年度 |
2020年度 |
開講部局 |
生物生産学部 |
講義コード |
L3009006 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
酪農フィールド科学演習 |
授業科目名 (フリガナ) |
ラクノウ フィールド カガクエンシュウ |
英文授業科目名 |
Seminar in Dairy Field Science |
担当教員名 |
谷田 創,黒川 勇三,妹尾 あいら,小櫃 剛人,都築 政起,沖田 美紀 |
担当教員名 (フリガナ) |
タニダ ハジメ,クロカワ ユウゾウ,セオ アイラ,オビツ タケト,ツヅキ マサオキ,オキタ ミキ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 集中 |
曜日・時限・講義室 |
(集) 集中 |
授業の方法 |
演習 |
授業の方法 【詳細情報】 |
講義中心、演習中心、板書多用、ディスカッション、学生の発表、野外実習、作業、薬品使用 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
26
:
生物・生命科学 |
学問分野(分科) |
01
:
農学 |
対象学生 |
選択,動物生産科学コース |
授業のキーワード |
酪農,家畜,乳牛, 食農教育,環境,実務経験 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ | |
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到達度評価 の評価項目 | 動物生産科学プログラム (知識・理解) ・フィールドにおける動物生産機構並びに動物と人間社会?自然環境との関係についての知識・理解 (能力・技能) ・動物の取り扱いや試験ならびに飼育管理の基本的手技が実行できる。 ・動物の生産現場における飼育環境の基本的な評価ができる。 (総合的な力) ・動物生産に関連する具体的諸事象について,自らの対象を設定し,それについての自分の考えをまとめ,文章や口頭で論理的に発表し,応答することができる。 |
授業の目標・概要等 |
統合生命科学研究科附属瀬戸内圏フィールド科学教育研究センター西条ステーション(農場)では太陽の恵みを受けた大地で作物を作り,それらを飼料として家畜を繁殖,成長させてミルクや肉,羊毛を生産しています。また,畜産物や水産物を加工する食品製造実験実習棟と,動植物の精密実験圃場を有しています。酪農フィールド科学演習では,農学の基礎知識を持つ学生が,これらの施設において,草と家畜(特に乳牛)と土の循環のなかで乳を生産して食品に加工していく過程を,講義,実習及び討論を通じて学び,食と農の関わりや動物の福祉について考える機会を提供します。 |
授業計画 |
8/25(火)西条駅に集合,農場へ送迎 午後 ガイダンス,農場の説明,西条共同研修センター:夕食後に交流会および課題発表の説明 宿泊 西条共同研修センターで夕食後に交流会 8/26(水) 午前 ①家畜の飼養管理と搾乳作業Ⅰ ②牧草・飼料作物生産と放牧の実際 午後 ①牛の胃のしくみを探る ②家畜の遺伝的特性,品種改良 宿泊 西条共同研修センター:夕食後に班ごとに課題研究の発表準備 8/27(木) 午前 ①家畜の飼養管理と搾乳作業Ⅱ ②乳牛の人工授精の実際 午後 ①生乳の加工とバター作り・牛乳の試飲 ②人間と動物の関係について考える ③課題研究発表準備 宿泊 西条共同研修センター:夕食後に班ごとに課題研究の発表準備 8/28(金) 午前 班ごとに課題発表会(質疑応答を含む) 午後 西条駅へ送迎,昼頃解散 *天候などの都合によって、上記授業内容の一部を変更する可能性がある。
受講終了後にレポートを課します。 |
教科書・参考書等 |
参考書:「生命・食・環境のサイエンス」(共立出版)ほか |
授業で使用する メディア・機器等 |
テキスト,配付資料,プロジェクター,パソコン、映像(ビデオ/PC/その他画像資料) |
予習・復習への アドバイス |
