年度 |
2020年度 |
開講部局 |
教養教育 |
講義コード |
55013001 |
科目区分 |
領域科目 |
授業科目名 |
環境観と環境問題[旧パッケージ] |
授業科目名 (フリガナ) |
カンキョウカントカンキョウモンダイ |
英文授業科目名 |
Nature-views and environmental issues |
担当教員名 |
淺野 敏久 |
担当教員名 (フリガナ) |
アサノ トシヒサ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 月1-4:オンライン |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
講義中心、板書多用 (変更)Bb9とTeamsを利用したオンラインでの双方向授業を行います。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
12
:
地理学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
人間,文化,価値観,環境と市民,環境をめぐる政治と経済,時間スケールと空間スケール |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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教養教育での この授業の位置づけ | 環境・自然との共生に関する問題に,人文・社会科学的な視点からアプローチする。特に,環境問題が文化や価値観に関わる問題であることを強調し,現代の環境問題を考える上で留意すべき,環境観について概観する。 【※この授業は,2018年度以降入学生が履修し,単位を修得した場合は「領域科目」となりますが,2017年度以前入学生の場合は「パッケージ別科目」となります。2017年度以前入学生は,「領域科目」としては履修できませんのでご注意ください。】 |
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学習の成果 | 人と自然の関係や環境問題についてその概念や諸論,現在の問題点等を紹介することで,受講者が今後,自然との共生をいう現代的課題を考える上での,ひとつの見方を身につけてもらえればと思っている。 |
授業の目標・概要等 |
古典的な環境論である環境決定論を紹介しつつ,それが19世紀から20世紀初めにかけて,盛んに取り上げられた背景と,その思想の功罪にふれる。さらに20世紀以降,決定論が徹底的に批判される一方,いかなる環境観(たとえば生態学的な環境観)が示され,常識化していったのかを説明する。さらに講義の後半では,「コモンズの悲劇」を切り口として,人間環境会議や地球サミットなど,地球環境問題への国際的な取り組みや,各国・地域の事情や相互の利害関係を紹介し,これらの議論や出来事の中から読み取れる現代の環境観を考える。 |
授業計画 |
第1回:はじめに(自己紹介,講義の全体概要および注意事項) 第2回:環境論(自然環境決定論とそれへの批判) 第3回:環境論(決定論と可能論) 第4回:環境論(決定論批判から生態学的環境論) 第5回:和辻哲郎の風土論 第6回:風土論の挫折と再生 第7回:「地球環境問題」という問題 第8回:コモンズの悲劇 第9回:国連人間環境会議 第10回:地球サミット 第11回:温暖化と気候変動枠組み条約 第12回:温暖化と気候変動枠組み条約(2) 第13回:生物多様性の保全(1) 第14回:生物多様性の保全(2) 第15回:14回目までの講義の予備(各回時間内に終わらないので後に押した分を補うための時間)
期末試験を行う (変更)期末試験ではなくレポートとします。 |
教科書・参考書等 |
参考書:淺野敏久他編(2000):異文化・IBUNKA,培風館 安田喜憲(1992):日本文化の風土,朝倉書店。その他,適宜指示する。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
配付資料 |
予習・復習への アドバイス |
第1回:配布した全体講義概要に目を通す。 第2回:講義中に紹介した人物などについて調べてみる。 第3-4回:決定論,可能論等を解説した文章を読んでみる(参考文献は講義時に紹介) 第5回:配布した資料を読む(和辻哲郎「風土」の抜粋) 第6回:第2-6回までの講義内容をまとめておく。 第7回:インターネットなどで地球環境問題に関する情報を調べてみる(国際機関の取り組みの現状など) 第8回:地球環境問題に関連して,コモンズの悲劇的な状況と思われるものを考えてみる。 第9回:環境倫理に関係する文献を探して,いつくか読んでみる(いくつかの考え方について調べてみる)。 第10回:講義中に示したキーワードについて調べてみる。 第11-12回:配付した新聞記事資料を読んで課題を行う。 第13-14回:生物多様性条約に関する論点をWEB等で調べる。 第15回:10-14回の講義内容を整理する。 |
履修上の注意 受講条件等 |
特になし。 |
成績評価の基準等 |
期末試験を70%,毎回の小テスト30%とします。 (変更)毎回の課題を50%,期末レポートを50%とします。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
【※この授業は,2018年度以降入学生が履修し,単位を修得した場合は「領域科目」となりますが,2017年度以前入学生の場合は「パッケージ別科目」となります。2017年度以前入学生は,「領域科目」としては履修できませんのでご注意ください。】 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |