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年度 2020年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード AHH16001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 文化創造論
授業科目名
(フリガナ)
ブンカソウゾウロン
英文授業科目名 Philosophy of Creating Culture
担当教員名 桑島 秀樹
担当教員名
(フリガナ)
クワジマ ヒデキ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 木5-8:総K308
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
【★(4月後半開始~すべての講義)非対面式(双方向的講義)WEBライヴ講義(+教科書購入による自学自習の併用)。受講生のネット環境等を勘案したうえで、最終課題の提出法など検討予定】(2020年4月22日全学決定に基づく)
 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 14 : 文化論
対象学生 学部2年生以上の全学年・全学部
授業のキーワード ★感性、アート(芸術/技術)、美、風景、語り、想像力、歴史、宗教、旅、紀行、司馬遼太郎、街道をゆく etc. 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
★人間の「感性」思考にかんして、具体的に説明する学部中級レベルの専門科目。「人間文化の華(エッセンス)」について考える21世紀型思考モデルを提供する点では、現代のリベラルアーツ科目でもある。風景やアートなどの問題も、文明史的な「教養」の一部であることをわかりやすく説く。 
到達度評価
の評価項目
総合科学プログラム
(知識・理解)
・個別学問体系の密接な相互関係とその重要性を認識するうえでの必要な知識・理解
(能力・技能)
・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能 
授業の目標・概要等 ★司馬遼太郎の歴史紀行『街道をゆく』シリーズ(欧米篇:アイルランド、オランダ、アメリカ、東アジア篇:滋賀、朝鮮半島、広島、関東など)のなかに、彼独自の「感性哲学」の手法――現場主義・歴史=文学的想像力に根ざした「眼の思考」――を見いだし、《風景を読むこと》《歴史を語ること》の意味を考える。その際、ある国ある地域の地勢・宗教・歴史と密接にかかわる、「芸術/技術(アート)」や「美」のかたちについても、一般化して考察していく。 
授業計画 講義テーマ:「感性哲学」、風景を語るということ

★第1回―第4回のテーマ:
 司馬遼太郎『街道をゆく』にみる「感性哲学」とは?「眼の思考」とは?

★第5回―第14回のテーマ:
 『街道をゆく』の各紀行の分析――地勢・宗教・歴史からみた「アート」と「美」のかたち――
 ◎分析予定は、以下の各シリーズです(ただし、関連文献には随時言及)。
 ※NHKスペシャルの関連DVD映像も適宜使います。
 ・第5回―第6回:「愛蘭土(アイルランド)紀行」に関する分析
 ・第7回―第8回:「オランダ紀行」に関する分析
 ・第9回:「ニューヨーク散歩」に関する分析 &『街道をゆく』欧米篇のまとめ
 ・第10回―第11回:「湖西のみち」・「韓のくに紀行」に関する分析
 ・第12回―第13回:「芸備のみち」に関する分析 
 ・第14回:「芸備のみち」に関する分析 &『街道をゆく』東アジア篇のまとめ

★第15回のテーマ:総括:司馬「感性哲学」応用実践の試み――「鉄」と「馬」がつなぐ歴史風景
 ※なお、最終講義日に「学期末試験(もしくは課題レポート)」を課すことがあります。

  
教科書・参考書等 ・教科書(※講義時に必帯):
★桑島秀樹『司馬遼太郎 旅する感性』(世界思想社、2020年3月。※今春の最新刊です。2020年2月末には、書店販売を開始しています。)
・主要参考書:
★桑島秀樹『生と死のケルト美学―アイルランド映画に読むヨーロッパ文化の古層』(法政大学出版局、2016年9月。第14回木村重信民族藝術学会賞受賞作品です。)

※上記の両図書とも、広大の生協書籍部に入荷してもらっています(むろん街の書店にもあります)。

・その他の参考書:
★司馬遼太郎『街道をゆく』のうち以下の各シリーズ(朝日文庫):「愛蘭土(アイルランド)紀行」、「オランダ紀行」、「ニューヨーク散歩」、「湖西のみち」、「韓のくに紀行」、「芸備の道」、「信州佐久平みち」など。
  
授業で使用する
メディア・機器等
講義形式(講義中心・補助プリント適宜配布)
使用する視聴覚教材の種類(ビデオ・DVD・スライド等)
ビデオ・DVD使用の場合(本数;5作品程度)
必読・必帯書あり(講義時に確認・指示)
 
予習・復習への
アドバイス
講義を聴きながら、ビデオ映像を観ながら、「自分なり」にノートをとること。基本的に板書は、キーワードのみの記述が中心です。謙虚で素直な勉学姿勢を忘れずに! 
履修上の注意
受講条件等
毎回、教科書や参考書をぜひ必帯してください。そして、機会があれば、自分の足でフィールド(現場)への旅(=調査)に出かけ、五感や想像力を働かせるように心がけてください。 
成績評価の基準等 ★学期末試験(論述式、教科書など持込可を予定):60パーセント程度
★以上の「中間レポート」と「学期末試験」の評価に、平常授業評価(出席・発表・討議など)の40パーセント程度を加味して最終評価する。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ ★ここでいう司馬遼太郎の「感性哲学」とは、風景を総体として、歴史の重層性を意識して捉えることにも繋がっています。だから、NHKの「ブラタモリ」的な街歩き術、あるいは、中沢新一「アースダイバー」的思索とも呼応するところもあります。
★というわけで、世界各地、日本各地、あるいは、身近な「ふるさと」へと旅したくなる講義となるはず。風景へのまなざしなかに、土地固有の記憶が色鮮やかに受肉する現場(=作家の語り)にぜひ一緒に立ち会おうではありませんか!!
 
その他 学期中できれば1回は、関連学会・関連研究会の主催する例会・講演会・シンポジウムなどのへの参加を促すかもしれません。ぜひ自主的・積極的にご参加ください。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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