1)家畜の飼養管理と搾乳作業手順についての予習と復習 2)家畜の人工授精に関する予習と復習 3)低温殺菌と乳製品製造方法についての予習と復習 4)濃厚飼料の特性と役割についての予習と復習 5)体験発表のための準備と打ち合わせ |
履修上の注意 受講条件等 |
●受講人数:30名程度 本演習は毎年受講希望者が定員を大幅に上回るため,受講が認められた後にキャンセルをされますと,受講できなかった方々に大変迷惑となります。事前に自分の予定と演習の日程を調整した上でお申し込みください。 ●受講経費:1万円(※大学負担) ●実費:授業期間中の宿泊施設利用費と食費等を含む経費(9,000円以内)を現地で徴収します。また,集合場所(JR西条駅前)までの旅費は自己負担です。開講1週間前以降のキャンセルについては食費を,前日および実施期間中のキャンセルについては参加費用全額(9,000円以内)をお支払いいただきます。 ●傷害保険:事前に学生教育研究災害傷害保険(財団法人日本国際教育支援協会) 相当の傷害保険に加入しておいてください。 ●集合日時:令和2年8月25日(火) 13時までにJR西条駅前(南口)に集合 注)広大生については,13時20分までに生生玄関前に集合すること。 注)8月25日(火)は,西条駅からバスで農場まで送迎します。農場へ到着後すぐに演習を開始しますので,集合時間までに昼食を済ませておいてください。 注)8月28日(金)は昼頃に解散予定です。他大学の受講生はバスでJR西条駅まで送迎します。 ●各自持参するもの:医療保険証,作業以外の時に着る動きやすい服(虫対策のため半ズボン等は不可),帽子(サンバイザー不可),水に濡れたり汚れたりしても構わない靴(サンダルやヒールのある靴は不可),雨具(カッパ),筆記用具,洗面用具,タオル,身の回り品等(宿泊施設には寝間着やタオル類はありません)。 作業用のつなぎ及び長靴はこちらで用意します(広大生含む)。 ※持ち物の詳細については受講者が確定し次第,個人宛にメールで案内しますので,常時連絡の取れるメールアドレスを正確に記入してください。また,その際につなぎ及び長靴のサイズの確認と海外渡航歴の確認をしますので、必ず返信してください。メールでの連絡の際には必ず氏名と所属大学を明記してください。 ●宿泊場所:広島大学西条共同研修センター ●注意事項:①災害の発生や天候の状況(台風等)によっては開講の中止や内容の変更もあります。 ②家畜伝染病(口蹄疫)の予防措置のため,本演習開始(8月25日)前2週間以内に海外渡航を予定しておられる方については受講を認めない場合がありますので,受講を申し込まれる前に問い合わせてください。特に本演習開始前2週間以内に口蹄疫発生地域(中国・韓国等)からの帰国を予定されている方は受講できません。帰国がこれらの期間より前であっても,海外で使用した衣服や靴を農場内に持ち込むことはできません。さらに本演習前に国内の家畜農場や家畜関連施設(食肉センターを含む)に立ち入られた方またはその予定のある方も事前に下記までご相談ください。 ③演習期間中の移動は送迎バスを利用します。 ④演習期間中は決められた場所以外への出入りはできません。 ⑤広島大学構内(農場を含む)および宿泊施設は全面禁煙です。 ●欠席・遅刻の通知方法:やむなく欠席・遅刻する場合は,所属大学学生係及び西条ステーション(農場)まで必ず連絡してください。 |
成績評価の基準等 |
受講態度,課題発表,演習後のレポートで評価します。また,演習中の集団生活において,受講者の安全と健康にかかわる規則を守れない受講者は不可となります。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
この演習を通して,ヒトと家畜との関わり,食料生産の成り立ちなど,農から食までの過程を講義と体験を通して学びます。酪農を中心として農業と食料生産に興味と熱意のある受講生を希望します。天候等によって内容が変更となることがあります。希望者多数の場合は低学年を優先します。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |