、成績評価は「欠席」とします。 期末試験、レポート、授業中の課題は、すべてBb9で実施します。 |
実務経験 |
有り
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
学校カウンセラーとして18年間の経験のある教員が、カウンセラー経験に基づく心理臨床的観点を交えながら睡眠に関する授業を展開します。 |
メッセージ |
みなさんに以下のことを望んでいます。 1.睡眠に関する正しい科学的知識を身につけてほしい。 2.自分の生活習慣を見直してほしい。 3.この授業を通して得た知識を周囲の人々にも広めてほしい。 4.そして、これらの知識を次世代を担う子どもたちの教育に役立ててほしい。 |
その他 |
この授業は、広島大学の学生だけでなく、広島県内の高校生も受講します。受講希望者が多い場合は抽選を行いますが、広島大学の学生を優先します。 【受講希望者が定員を超過したときは受講者抽選を行う可能性があります。】【※この授業は,2018年度以降入学生が履修し,単位を修得した場合は「領域科目」となりますが,2017年度以前入学生の場合は「パッケージ別科目」となります。2017年度以前入学生は,「領域科目」としては履修できませんのでご注意ください。】 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |