年度 |
2020年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC525103 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
司法・犯罪心理学 |
授業科目名 (フリガナ) |
シホウ・ハンザイシンリガク |
英文授業科目名 |
Forensic and Criminal Psychology |
担当教員名 |
平 伸二,森田 愛子 |
担当教員名 (フリガナ) |
ヒラ シンジ,モリタ アイコ |
開講キャンパス |
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開設期 |
2年次生 前期 集中 |
曜日・時限・講義室 |
(集) 集中 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
講義中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
06
:
心理学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
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教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ | 心理学プログラム専門科目(実践・応用領域特論)にあたる。心の仕組みや働きに関する発展的・応用的知識を身につける。 |
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到達度評価 の評価項目 | 心理学プログラム (知識・理解) ・心の仕組みや働きに関する発展的知識を身につける |
授業の目標・概要等 |
本講義では,犯罪と犯罪から派生するさまざまな問題について,主体的に考えることができるようになるために,犯罪原因論,防犯活動の実際,プロファイリングやポリグラフ検査といった犯罪捜査支援について取り上げる。また,犯罪者・非行少年の処遇,犯罪被害者支援,裁判員裁判,家事事件などの司法領域の制度と実態についても学ぶ。従来の個人的な経験に基づく臨床的な研究ではなく,調査データや実験に基づいた実証的なフィールド研究を多く取り扱うため,実践的で科学的な犯罪心理学の考え方を身に付ける。授業担当者は,司法・犯罪等の研究所(科学捜査研究所)における心理鑑定の研究員としての実践経験をふまえ,講義を進める。 |
授業計画 |
第1回 司法・犯罪心理学の領域と関連機関: 家庭裁判所,少年鑑別所,科学捜査研究所 第2回 犯罪の定義と犯罪情勢の変遷: 心神喪失と心神耗弱,万引き,暗数 第3回 犯罪原因論: 生物学的要因,社会学的要因,心理学的要因 第4回 防犯活動の理論: 防犯環境設計,割れ窓理論 第5回 防犯活動の実際: 防犯ボランティア,地域安全マップ,防犯カメラ,防犯灯 第6回 目撃証言: 凶器注目効果,事後情報効果 第7回 取調べ: 認知面接,冤罪,虚偽自白 第8回 ポリグラフ検査: 嘘の心理学,隠匿情報検査,末梢指標と中枢指標 第9回 プロファイリング: 犯罪者プロファイリング,地理的プロファイリング 第10回 ストーカー・DV・児童虐待: つきまとい行為,被害者保護,加害者治療 第11回 犯罪被害者支援: 犯罪被害者等基本法,PTSDとその治療 第12回 公判プロセス: 自由心証主義,裁判員制度,被害者参加制度 第13回 犯罪者・非行少年の処遇: 加害者治療,再犯防止,社会復帰支援 第14回 家事事件: 審判事件,調停事件 第15回 講義のまとめと最新トピックス及び試験
試験を実施する。 |
教科書・参考書等 |
参考図書 ①『テキスト 司法・犯罪心理学』/越智啓太・桐生正幸(編著)/北大路書房/2017 ②『犯罪心理学事典』/日本犯罪心理学会/丸善出版/2016 ③『ウソ発見』/平 伸二他(編著)/北大路書房/2000 |
授業で使用する メディア・機器等 |
配付資料,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) |
予習・復習への アドバイス |
予習として,第1回から第14回までのテーマに関する内容について,参考図書などを利用して事前に予習しておく。ノートとしてまとめるとともに,疑問点もピックアップしておく。復習は,予習ノートに授業内容のポイントを加筆するとともに,疑問点に対する解答を書き込んで整理するとよいでしょう。 |
履修上の注意 受講条件等 |
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成績評価の基準等 |
期末試験(80%)と事前課題(20%)で評価します。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
ニュースを読む習慣を身に付け,気になった事件があれば,どのような心理学的介入ができるかを考えてみましょう。 |
その他 |
対面授業を実施しないことに伴い,内容等に変更が生じる場合があります。 オンデマンドと同時双方向の併用で授業を実施する予定です。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |