年度 |
2020年度 |
開講部局 |
生物生産学部 |
講義コード |
L3007004 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
動物生体機構学 |
授業科目名 (フリガナ) |
ドウブツセイタイキコウガク |
英文授業科目名 |
Animal Functional Anatomy |
担当教員名 |
吉村 幸則,磯部 直樹 |
担当教員名 (フリガナ) |
ヨシムラ ユキノリ,イソベ ナオキ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 水1-4:生C206 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
講義中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
26
:
生物・生命科学 |
学問分野(分科) |
01
:
農学 |
対象学生 |
生物生産学部2年次学生 |
授業のキーワード |
動物の体の成り立ち,消化,内分泌,免疫,泌乳,産卵 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ | 動物を生産するうえでの基礎として必要な,生体の構造と機能についての知識と理解を得る。 |
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到達度評価 の評価項目 | 応用動植物科学プログラム (知識・理解) ・動植物生産に関わる分子・細胞・個体レベルの生命現象や、それを支える生産環境についての知識・理解
・フィールドにおける動物生産機構並びに動物と人間社会?自然環境との関係についての知識・理解 (総合的な力) ・動植物生産に関連する具体的諸事象について,自らの対象を設定し,それについての自分の考えをまとめ,文章や口頭で論理的に発表し,応答する能力 |
授業の目標・概要等 |
動物の体内では、いろいろな機能を持つ細胞が種々の器官を構成し、各器官は密接な連絡関係を保ちながら全体としてまとまりがあるように機能している。このような動物の体の形態と機能を理解することは、動物の生産機能とその応用を科学するための基礎的な理解として必須である。ここでは、動物の体の成り立ちと各器官の形態、いろいろな細胞の形態と機能、そして動物が生産活動を営む上で重要な器官の組織構造と機能を理解することを目的とする。 |
授業計画 |
第1回 はじめに 動物生体機構学の紹介と授業の概要説明(解剖学、生理学、動物の機能)
第2回(1章)骨格と筋 体の基本形態を形成する骨格と主な筋肉を述べる。
第3-4回(2章1-3)組織学の基礎 生体内組織の顕微鏡レベルでの基本構造を述べる。(上皮組織、腺組織、筋組織、骨組織、結合組織、骨格筋、平滑筋、体性神経、自律神経)
第5-7回(3章1-3) 消化器の構造と機能 単胃・反芻動物、鳥類の消化器の構造と消化機能について述べる。(口腔、食道、胃、小腸と大腸、肝臓と膵臓)
第8-9回(4章1-2) 内分泌器官の構造と機能。 内分泌器官の成り立ちと構造、ホルモンの役割を述べる。(ホルモンの作用機構、視床下部-下垂体系、甲状腺、上皮小体、副腎、膵臓、消化管)
第10回(5章) 腎臓の構造と機能。 哺乳動物の腎臓の構造と機能について述べる。(腎臓、ネフロン、尿の生成、血液の恒常性)
第11-13回(6章1-3)免疫器官の構造と機能 自然免疫に関わる細胞と液性因子について述べる。(生体防御、白血球、補体、抗菌蛋白/ペプチド) 適応免疫に関わる哺乳動物と鳥類のリンパ器官の構造と機能を組織学的に述べる。(骨髄、胸腺、脾臓、リンパ節、鳥類のファブリキウス嚢、免疫応答)
第14回(7章) 雌生殖器と泌乳 哺乳動物のメス生殖器の構造と機能について述べる。(卵巣、卵管、子宮) 乳腺の構造と機能、その発達と乳汁産生の内分泌的調節機構を述べる。(乳腺、ホルモン)
第15回(8章)産卵の機構。 鳥類の卵形成に関わる臓器の構造と機能、そしてその内分泌的調節機構を述べる。(卵巣、卵管、肝臓、内分泌)
ミニレポートの提出(1-8章ごと、計8回。期限や要領は「はじめに」のスライド参照。出席確認に相当するもの)。期末試験の要領は別途案内。
この授業はオンライン(オンデマンド)で行う。「はじめに」のスライドと、1-8章のスライドがあります(2, 3, 4, 6章は複数のスライドで構成)。 |
教科書・参考書等 |
参考書: 図説動物形態学 (福田 勝洋 編),朝倉書店 ,東京,2006. 家畜比較解剖図説,加藤嘉太郎 著,養賢堂,東京,1988. 獣医組織学 (日本解剖学会編), 第7版, 学窓社, 東京, 2017. 新動物生殖学(佐藤英明編), 朝倉書店, 東京, 2011. |
授業で使用する メディア・機器等 |
テキスト,スライド |
予習・復習への アドバイス |
講義の概要説明は研究室のホームページに掲載していますので(担当講義の項目の「講義の概要」)、予習と復習に用いてしてください(http://home.hiroshima-u.ac.jp/anat/)
第1回 授業で配布する資料の内容の全体を点検すること。 第2回から15回まで、「講義の概要」および配布資料を参考にして予習と復習を行ってください。 詳細に調べる時には、参考書にあげた「図説動物形態学」,「獣医組織学」などを活用してください。 |
履修上の注意 受講条件等 |
動物生産サイエンス入門を履修していることが望ましい。 |
成績評価の基準等 |
授業成績の80%は期末試験で評価し,20%をミニレポートで評価する。ただし,学内規約により授業全体の1/3以上(ミニレポート3回以上)を無断欠席の場合,成績評価できない。 「知識・理解」は,主に期末試験とミニレポートで評価する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
授業に関連する組織像は家畜生体機構学ホームページに掲載しているので参照のこと(http://home.hiroshima-u.ac.jp/anat/)
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |