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年度 2017年度 開講部局 医歯薬保健学研究科博士課程前期保健学専攻
講義コード TA152001 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 慢性疾患ケア看護学特論3
授業科目名
(フリガナ)
マンセイシッカンケアカンゴガクトクロン3
英文授業科目名 Lecture on Chronic Care Nursing 3
担当教員名 森山 美知子
担当教員名
(フリガナ)
モリヤマ ミチコ
開講キャンパス 開設期 1年次生   後期   セメスター(後期)
曜日・時限・講義室 (後) 月1-2
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
講義と演習、ロールプレイ 
単位 2 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 6 : 大学院専門的レベル
学問分野(分野) 27 : 健康科学
学問分野(分科) 27 : 保健学
対象学生 専門看護師(慢性疾患看護)コース学生
授業のキーワード 慢性病、家族看護、病みの軌跡、ケアリング、スピリチュアリティ 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
 
到達度評価
の評価項目
 
授業の目標・概要等 【授業の目標】
 慢性病及び慢性に経過する症状や障害をもつ人々及びその家族の病いや障害をもって生きるという体験を理解し、疾病や障害の個人や家族への影響を理解する理論や概念を学ぶ。加えて、個人や家族がもつ苦悩や療養行動の悪化を生み出す悪循環とその背景を理解し、この解決のために家族のサポートを引き出し、個人・家族が成長できるような支援方法について学ぶ。
【到達目標】
1. 慢性病とは何か。人の主観的世界からの病いの経験を知る。
2. 慢性病をもつ人々や家族が抱える慢性病特有の複雑で解決困難な問題とその背景を学ぶ。
3. 慢性病のケアリング、病いの軌跡と語りについて学ぶ。
4. 慢性病の理解に必要な主要概念及び慢性病をもつ人々の行動理解に必要な諸理論を学ぶ。
5. 病いの回復と維持、生につながるスピリチュアリティについて理解する。
6. 家族の理解と支援に関するモデルを学び、活用できるようになる。
7.これらを実際のケースに当てはめて、包括的なアプローチができるようになる。
【授業の展開】
第1回~第6回は、慢性病者の理解に関する諸理論や概念を学び、第7回~第9回までは、慢性病をもつ患者と家族が特有に起こしやすい問題や苦悩等について、1つのケアユニット(システム)の視点から理解する。第10回~第12回は、事例の理解のための分析を、アセスメントモデルを用いて行い、その後、ロールプレイを実施して理解を深める。第13回~第15回は、実習で出会った困難事例などを用いて、アセスメント・介入のための分析とロールプレイを実施する。そして、家族がどこで苦しみ、躓いていたか、変化を起こした文脈などを話し合う。 
授業計画 【第1回・第2回】(黒江ゆり子講師)
慢性病とは何か/人が病いをもつという体験
・クロニシティ、慢性病のケアリング
・病いの軌跡と語り
【第3回・第4回】
慢性病者の理解(1):主要な概念と理論の理解
・自我と社会的役割、他者との関係性の変化(役割・自己概念・相互依存、ボディイメージ、セクシュアリティ等)
【第5回】
慢性病者の理解(2-1):主要な概念と理論の理解
・病いが内在化されるプロセスと抵抗(スティグマ、社会的孤立、自我防衛機制等)
【第6回】
慢性病者の理解(2-2):主要な概念と理論の理解
・(ノン)コンプライアンスと(ノン)アドヒアランス 等
【第7回】
慢性病をもつ患者と家族:病いと苦悩、スピリチュアリティの理解
・家族支援の重要性の理解
【第8回】
慢性病をもつ患者と家族:病と苦悩、スピリチュアリティの理解
・家族の苦悩や悪循環の理解
・病いの語り(ナラティブ)の有効性と機序
【第9回】
慢性病と家族(1):患者と家族のもつ苦悩、特有の文脈で発生する複雑で解決困難な問題とその背景を学ぶ-家族看護モデルの視点から
【第10回】
慢性病と家族(2-1):家族の理解(家族看護モデル) 家族の構造
 事例の理解とアプローチ法
【第11回】
慢性病と家族(2-2):家族の理解(家族看護モデル) 家族の発達
 事例の理解とアプローチ法
【第12回】
慢性病と家族(2-3):家族の理解(家族看護モデル) 家族の機能
 事例の理解とアプローチ法
【第13回】
慢性病と家族(3-1):ケース展開
 家族の理解、アセスメントと問題解決支援の実際
【第14回】
慢性病と家族(3-2):ケース展開
 家族の理解、アセスメントと問題解決支援の実際
【第15回】
慢性病と家族(3-3):ケース展開
 家族の理解、アセスメントと問題解決支援の実際 
教科書・参考書等 【テキストブック】
・アイリーン・モロフ・ラブキン, パマラ D. ラーセン著, 黒江ゆり子監訳:クロニックイリネス-人と病いの新たなかかわり. 医学書院(Chronic Illness: Impact and Interventions. Jones and Bartlett Publishers.)
・森山美知子:ファミリーナーシングプラクティス. 医学書院
・ 谷山洋三、伊藤高章、窪寺俊之著, 関西学院大学キリスト教と文化研究センター編:スピリチュアルケアを語る--ホスピス、ビハーラの臨床から. 関西学院大学出版会
<推薦書>
・ ピエール・ウグ著, 黒江ゆり子, 市橋恵子, 宝田穂訳:慢性疾患の病みの軌跡?コービンとストラウスによる看護モデル. 医学書院
・Anselm L. Strauss他著, 南裕子監訳:慢性疾患を生きる?ケアとクォリティ・ライフの接点. 医学書院
・黒江ゆり子:病いの慢性性Chronicityと生活者という視点-コンプライアンスとアドヒアランスについて、看護研究、35巻第4号、pp3-17、2002.
・黒江ゆり子、藤澤まこと、普照早苗:病いの慢性性Chronicityと個人史-わが国におけるセルフケアから個人史までの軌跡、看護研究、35巻第4号、pp19-30、2002.
・ジェリー・エーデルウィッチ, アーチー・ブロドスキー著, 黒江ゆり子, 市橋恵子, 宝田穂訳:糖尿病のケアリング--語られた生活体験と感情. 医学書院
・ロレイン・ライト著, 森山美知子監訳:癒しのための家族看護モデル?病いと苦悩、スピリチュアリティ. 医学書院
・大下大圓:癒し癒されるスピリチュアルケア--医療・福祉・教育に活かす仏教の心. 医学書院 
授業で使用する
メディア・機器等
テキスト,配付資料,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
予習・復習への
アドバイス
【第1回-第6回】
「クロニックイリネス」の該当部分を読む。
自分の出会った事例に当てはめて検討。
【第7回・第8回】
スピリチュアリティの本を読む。
【第9回】
「ファミリーナーシングプラクティス」の1章から4章を読む。
【第10回-第12回】
「ファミリーナーシングプラクティス」の5章を読む。
【第13回-第15回】
臨床の場で、実際に練習をしてみる。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 ○ 出席率と授業への貢献度(参加度) 60%
○ 課題の達成度(レポート 2本)  40% 
※ 課題は、第1回目の授業の際に示す。 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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