広島大学シラバス

シラバスTOPへ
English
年度 2018年度 開講部局 教養教育
講義コード 11035001 科目区分 平和科目
授業科目名 世界の紛争と平和
授業科目名
(フリガナ)
セカイノフンソウトヘイワ
英文授業科目名 Conflict and Peace in the World
担当教員名 山根 達郎
担当教員名
(フリガナ)
ヤマネ タツオ
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 月5-8:総K106
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
講義、学生間のディスカッション、学生の発表、第13-14回ではノートパソコン持参(ディスカッション・レポートを当日その場で作成のため) 
単位 2 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 24 : 政治学
対象学生  
授業のキーワード 国際紛争、国際安全保障、市民と戦争、兵士と戦争、平和構築、国際秩序、科学技術と戦争、人間の安全保障、平和構築、紛争解決、紛争予防、和解、グローバル・ガバナンス 
教職専門科目   教科専門科目  
教養教育又は
パッケージの中での
この授業の位置づけ
 
学習の成果国際紛争、特に、現代における内戦や地域紛争の特徴や、紛争後の平和構築の進め方について、多角的な視点から分析することができるようになる。
 
授業の目標・概要等 20世紀は「戦争の世紀」とも呼ばれます。21世紀は「平和の世紀」として拓いていくことはできるのでしょうか。20世紀の終わりに冷戦が終 結しても,今も世界のどこかで武力紛争が生じ,無辜の市民たちが死の恐怖にさらされている現状があります。こうした地域的な紛争は,単に紛争 国内部の問題に留まりません。武力紛争から生じる脅威は国境を超え,世界の平和と安定を揺るがしかねません。難民,テロリズム,武器の蔓延, 雇い兵の移動などがその例です。この講義では,そうした現代に蔓延する越境的な地域紛争の構造と、紛争解決に向けた国際社会による取り組みに ついての理解を深めます。 
授業計画 第1回 導入部1(平和科目の目的・本授業の概要説明)
第2回 導入部2(いま、世界でどのような武力紛争が起きているのか)
第3回 国際秩序①中東危機とテロリズムについて
第4回 国際秩序②ウクライナ情勢について
第5回 アジア地域①アフガニスタンでの武力紛争について
第6回 アジア地域②スリランカ内戦について 
第7回 アフリカ地域①マリ内戦について
※次週授業日(9-10回)は、中間レポートの提出日(提出内容については、下記「その他」欄を参照のこと)
第8回 アフリカ地域②リベリア、シエラレオネ内戦について
第9回 当日持参の中間レポート(6部を各自で用意)を学生間で評価(「優秀者」の選考会※当日、「評価シート」を配布します。)
第10回 提出済みの中間レポートを学生間で評価(「優秀者」の選考会※当日、「評価シート」を配布します。)
第11回 国連安全保障理事会の役割について
第12回 武力紛争後の民主化と平和構築について
第13回 ディスカッション(例)自分が大学で学ぶ「専門」と平和の課題はどのようにつながっているのか?
第14回 ディスカッション(続き)(後半はディスカッション・レポート作成・提出)
第15回 振り返り

(第9-10回)中間レポートの提出あり。(第13-14回)ディスカッション・レポートの提出あり。

他の平和科目と同様、すべての受講学生に課せられている「モニュメント見学」の感想文の提出は必須です。締切後の提出は認めませんので注意すること。 
教科書・参考書等 参考書:
広島市立大学広島平和研究所編著『平和と安全保障を考える事典』法律文化社、2016年。
田中明彦・中西寛『新・国際政治経済の基礎知識(新版)』有斐閣ブックス、2010年。
ジョセフ・S・ナイジュニア、デイヴィッド・A・ウェルデ『国際紛争:理論と歴史(原書第9版)』有斐閣、2013年。

小笠原高雪・栗栖薫子・広瀬佳一・宮坂直史・森川幸一編『国際関係・安全保障用語辞典』ミネルヴァ書房、2013年。
長有紀枝『入門 人間の安全保障:恐怖と欠乏からの自由を求めて』中公新書、2013年。
吉川元・首藤もと子・六鹿茂夫・望月康恵編『グローバル・ガヴァナンス論』法律文化社、2014年。
 
