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年度 2018年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード ANN20001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 砂防学
授業科目名
(フリガナ)
サボウガク
英文授業科目名 Sabo Engineering
担当教員名 海堀 正博
担当教員名
(フリガナ)
カイボリ マサヒロ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 火5-8:総K203
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
講義を主とするが、演習・野外実習も適宜実施する 
単位 2 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 25 : 自然環境
対象学生 5セメ
授業のキーワード 土砂災害 災害の素因と誘因 ハード対策とソフト対策 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
 
到達度評価
の評価項目
総合科学プログラム
(知識・理解)
・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解
(能力・技能)
・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能 
授業の目標・概要等 人類は古くから土砂災害や水害に悩まされてきたが、それらをどのように克服してきたのか、また、それらにどのように対処しようとしているのかについて紹介し、砂防の必要性と防災技術や思想の変遷について考察する。 
授業計画 第1回 砂防学の位置づけ。自然災害の定義と分類。最近の災害とその中に占める土砂災害の割合。特に、日本における土砂災害の歴史、土砂災害防止の歴史など。
第2回 砂防計画論の立場から(その1)。砂防の対象としての有害な土砂の定義。災害につながる土砂とそうでない土砂との区別と取り扱いについて。流域の概念、砂防基準点など。
第3回 砂防計画論の立場から(その2)。生産土砂量、流出土砂量、許容流砂量、超過土砂量、地質による土砂生産量の違いなど。
第4回 砂防計画論の立場から(その3)。計画で扱う土砂量、移動可能土砂量、運搬可能土砂量、砂防えん堤の堆砂など。
第5回 地形図情報の取り扱い。水系次数と他の地形情報との関係など。
第6回 土砂災害の誘因としての降雨量の解析。実効雨量、一連の雨の考え方など。
第7回 土砂災害の誘因としての降雨量の解析。ソフト対策、特に、警戒・避難システムに用いるための応用事例など。
第8回 流出解析のための手法。合理式法、タンクモデル法など。
第9回 災害につながる土砂移動現象の分類。
第10回 災害につながる土砂移動現象の発生機構。
第11回 砂防工事(その1)。山腹砂防工事、植生に期待される機能と効果など。
第12回 砂防工事(その2)。渓流砂防工事、渓流保全工、床固工等に期待される機能と効果など。
第13回 砂防施設の種類と機能・目的など。
第14回 ソフト対策、特に、土砂災害防止法の目的と運用手法など。
第15回 まとめ

期末試験を実施。

 土砂災害の未然防止と災害が発生した場合の被害の軽減のために砂防があるが、その哲学、技術の変遷、学問・研究課題の変遷、砂防の現状と課題等について紹介する。また、必要に応じて、砂防に必要な地図の読み方の実習、簡単な演習などを行う。
 
教科書・参考書等 講義時間中に必要に応じて資料配布や文献紹介を行う。
参考図書としては、たとえば、林 拙郎「自然環境保全のための保全砂防学入門」(電気書院)、武居有恒「砂防学」(山海堂)、(社)砂防学会「砂防学講座(全10巻)」(山海堂)、池谷浩「土石流災害」(岩波新書)、池谷浩「歴史上の人物を通して見た日本砂防史」(財団法人全国治水砂防協会)など。於保幸正・海堀正博・平山恭之「地表の変化」(広大出版会)も参考になる。 
授業で使用する
メディア・機器等
配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
予習・復習への
アドバイス
最初は砂防学の授業の前提となる災害や自然災害、土砂災害、防災等の定義をし、概観する。土砂災害とその対処の歴史と変遷をたどりつつ現在の砂防学についての理解が深まることを期待する。第2回以降は、植生についての関心や理解、地形や勾配から発生する不安定要因の理解とその力学的特性をふまえた対策手法への関心と理解、関数電卓を使った簡単な計算などから、砂防のための基礎知識への理解力を養う。また、構造物の構造・大きさ・設置位置への関心と理解を期待する。さらに、一般に誤解されてしまっている土砂処理の考え方を扱うので、惑わされないようしっかりと理解を深めてほしい。全体を通して、砂防学を通じて人間や人間社会への考察と理解を深めてもらえることを期待する。知識や手法を体得するための実習等については各所にちりばめられている。 
履修上の注意
受講条件等
実習や演習は原則として毎時間少しずつ行う。 
成績評価の基準等 レポートと期末試験により評価する。 
メッセージ  
その他 国土交通省などの協力の下に、「キャンプ砂防」(学外砂防実習)の案内をする予定。参加を義務づけるものではないが、推奨したい。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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