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年度 2020年度 開講部局 教育学部
講義コード CC211405 科目区分 専門教育科目
授業科目名 科学教育史
授業科目名
(フリガナ)
カガクキョウイクシ
英文授業科目名 History of Science Teaching
担当教員名 磯崎 哲夫
担当教員名
(フリガナ)
イソザキ テツオ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 水5-8:教K115
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
講義中心、ディスカッション 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 08 : 教科教育学
対象学生  
授業のキーワード 理科教育史、歴史研究法、外国の科学教育史 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
理科プログラム専門基礎科目を履修した上で、専門的科目のひとつとして、さらに理科教育に関する知識・理解、スキル等を発展させる科目として位置づけられる。「知的能力・技能1、6」に関する学習の成果が期待される。 
到達度評価
の評価項目
中等教育科学(理科)プログラム
(能力・技能)
・中等理科教育に関連した文献や資(史)料を収集して読解した結果を踏まえて,吟味・検討することができる。
・中等理科教育のカリキュラムや授業を分析・検討し,授業や学習指導案を構成することができる。 
授業の目標・概要等 理科教育専門科目のひとつであり、わが国の理科教育の歴史的展開について学び、理科教育の発展的構造をとらえ、その歴史的本質についての知識・理解を深めることである。また、理科教育史の研究方法とレポートの作成方法等について理解し、スキルを獲得する。 
授業計画 第1回 講義の概要と視点、課題レポートの提示
 本講義の概要の説明を通して、授業の目標を明確化し、課題意識を与える。教科教育研究における歴史研究の位置づけと諸問題を提示し、本講義の視点を解説する。
【課題レポートの提示】
 本講義では、最初の段階において課題レポートを2題提示する。なお、レポート課題に関係するトピックスは第3回?第13回までにおいて扱い、各回においては、レポートの書き方、史資料の収集の仕方、その分析の仕方等について適宜解説していく。

第2回 歴史研究のアプローチ
 関連する学問領域の歴史アプローチを解説し、それぞれの特徴や対象事象について解説し、理科教育への適用を検討する。

第3回 学校教科「理科」の成立背景(1)
 わが国の「理科」の誕生の背景について、諸外国(イギリス、ドイツ、アメリカ等)の影響や当時の当該国の状況について、史的資料を用いて明らかにする。
第4回 学校教科「理科」の成立背景(2)
 わが国の「理科」の誕生の背景について、学校制度の整備、科学技術を背景とした産業の勃興、教育博物館による教育への支援活動等、理科教育成立前後の社会的背景について明らかにし、諸外国からの影響と考え合わせて、わが国の「理科」の特色を抽出する。

第5回 低学年理科特設運動の歴史的意義
 小学校低学年における「自然科」設置の背景を、英米のネイチャー・スタディー、ドイツの実科(直観教授・郷土科)などと比較検討し、また、その歴史的展開を追うことにより、低学年理科設置運動の歴史的意義について明らかにする。

第6回 理化教育振興運動の歴史的意義
 大正期の理化教育振興運動について、比較教育史的アプローチと地域実態史的アプローチから、その歴史的意義について明らかにする。


第7回 欧米のゼネラル・サイエンスとわが国の一般理科の相違点
 昭和6年に中学校に導入された「一般理科」について、欧米のゼネラル・サイエンスと比較し、その特色を明らかにする。

第8回 第二次世界大戦期の理科教育の特色
 第二次世界大戦期に実施された理科教育について、それまでの理科教育、戦後直後の理科教育と比較検討し、その特色を明らかにする。また、当時実施されていた、科学者養成を意図した特別科学教育についても、そのカリキュラムの特色を分析する。
第9回 初等・中等理科教科書の歴史展開
第二次世界大戦以前の小学校、中学校、高等女学校の理科教科書を閲覧し、教科書に見られる理科教育思想や社会的背景について分析する。

第10回 高等女学校の理科教育史概説
 高等女学校の理科教育史について、(旧制)中学校の理科教育との比較を通して明らかにする。

第11回 戦後の理科教育の新しい展開
 昭和20年から40年代頃までのわが国の理科教育の展開について、その特色を明らかにする。
【課題レポートの提示】
 本講義では、最初の段階において課題レポートを2題提示する。なお、レポート課題に関係するトピックスは第3回?第13回までにおいて扱い、各回においては、レポートの書き方、史資料の収集の仕方、その分析の仕方等について適宜解説していく。

第12回 理科教育現代化運動の歴史的意義(1)
 イギリスとアメリカの理科教育の現代化運動の歴史的展開と、開発されたカリキュラムの特色について考察する。

第13回 理科教育現代化運動の歴史的意義(2)
 わが国への理科教育の現代化の影響と、現代化の本質、歴史的意義について考察する。

第14回 課題レポートの評価と解説
 各自が作成した課題レポートを返却し、その評価について概説し、個々の到達点と課題を示し、各自の問題点を考えるよう促す。
第15回 講義の総括
 これまでの講義について、比較教育史的アプローチから整理し直し、諸外国の科学教育と比較したわが国の理科教育の特質について、討論を通して考察する。


レポートは第1回目の講義において提示する。また、第14回目で個人個人にレポート課題を返却し、解説する。 
教科書・参考書等 教科書:特に指定しない。
参考図書:適宜授業において紹介する。
なお、レポートに関しては、以下のものを参考にすると良い。
篠田義明,『コミュニケーション技術』,中公新書.
 
授業で使用する
メディア・機器等
配付資料、プロジェクター 
予習・復習への
アドバイス
第1回終了後
講義全体の概要を理解し、課題を再認識する。また、紹介された参考図書を検索し、そのいくつかを読んで、講義とレポート課題に備える。
【課題レポート】
毎回の授業において、史資料収集の方法、それらの分析の仕方、レポートの書き方等について言及する。それに従って、不明な点は質問をすること。
第2回から第13回終了後
講義内容を確認し、参考図書の講読によりその理解度をさらに増す。不明な点は質問をし、解決する。
第14回終了後
返却されたレポートの評価を検討し、自己の課題を明確化する。レポートにはコメントを付し、かつ個人個人に授業中返却し、評価できる点と問題点・課題を提示する。また、第15回では討論を行うので、これまでの授業を整理し、わが国の理科教育史の特色等について自分の意見をまとめておく。
第15回終了後
 講義内容を確認し、課題を再認識する。講義内容の疑問点等は、質問をすること。
 
履修上の注意
受講条件等
教科又は教職に関する科目 
成績評価の基準等 成績は、授業への取り組み等30%、レポート課題(2題提出)が70%(各題35%)で評価する。
 「知的能力・技能3、7」は主として課題レポートで評価する。
 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 自然科学系とは違った、教育分野における資料の収集方法や分析方法、教育系レポートの書き方についても解説する。 
その他 新型コロナウィルス感染症拡大防止のため,本年度に限り本授業の受講者については下記の取り扱いとする。
・受講者数の上限を20名までとする。
・受講者の優先順位を次の通りとし,上限を超えるものについては抽選とする。
1.自然系コースの学生,2.再履修の自然系コースの学生,3.教員免許状(理科)の取得を希望する学生(4,3,2,1年生の順)
・マスクを着用して受講すること。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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