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年度 2018年度 開講部局 教養教育
講義コード 11025001 科目区分 平和科目
授業科目名 戦争と平和に関する学際的考察
授業科目名
(フリガナ)
センソウトヘイワニカンスルガクサイテキコウサツ
英文授業科目名 An Interdisciplinary Survey on War and Peace
担当教員名 吉村 慎太郎
担当教員名
(フリガナ)
ヨシムラ シンタロウ
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 月1-4:総K312
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
講義中心、板書多用、 
単位 2 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 1 : 入門レベル
学問分野(分野) 21 : 社会人基礎
学問分野(分科) 21 : 平和教育
対象学生 1年次生
授業のキーワード 戦争責任、戦後復興、核問題、安全保障、国連、平和、フクシマ、「テロ」  
教職専門科目   教科専門科目  
教養教育又は
パッケージの中での
この授業の位置づけ
戦争と平和、それに関わる様々な事例を取り上げることにより、「平和科目」の目標で掲げられた「平和を考える」授業として位置づけられる。 
学習の成果全体を通して、戦争における加害と被害の錯綜した実相と「平和」に関わる理念・制度に加えて、「平和」の実現のために克服すべき諸課題について、受講者の理解を育み、「平和を考える」多様な視点を持ってもらう。 
授業の目標・概要等 計7名の教員によるオムニバス形式の本授業は、二部構成となっている。第一部では、「戦争とは何か」をめぐる学生間での意見交換・討論を前提に、第一次世界大戦がもたらした変化と問題性、第二次大戦での日本・ドイツの戦争との関わり方や戦後問われる戦争責任、そして紛争と緊張が常態化している北朝鮮と中東の問題の歴史的背景、そして今日的な「テロ」に関する基本的視座が中東を事例に講述される。続く第二部では、「現代という時代と平和」に関する学生討論を踏まえ、「平和学」という学問の成立と展開、ヒロシマとフクシマを結ぶ「平和」という課題、そして広い意味での「平和」に関する思想的課題と哲学的地平など、今日的に重要な主題が取り上げられる。これらを通じて、全体として受講生に「平和」を希求するために必要な知識を提供し、またその主体的な思考力を養うことを目標とする。 
授業計画 第1回:ガイダンス 吉村慎太郎(総合科学研究科)-6/11
第2回:「戦争とは何か」をめぐる学生討論(吉村)-6/11
第3回:第一次世界大戦-20世紀最初の世界戦争-材木和雄(総合科学研究科)―6/18
第4回:日本の戦争―中国への侵略 丸田孝志(総合科学研究科)-6/18
第5回:ナチ・ドイツの戦争とホロコースト 長田浩彰(総合科学研究科)-6/25
第6回:中東諸問題の展開と激化 吉村慎太郎(総合科学研究科)-6/25
第7回:朝鮮半島の分断国家建国と朝鮮戦争、冷戦と東アジア 福原裕二(島根県立大学)-7/2
第8回:北朝鮮危機と国際関係 福原裕二(島根県立大学)-7/2
第9回:9.11と「反テロ戦争」―真のテロリストとは? 吉村慎太郎-7/9
第10回:「現代という時代と平和」をめぐる学生討論(吉村)-7/9
第11回:)「平和」とは何か、「平和学」とは何か 川野徳幸(平和科学研究センター)-7/13
第12回:-平和という課題とヒロシマ、そしてフクシマ 川野先生(平和科学研究センター)-7/13
第13回:現代世界における思想的課題としての「平和」 柿木伸之(広島市立大学国際学部)-7/23 
第14回:平和思想の系譜と平和を哲学する可能性 柿木伸之(広島市立大学国際学部)-7/23
第15回:まとめ 吉村慎太郎(総合科学研究科)‐7/30

モニュメント見学に基づくレポートを必ず提出するものとする。また、試験は学期末に、授業内容に沿った出題範囲で行う(詳細はガイダンスで説明する)。 
教科書・参考書等 講義で基本図書などを紹介する 
授業で使用する
メディア・機器等
テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
予習・復習への
アドバイス
第1回:授業の趣旨・目的と構成、成績判定の仕方、モニュメント見学とレポート提出などについてよく理解し、それぞれに「平和」とは何か、「平和」実現への課題を考えておこう。
第2回:他の受講者との議論を通じて、戦争の発生の背景や原因について理解を深めよう。
第3回: 20世紀の世界秩序の起点はこの戦争にあり、それは21世紀の現代社会にも連なっています。このことについて認識と理解を深めてください
第4回:日本の中国侵略の要因とその実相について、理解を深めよう。
第5回: ナチ第三帝国でのユダヤ人政策が、第二次世界大戦の中でホロコーストへと発展していくことや、その中に巻き込まれた個人の運命について理解できただろうか。授業で紹介した参考文献も読んでみよう。
第6回: 「中東問題」の発生の背景とそれが未だ解決できない共通した問題性について、理解を深めよう。
第7回:日本の近隣地域であって、未だ戦争が終結してない(停戦・休戦状態の)朝鮮半島の紛争構造について理解を深めよう。
第8回:現今の“北朝鮮危機”と呼ばれる事態は、どのような意味での危機なのだろうか。北朝鮮をめぐる「中心/近隣/周辺」の視点から理解を深めよう。
第9回:いわゆる「テロ」問題について、「反テロ戦争」を通じても逆に拡散するところにいかなる問題があるかを、授業で紹介する参考図書を読み、理解を深めよう。
第10回: 他の受講生との議論を通じて、我々が今生きている「現代」という時代の特性と平和の密接な関係について、今一度考えてみよう。
第11回: 多義的な「平和」の意味、「平和学」の特質について考えてみよう。
第12回: 福島原発事故による被害の一端を学び、「ヒロシマ」から何ができるのかを考えてみよう。
第13回: 歴史への反省を踏まえつつ、現代世界の状況を思想的に掘り下げた文献を読んで理解を深めよう。
第14回:平和思想の系譜において重要な著作の翻訳を読んで理解を深めよう。
第15回:講義全体を通じて、当初の「平和」への理解が知識と認識両面で、いかに自らの意見が変化したのかについて考えてみよう。
 
履修上の注意
受講条件等
上記「対象学生」以外、特に条件は定めていない。 
成績評価の基準等 モニュメント見学によるレポート(30%)、期末試験(70%)に基づく総合評価によるものとする。尚、毎回出欠を取るので、欠席しないように、また遅刻もしないようにしてほしい。また、モニュメント見学によるレポートを提出しない受講生には単位を与えない。 
メッセージ この授業では、様々な切り口から「戦争と平和」の問題にアプローチしていきます。そこでの授業内容を基礎に、是非とも自分なりの「平和」に関する認識を深め、また広げていって欲しい。 
その他 授業中に居眠りや私語があれば、注意します。目に余るような場合、退席を求める場合もあります。大学生として恥ずかしくない学習態度と自覚をもって、授業に臨んで欲しい。
平和モニュメント見学レポートの提出は必須課題です。レポートの提出締切は以下のとおりです。
第2ターム開講科目 --> 6月30日
第3ターム開講科目 --> 10月21日
第4ターム開講科目 --> 12月21日
夜間開講科目    --> 教員の指示による
※詳細はもみじTopを参照:https://momiji.hiroshima-u.ac.jp/momiji-top/learning/kyouyou/post_1.html
また,受講希望者が定員を超過したときは受講者抽選を行う可能性があります。受講者定員は以下のとおりです。
昼間開講科目 --> 150人
夜間開講科目 --> 70人 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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