年度 |
2020年度 |
開講部局 |
工学部 |
講義コード |
K5107011 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
成形加工学II |
授業科目名 (フリガナ) |
セイケイカコウガク 2 |
英文授業科目名 |
Plastic Working and Powder Metallurgy II |
担当教員名 |
日野 隆太郎,松木 一弘 |
担当教員名 (フリガナ) |
ヒノ リュウタロウ,マツギ カズヒロ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
4年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 水5-8:工108 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
講義中心,板書多用,ディスカッション コロナ感染対策における広島大学行動指針レベル3(2020年4月22日時点)の状況下では、
5/13(水) より授業開始で「教官一人のみが108講義室に居てチームズを使った遠隔講義」とします。
その際、「ネット環境を持たない学生は支援室に届ける事に限り、学生支援が指定した4講義室に入室可」 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
4
:
上級レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
09
:
機械工学 |
対象学生 |
工学部第一類4次生および過年度生 |
授業のキーワード |
加工法(3),塑性加工(7.5),粉末加工(12) |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ | 第一類専門科目の中で専門細目分野「材料・加工学」に属し,基礎的な科目で学習した内容を用いて,専門的な技術に関する知識や理解を深める. ・この授業の前提となる科目:材料科学,機械材料I・II,成形加工学Ⅰ,塑性力学 |
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到達度評価 の評価項目 | 機械システム工学系プログラム (能力・技能) ・機械システム工学の基礎の確実な習得と応用力の養成 |
授業の目標・概要等 |
生産加工技術の重要部門である塑性加工と粉末冶金について講義する.本講義により,学生は塑性加工と粉末冶金の加工原理,重要な技術的課題(うまく加工するための視点),加工法選択・改善について理解することができる. 1)塑性加工の種類(素材製造,バルク加工,板材成形など)と特徴について理解・説明できる能力を修得する.(B) 2)塑性加工における加工力や加工限界を見積もる能力を修得する.(B) 3)塑性加工プロセスの数値シミュレーションの意義と役割,その原理を理解・説明できる能力を修得する.(B) 4)粉末冶金加工法の原理と特徴を把握し,説明できる能力を修得する.(B) 5)焼結部品(粉末冶金製品)を量産機器の設計に取り入れる上での判断力を修得する.(B) |
授業計画 |
第1回 塑性加工の種類,上手に加工を行う視点,塑性力学の基礎(その1) 第2回 塑性力学の基礎(その2),平面ひずみ圧縮,圧延 第3回 押出し・引抜き,鍛造における加工力 第4回 延性破壊のメカニズムとそのクライテリオン 第5回 板材成形:張出し成形および深絞りにおける成形限界,スプリングバック 第6回 加工性に及ぼす温度・速度の影響 第7回 加工熱処理,制御圧延,塑性加工に及ぼす摩擦の影響,レポート課題の出題 第8回 塑性加工における数値シミュレーションと最適工程設計 第9回 粉末冶金加工法による難焼結材の製造新技術の紹介 第10回 粉末冶金加工法の概略と生産加工に占める位置,原料:粉体の一般的性質 第11回 成形:潤滑,型内での粉体の動きと力の伝達,寸法精度 第12回 焼結:原子の運動と粉末粒子の結合強化,粉末粒子間の空隙を起源とする気孔の形状変化と焼結に伴う寸法変化 第13回 特徴:焼結機械材料の材質,レポート課題 第14回 期待される今後の発展 第15回 新技術としての電気利用焼結における焼結メカニズム.
試験1回,レポート2回
塑性加工(第1回から第8回):日野担当 粉末冶金(第9回から第15回):松木担当 |
教科書・参考書等 |
講義形式(講義中心,板書多用,パワーポイント,配布プリント) 参考書:「機械技術者のための材料加工学入門」吉田総仁・京極秀樹・篠崎賢二・山根八洲男著(共立出版) |
授業で使用する メディア・機器等 |
テキスト,配付資料 |
予習・復習への アドバイス |
塑性加工(日野隆太郎) 第1-8回 参考書の熟読と授業中のキーワードの復習. 粉末冶金(松木一弘) 第9回-15回 配布資料の熟読と、授業中のキーワードの復習. |
履修上の注意 受講条件等 |
受講生は材料科学,機械材料I,塑性力学,成形加工学Iを既に履修しておくことが望ましい. |
成績評価の基準等 |
「授業の目標」の5項目の到達度は筆記試験により評価する.成績評価の目標の到達度に日頃の学習態度を加えた総合評価により決定し,60%以上を合格とする.日頃の学習態度はレポートにより評価する.これらの配分は,期末試験(80%),レポート(20%). |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
@オフィスアワーを設定しているので,質問等がある場合には,積極的に来室すること. @「授業の目標」の各項目の末尾に示されている(A)--(E)は第一類の学習・教育目標を表している(詳細はhttps://www.hiroshima-u.ac.jp/prog/program/syusenkou/haipuro_kou/kikaisystem を参照). |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |