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年度 2018年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード AHL05001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 統語論
授業科目名
(フリガナ)
トウゴロン
英文授業科目名 Syntax
担当教員名 吉田 光演
担当教員名
(フリガナ)
ヨシダ ミツノブ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 水1-4:総K313
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
講義、板書多用、ハンドアウト、口頭でのディスカッション 
単位 2 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 1 : 入門レベル
学問分野(分野) 22 : 語学教育
学問分野(分科) 22 : 英語圏
対象学生  
授業のキーワード 人間の言語のしくみ 認知と言語 ヒトの言語の進化 句・文の構造 構造と意味 言語理論 生成文法 英語・日本語・その他の言語との比較 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
人間の心の探求における言葉の分析、言語学、言語コミュニケーションにおける研究のための基礎的な科目のひとつ 
到達度評価
の評価項目
総合科学プログラム
(知識・理解)
・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解
(能力・技能)
・自らの研究成果をレポートや論文にまとめ、ゼミや研究会等で発表し、質問などにも回答できる能力・技能
(総合的な力)
・研究倫理と主体的な知的関心に基づき課題を発見し、解決に向けた方策を立案できる総合的な能力 
授業の目標・概要等 世界には数千の言語があり、文法もさまざまに異なっているように見える。しかし、どんな場合でも子供の言語習得の速度には基本的に違いがない。そこには人間の言語に共通の文法の認知的基盤がある。人間はどのようにしてこの言語能力を獲得したのだろうか?なぜ類人猿のような高等動物は言語能力を開花させなかったのか?言語に共通の文法的基盤、そして文法的な差異はどのようなものか?この授業では、生成文法などの言語理論を紹介し、英語を中心に、日本語、その他の言語の基本的な句や文を作り出す構造について理解し、具体的に分析する力を修得し、受動文や疑問文、命令文、否定表現、関係節、不定詞句、話題化、代名詞指示などの構文を記述し・説明する分析的能力の基本を身につけることを目標とする。 
授業計画 第1回 オリエンテーション(この講義のポイント)。言語、文法、統語論とはなにか?

第2回 言語とコミュニケーション。文を作る構成素。句構造文法・生成文法とはなにか?
第3回 文法の認知基盤としての句のひな形(Xバー構造。名詞句。形容詞句。)
第4回 句のひな型としてのXバー構造の展開(動詞句。前置詞句の構造。)
第5回 基本的な文構造の分析(時制、モダリティ、不定詞句)
第6回 基本的な文構造の分析(主節・従属節の構造)
第7回 言語のパラメータ(文法のスイッチ)について。英語と日本語の相違。
第8回 動詞の意味役割。二重目的語構文・与格構文
第9回 受動文の分析
第10回 疑問文の分析(WH疑問文の分析)
第11回 疑問文の分析(英語と日本語の疑問文の相違)
第12回 関係節の分析
第13回 照応表現、代名詞、再帰代名詞
第14回 数量詞遊離,意味解釈などについて
第15回 まとめ
(基本的にこのテーマで進めるが,理解度によって一部変更することがある)

毎回の小課題と期末レポート 
教科書・参考書等 ・参考書等 プリント教材を配布・使用する。
・講義形式(講義・課題・議論;板書多用)
・参考書は随時指示する。  
授業で使用する
メディア・機器等
配付資料 
予習・復習への
アドバイス
第1回 統語論(文の構造分析)の課題について考える
第2回 句構造を実際に分析しよう(文の規則,名詞句・動詞句の規則)
第3回 Xバー構造を描いてみる(句には中心があるということ)。
第4回 Xバー構造の分析。補部や指定部。
第5回 文構造を実際に分析してみる。(句の移動)
第6回 文構造を実際に分析してみる。(主節・従属節の構造)
第7回 言語のパラメータ(異なる語順など)について考えてみる
第8回 動詞の意味役割とは何か。二重目的語構文・与格構文について考える
第9回 受動文について考える
第10回 WH疑問文の分析(1)
第11回 WH疑問文を分析してみる(2)
第12回 関係詞節の構造を分析する
第13回 代名詞,再帰代名詞を分析する
第14回 数量詞遊離,意味解釈について考える
第15回 まとめ:レポート課題について考える 
履修上の注意
受講条件等
課題をほぼ毎回出しますので,出席してください。 
成績評価の基準等 平常点(10%),課題(練習問題)(30%)と期末レポート(60%)。ほぼ毎回簡単な練習問題を出し、質問を出すので出席することが大切。 
メッセージ 統語論は最初は難しそうですが,慣れると文の構造を簡単に分解し
理解できるような論理的・分析的な力が身につきます。英語や日本語の違いを理解し、
言語と認知(モノの見方)の関係を科学的に理解することができます。 
その他 http://home.hiroshima-u.ac.jp/mituyos/


 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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