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年度 2018年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード ASF22001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 医療人類学
授業科目名
(フリガナ)
イリョウジンルイガク
英文授業科目名 Medical Anthropology
担当教員名 松嶋 健
担当教員名
(フリガナ)
マツシマ タケシ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   3ターム
曜日・時限・講義室 (3T) 木5-8:総K103
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
講義中心、グループ・ディスカッション、映画鑑賞 
単位 2 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 23 : 文化人類学
対象学生  
授業のキーワード 文化、病い、健康、癒し、医療化、生物医学、精神医療、生政治、福祉社会 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
 
到達度評価
の評価項目
総合科学プログラム
(知識・理解)
・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解
・個別学問体系の密接な相互関係とその重要性を認識するうえでの必要な知識・理解 
授業の目標・概要等 病むということ、そしてそれを癒そうとすることは、生物としての人間の生にとって不可欠の一部である。この授業では、病気と医療をめぐる問題を人類の歴史と文化の多様性のなかで捉えようとする医療人類学の基本的な考え方について学ぶ。こうした考え方を理解することを通して、近代以降の医学を相対化しつつ、現代世界における医療と私たちの身体・精神・生命のあり方について新たな視座を獲得することを目ざす。 
授業計画 第1回 イントロダクション〜医療を人類学的に考える
第2回 生物医学と特定病因論
第3回 確率論的病因論と病気の概念の変容
第4回 医療化と医療人類学の誕生
第5回 疾患・病い・病気
第6回 妖術・託宣・呪術
第7回 アザンデ人の世界
第8回 シャーマニズム
第9回 文化結合症候群
第10回 スストとPTSD
第11回 トラウマの発見とPTSD
第12回 国民国家と医療
第13回 日本の精神医療と日本人の精神疾患
第14回 イタリアの精神医療
第15回 医療化と脱医療化 
教科書・参考書等 参考書
アーサー・クラインマン『病いの語り―慢性の病いをめぐる臨床人類学』,1996年,誠信書房
アーサー・クラインマン『臨床人類学ー文化のなかの病者と治療者』, 1992年, 弘文堂
アーサー・クラインマン『精神医学を再考するー疾患カテゴリーから個人的経験へ』, 2012年, みすず書房
アーサー・クラインマン他『他者の苦しみへの責任―ソーシャル・サファリングを知る』,2011年,みすず書房
バイロン・J・グッド『医療・合理性・経験―バイロン・グッドの医療人類学講義』,2001年,誠信書房
E.E.エヴァンズ=プリチャード『アザンデ人の世界―妖術・託宣・呪術』,2001年,みすず書房
アラン・ヤング『PTSDの医療人類学』,2001年,みすず書房
酒井明夫・下地明友・宮西照夫・江口重幸(編)『文化精神医学序説』,2001年,金剛出版
松嶋 健『プシコ ナウティカ―イタリア精神医療の人類学』,2014年,世界思想社 
授業で使用する
メディア・機器等
配布資料、映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
予習・復習への
アドバイス
第1-2回 病気と健康について考えるとはどういうことか、について考える
第3-4回 医療化概念と医療人類学の歴史を学ぶ
第5回 医療人類学の基本概念について学ぶ
第6-7回 アザンデ人の世界の妖術・託宣・呪術の三角形について学ぶ
第8回 シャーマニズムおよび成巫過程がどのようなものかについて学ぶ
第9-10回 文化結合症候群を理解する
第11回 トラウマの発見とPTSDという疾患概念の発明の経緯について学ぶ
第12回 国民国家化の過程における医療の役割について検討する
第13-14回 精神病院をなくしたイタリアと世界で最も精神病院の多い日本の精神医療を比較する
第15回 医療化と脱医療化について再考する 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 講義とディスカッションへの積極的な参加  80%,期末レポート20% 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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