年度 |
2020年度 |
開講部局 |
生物生産学部 |
講義コード |
L5003004 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
ゲノム科学II |
授業科目名 (フリガナ) |
ゲノムカガクII |
英文授業科目名 |
Genome Science II |
担当教員名 |
藤川 愉吉,三本木 至宏,藤井 創太郎 |
担当教員名 (フリガナ) |
フジカワ ユキチ,サンボンギ ヨシヒロ,フジイ ソウタロウ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 金1-4:生C315 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
講義中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
26
:
生物・生命科学 |
学問分野(分科) |
01
:
農学 |
対象学生 |
生物生産学部学生 |
授業のキーワード |
アミノ酸、蛋白質、蛋白質の構造、酵素化学、エネルギー変換 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ | 分子農学生命科学プログラムの必修科目、食品科学プログラムの選択科目。 生命科学への分子的アプローチの基盤にあたる科目。 |
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到達度評価 の評価項目 | 食品科学プログラム (知識・理解) ・専門分野に関わる課題を解決するために必要な、学際的・総合的に考える能力や、広い視野から俯瞰し行動する能力 ・食品科学を理解するために必須となる化学・生物学・生化学・微生物学・物理学・数学などの基盤的知識
分子農学生命科学プログラム (知識・理解) ・生体分子・細胞・生物個体,個体群に関する知識・理解 |
授業の目標・概要等 |
生体物質の一つである蛋白質の特徴や、細胞内のエネルギー生産・変換について学ぶとともに、遺伝子発現の調節や酵素・蛋白質化学の基礎について学ぶ。 |
授業計画 |
第1回:アミノ酸の性質とタンパク質の階層性 ポリペプチド、側鎖、非共有結合、タンパク質の一次構造、二次構造、三次構造、四次構造 第2回:コンホメーションと回転角 ラマチャンドランプロット、αヘリックスとβシート、タンパク質のドメイン 第3回:生体を構成する様々なタンパク質 ヘモグロビン、アクチンフィラメント、コラーゲン、キャプシド、アミロイド繊維、プリオン 第4回:食物からのエネルギー獲得 ATP、解糖、クエン酸回路、基質レベルのリン酸化 第5回:ミトコンドリアでのATP生産 化学浸透共役、呼吸鎖、ATP合成酵素、酸化的リン酸化 第6回:電子伝達鎖のプロトンポンプ NADH脱水素酵素複合体、シトクロムc還元酵素、シトクロムc酸化酵素複合体 第7回:葉緑体と光合成 明反応、炭素固定反応、光リン酸化 第8回;中間課題(第1回から第7回までの内容) 第9回:細胞の触媒反応 化学反応、酵素反応 第10回:酵素の触媒機構1 酵素の種類、酵素の特異性、結合部位と触媒基、遷移状態理論、反応誘導適合説 第11回:酵素の触媒機構2 一般酸・塩基触媒、共有結合触媒、補助因子、金属酵素 第12回:酵素の反応速度論 基質濃度、酵素反応速度、ミカエリス定数 第13回:酵素活性の特徴 阻害剤 第14回:酵素活性の調節機構1 温度、pH、調節因子、共有結合的化学修飾、限定水解 第15回;酵素活性の調節機構2 遺伝子発現
第8回と第16回目にそれまでの内容をもとにした課題を課す。 課題はBb9を利用した「テスト」または「課題」で行うが、具体的な課題の実施方法は各担当教員から説明する。
第1回と第9回に講義と課題の実施方法について説明する。
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教科書・参考書等 |
講義中心; (Bb9を利用したオンデマンド方式) 〇教科書 THE CELL 細胞の分子生物学第6版(Newton Press) 〇講義資料 講義のパワーポイントスライドをBb9にて配布 〇参考書 タンパク質の構造入門(教育社) エッセンシャルタンパク質工学(老川典夫 他,講談社) これから学ぶ酵素科学(中山亨 他,講談社) |
授業で使用する メディア・機器等 |
配付資料,PC(スライド) |
予習・復習への アドバイス |
第1ー7回 授業後、復習をしっかりすること 第8回;授業前に第1回から第7回までの内容を復習する 第9ー15回 授業後、復習をしっかりすること 第16回;授業前に第9回から第15回までの内容を復習する
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履修上の注意 受講条件等 |
生化学入門や分子生物学入門を復習しておくこと 講義の配信動画の視聴期限は3T終了後から1週間後(12月7日)まで視聴可能であるが、 課題提出期限は担当教員の指定する期限とする。 |
成績評価の基準等 |
中間と期末課題と受講態度(出欠状況など)により成績を評価する。 出欠確認は、各回を担当する教員の指定する方法にて行う。 ただし、学内規定により授業全体の1/3以上を無断欠席した場合、成績の評価はできない。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
本授業は3名の教員によって行われます。 1ー8回 三本木 至宏、藤井 創太郎 9ー16回、藤川 愉吉 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |