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年度 2017年度 開講部局 医歯薬保健学研究科博士課程前期保健学専攻
講義コード TA151901 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 慢性疾患ケア看護学特論2
授業科目名
(フリガナ)
マンセイシッカンケアカンゴガクトクロン2
英文授業科目名 Lecture on Chronic Care Nursing 2
担当教員名 森山 美知子
担当教員名
(フリガナ)
モリヤマ ミチコ
開講キャンパス 開設期 1年次生   前期   セメスター(前期)
曜日・時限・講義室 (前) 金7-8
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
講義と演習、ディスカッション、学生の発表、フィールドワーク 
単位 2 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 6 : 大学院専門的レベル
学問分野(分野) 27 : 健康科学
学問分野(分科) 27 : 保健学
対象学生 専門看護師(慢性疾患看護)コース 1年次生
授業のキーワード 慢性疾患ケア提供システム、慢性疾患管理、ナーシングケースマネジメント、地域連携ネットワーク、地域包括ケアシステム 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
 
到達度評価
の評価項目
 
授業の目標・概要等 授業の目標】
 慢性疾患をもつ人々にベストプラクティスを継続的に提供するための治療療養環境整備に関する実際の方法を学ぶ。また、質の高い生活を導くための、地域社会支援体制の調整の方策を学ぶ。
【到達目標】
1.慢性疾患をもつ人々のQOLや臨床アウトカムを向上させるためのベストプラクティスを継 続的に提供するための治療療養環境整備の手法について学ぶ。 
2.ケアの連続性を確保するための仕組み--医療機関と職域・地域保健との連続、一次予防から三次予防のケアの連続、急性期から終末期までの連続の視点から、地域包括ケアシステムの活用と構築について学ぶ。
3.質の高い生活を導くための、治療療養環境整備と地域社会資源の調整・活用(ナーシングケースマネジメント)の方法を学ぶ。
4.治療環境の整備や地域社会支援の調整に向けた専門看護師の役割、組織の中での動き、倫理問題への対応を学ぶ。
【授業の展開】
最終ゴール(卒業時)は、慢性疾患管理とナーシングケースマネジメントが展開できるようになることである。そのために、本授業では、具体的な方法論を森山と中野講師が教授する。最後に、連続する地域包括ケアシステムを構築している千葉県立東金病院(わかしおネット)の見学実習を行う。また、広島県心筋梗塞・心不全ネットワークの実際を見学する。さらに、「疾病管理・慢性疾患ケア看護学実習Ⅰ」で慢性疾患看護専門看護師が継続看護室を運営する滋賀医科大学医学部附属病院での実習を行う。 
授業計画 【第1回】
慢性疾患ケア提供システム:慢性疾患管理とナーシングケースマネジメント
・概論
・慢性疾患の治療療養環境についての分析と方向性の検討
【第2回】
慢性疾患ケア提供システム:慢性疾患管理とナーシングケースマネジメント
・慢性疾患の治療療養環境についての分析と方向性の検討(ライフコースアプローチの学習)
・一次予防から三次予防、ケアの連続性、継続的質改善についての学習
【第3回】
ベストプラクティスを継続的に提供するための手法
【第4回】
ベストプラクティスを継続的に提供するための手法
【第5回・第6回】(水川真理子講師)
QOL・アウトカムを向上させるための方策を考える。
【第7回・第8回】(中野真寿美講師)
ベストプラクティスを提供する方策:継続的質改善(CQI)とアウトカムマネジメント
組織の中での展開方法を考える。
組織分析(組織文化、権限の分布、スタッフなど)を学ぶ。
【第9回・第10回】(水川真理子講師)
治療療養環境整備のための専門看護師の役割・動きの実際
・心疾患患者のアウトカムを向上させるための仕組み--専門外来、心臓リハビリテーションチーム・患者教育支援プログラム、スタッフ教育等について学ぶ。また、看護管理者や医師、他のコ・メディカル等スタッフの調整についても学ぶ。
 組織文化の分析と活用、それを用いたCNSの入り方について学ぶ。
【第11回】(中野真寿美講師)
医療機関の中での慢性疾患看護CNSの取る役割・看護管理者との連携
【第12回】
慢性疾患看護:治療環境整備を進める際に院内で起こる問題への対応, CNSとして
実際の講師の院内での動き--事例を通しての演習
【第13回・第14回】
地域ケアシステムの構築:地域連携とナーシングケースマネジメントの展開方法
・仕組みの構築のプロセス、評価、ナーシングケースマネジメントの展開方法と必要となる技能
【第15回】
フィールドワークを通しての学習
場所:千葉県立東金病院生活習慣病療養指導室・わかしおネット、地域) 
教科書・参考書等 【テキスト】
・Advance Practice Nursing
・森山美知子:新しい慢性疾患ケアモデル―ディジーズマネジメントとナーシングケースマネジメント. 中央法規
・森山美知子:ナーシングケースマネジメント-クリティカルパスと退院計画. 医学書院
・アン・ワジョナー:アウトカムマネジメント. 日本看護協会出版会, 2003.
・診療報酬(介護報酬):その仕組みと看護の評価, 日本看護協会出版会
・医科診療報酬点数表, 社会保険研究所
・訪問看護業務の手引き:介護保険・医療保険, 社会保険研究所
・改正介護保険法, 中央法規 他 
授業で使用する
メディア・機器等
テキスト,配付資料,等 
予習・復習への
アドバイス
【第1回】
・「新しい慢性疾患ケアモデル」第5章~第9章までを読んでくる。
・サブスペシャリティとしたい領域の特定の疾患群/症候群の一次予防から三次予防、予防から急性期(急性増悪を含む。)、慢性期/維持期、終末期までの治療やケアの流れを書き出す。(疾病のコース=ライフコースと定義)
【第2回】
・アウトカムの低い領域/ステージについて考えてくる。(例えば、心不全の急性期の入院中の、在宅に向けての指導が弱い、終末期に緩和ケアがないなど)退院調整、地域連携の問題点や課題も考えてくる。各自文献に当たりながら、根拠となる資料をそろえる。わが国及び諸外国の先駆的事例にも当たって見る。
【第3回】
・1-2回目で選んだ疾患群/症候群について、ライフコース(疾病のコース)に沿って、一次予防から三次予防までの視点をもって、治療やケアの流れを書き出しながら構築し、そのコースに沿ってベストプラクティスを考える。
【第4回】
・治療・ケアの継続システムを考える。ケア標準化ツール(アルゴリズムやクリティカルパス、地域連携パス)など。
・CNSがどこに位置するのかも考える。
【第5回・第6回】
第3・4回目を発展させ、特定の時期の治療環境の整備について、アウトカムマネジメント/継続的質改善の手法を用いて方策を考える。
また、実際の事例を用いて分析する。
【第7回・第8回】
第3、4回で選択した疾病/疾患群について、アウトカムを向上させるために必要な科学的手法について、実際の事例(データ)を用いて演習を行う。
次回の中野講師の講義までに、文献や診療ガイドラインにあたり、ベストプラクティスを調べ、アウトカムマネジメントの方策を考える。分析するデータベースを作成する。
選択した疾病/疾患群の治療環境、地域連携システムなど、フィールドワークを行う。
【第9回・第10回】
実際のシステム構築や教育等のプロセスを聞き、各自の事例に当てはめて動きを考える。(討議と各自のモデルの構築)
【第11回】
・他職種との連携・交渉、看護管理者との連携・ 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 【評価】
○ 出席率と授業への貢献度(参加度) 60%
○ 課題の達成度           40% 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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