授業で使用する
メディア・機器等
配付資料,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
予習・復習への
アドバイス
1回~2回:受講者がこの講義を受けて達成したいと考える内容について各自で設定しましょう。平和と紛争の問題については、もしかしたら皆さんが広島大学で学ぼうとしている個々の専門分野とはまったく関係のない内容かもしれません。しかし、その場合でも、不安定な国際秩序や地域の紛争のお話は、グローバル社会の中にあって、考えないわけにはいかない問題群のひとつなはずです。
3回~4回:最近の中東情勢やウクライナでの事例を見てみましょう。地域情勢をめぐり、大国間でのパワーバランスが不安定な状況に目を向けてみましょう。そして、人々の命が軽んじられる世界とはどのようなものか、一緒に考えましょう。
5回~8回:指定する武力紛争を事前に調査しておく。中間レポートの提出準備をしておく。
9回~10回:ディスカッションの日です。体調を整えて、いざ出陣!
11~12回:国際安全保障における国連の機能が低下しているのでは、とも言われる昨今ですが、なぜなのでしょうか?それでは、国連は不要と言い切れるのか?その目指すべき「価値」について考えてみましょう。
13回~15回:最終レポートの提出と学習の振り返り。
 
履修上の注意
受講条件等
「平和」というイシューについて自分が真剣になって考える姿勢で授業に臨んでください(そのような受講生を歓迎します。)。授業中に毎回簡単なグループワークを実施する予定でいます。その意味では受講生の積極的な参加態度が求められます。ディスカッションをメンバー間で円滑に行うには、なにより<思いやり>が不可欠です。これまでの本講義でのアンケート結果でも明らかになっていますが、一部の受講生が積極的に参加をしないといった態度には、そのほかの受講学生から多くの不満が寄せられています。ディスカッションの成功には、互いに学びを発見するためのメンバーへの「思いやり」が不可欠なのです。 
成績評価の基準等 中間レポート評価(50%程度)、最終レポート評価(20%程度)、モニュメント見学レポート評価(30%程度)の総合評価。ただし、授業中のディスカッションへの貢献度を最終評価に加味する。 
メッセージ 「議論」とは何でしょうか。平和のイシューについて皆さんはどれだけとりくめるのでしょうか。平和と戦争の歴史上に生きてきた<人間>というものに思いをめぐらせ、対話力と思考力、そして実践力をアップさせてみませんか。
 
その他 <レポートについて>
1.中間レポートについて(紙媒体提出日:第9回ー10回授業日、授業冒頭、各自「6部」用意のこと、なお、その前日18時までに当日配布予定の電子文書をBb9上で指定のとおり添付提出しておくこと。)
A4用紙1~2枚程度で提出する。文字数は1000~2000字程度を目処とする。文字は10.5ポイント、ゴシック体もしくは明朝体とする。表題、氏名、所属、学籍番号を必ず記載する。
中間レポートの課題は次のとおりとする。
「自分の関心のある冷戦終結後の武力紛争を取り上げ、①できるだけ特定の問題に絞って示しつつ、②その紛争解決の難しさについて複数の視点から自分なりに論じなさい。(取り上げる武力紛争は複数の事例であってもかまいません。)」
2.第13-14回のディスカッション・レポートについて(当日その場で作成)
各自持参したノート・パソコンを通じて指定(Bb9)の場所に添付提出する。文字数は1000程度を目途とする。文字は10.5ポイント、ゴシック体もしくは明朝体とする。表題、氏名、所属、学籍番号を必ず記載する。
ディスカッション・レポートの課題は次のとおりとする。
「講義(第13回、第14回分)で出席者間で実施したディスカッションの内容をもとに、①どのようなディスカッションの流れであったかを簡単に示しつつ、②これに対する自分の意見を述べなさい。」
平和モニュメント見学レポートの提出は必須課題です。レポートの提出締切は以下のとおりです。
第2ターム開講科目 --> 6月30日
第3ターム開講科目 --> 10月21日
第4ターム開講科目 --> 12月21日
夜間開講科目    --> 教員の指示による
※詳細はもみじTopを参照:https://momiji.hiroshima-u.ac.jp/momiji-top/learning/kyouyou/post_1.html
また,受講希望者が定員を超過したときは受講者抽選を行う可能性があります。受講者定員は以下のとおりです。
昼間開講科目 --> 150人
夜間開講科目 --> 70人 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
シラバスTOPへ