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年度 2020年度 開講部局 教養教育
講義コード 62153003 科目区分 領域科目
授業科目名 日本国憲法
授業科目名
(フリガナ)
ニホンコクケンポウ
英文授業科目名 Japanese Constitution
担当教員名 井上 嘉仁
担当教員名
(フリガナ)
イノウエ ヨシヒト
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 木1-4:総L102
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
講義中心
【追記】オンライン 
単位 2 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 1 : 入門レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 01 : 法学
対象学生  
授業のキーワード 自由、平等、統治構造、法の支配 
教職専門科目   教科専門科目  
教養教育での
この授業の位置づけ
社会科学領域に位置づけられる日本国憲法では、日本という国の法的仕組みについて学びます。 
学習の成果目でみたり触れたりすることのできない国家の活動に敏感に反応し、問題の所在や対処法を考察できるようになる。 
授業の目標・概要等 わたしたちは憲法で人権保障されていなくても、生まれながらに自由だ! そう考えるのなら、憲法はなぜ人権保障をしているのでしょうか? 憲法は権利の保障のみならず、国家を治める基本的な仕組みも定めています。ひとつの法典に、権利の保障と統治の仕組みが併記されているのはなぜでしょうか? この講義を通じて、(1)人権保障の意義と限界、(2)国家権力の濫用抑止のための諸原理を考察しましょう。 
授業計画 第1回 法学入門――法的な考え方を知ろう
第2回 憲法入門――憲法の全体像,立憲国家を知ろう
第3回 日本国憲法――基本的な仕組みを知ろう
第4回 人権総論――自由の意味を知ろう
第5回 平等原則と社会権――不平等と社会的正義の問題を知ろう
第6回 信教の自由・政教分離――国家と宗教のかかわり方を知ろう
第7回 思想・良心の自由――内面への侵襲の許容度を知ろう
第8回 表現の自由(1)――表現の重要性と内容規制を知ろう
第9回 表現の自由(2)――内容中立規制とマスメディア規制を知ろう
第10回 幸福追求権――新しい人権を知ろう中間まとめ――ここまでをふり返ろう
第11回 経済的自由(1)――職業選択の自由を知ろう
第12回 経済的自由(2)――財産権を知ろう
第13回 立法権――立法の意義と国会権限の限界を知ろう
第14回 行政権――行政の意義と内閣権限の限界を知ろう
第15回 司法権――司法の意義と裁判所権限の限界を知ろう

期末試験を実施します。

板書を多用します。大きな教室の後方の席からは,視力によっては文字が見えにくいおそれもありますので,前方に着席するようにしてください。 
教科書・参考書等 教科書:阪本昌成編著『謎解き 日本国憲法』(有信堂、2016)

 
授業で使用する
メディア・機器等
テキスト,板書 
予習・復習への
アドバイス
第1回:できれば六法があるといいですね。
第2回:高校までの公民の知識を疑ってかかりましょう。教科書序章・第1章。
第3回:日本国憲法の特徴はなんでしょう。教科書第2章。
第4回:売春や臓器売買は禁止されなければならないのか、考えてみてから参加してください。教科書第3章。
第5回:憲法14条を読み、人は生まれながらに異なっているのに、平等の主張は何を求めているのか、考えてみてから参加してください。教科書第4章。
第6回:憲法20条を読み、国家権力と宗教団体は一切関わってはならないのか、考えてみてから参加してください。教科書第5章第1節。
第7回:憲法19条を読み、音楽教諭は式典で君が代を演奏しなければならないのか、考えてみてから参加してください。教科書第5章第2節。
第8回:憲法21条1項を読み、名誉毀損表現やわいせつ表現がなぜ禁止されなければならないのか、考えてみてから参加してください。教科書第5章第3節。
第9回:憲法21条2項を読み、行政機関による検閲、裁判所による事前差止は許されるのか、考えてみてから参加してください。教科書第5章第3節。課題(宿題)を出しますので、よく考えてから参加してください。
第10回:憲法13条を読み、自分で決められる自分自身に関する事柄とはどこまでを含むのか、考えてみてから参加してください。教科書第5章第4節。
第11回:憲法22条を読み、精神活動とは違い、職業活動はさまざまな規制に服するのは当然なのか、考えてみてから参加してください。教科書第5章第5節。
第12回:憲法29条を読み、財産権がどんなときに制約されるのか考えてみてから参加してください。教科書第5章第6節。
第13回:憲法41条を読み、憲法は国会にいかなる権限を付与し、どのような制限を課しているのか、考えてみてから参加してください。教科書第7章。
第14回:憲法65条を読み、行政職公務員が担っている行政と、内閣がもっている行政権は同じものかどうか、考えてみてから参加してください。教科書第8章。
第15回:憲法76条、81条を読み、民主的な機関が制定した法律を裁判所が覆すことは民主主義の否定とならないか、考えてみてから参加してください。教科書第9章。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 期末試験100% 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 大学で学ぶ憲法は、高校までの社会の授業とは異なります。自由保障のために国家がすべきことは予想以上に少ないかもしれません。学問の基本は疑うことです。正しいと思ってきた知識や常識を疑い、もう一歩先を考えてみましょう。憲法の世界をのぞいてみてください。世界の見え方が少し変わるかもしれません。 
その他 【受講希望者が定員を超過したときは受講者抽選を行う可能性があります。】 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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