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年度 2017年度 開講部局 医歯薬保健学研究科博士課程前期保健学専攻
講義コード TA150301 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 フィジカルアセスメント
授業科目名
(フリガナ)
フィジカルアセスメント
英文授業科目名 Physical assessment
担当教員名 森山 美知子
担当教員名
(フリガナ)
モリヤマ ミチコ
開講キャンパス 開設期 1年次生   前期   セメスター(前期)
曜日・時限・講義室 (前) 月7-10
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
講義と演習(実技) 
単位 2 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 6 : 大学院専門的レベル
学問分野(分野) 27 : 健康科学
学問分野(分科) 27 : 保健学
対象学生 保健学専攻博士課程前期学生
授業のキーワード ヘルスアセスメント、history taking、身体診査技法(Physical examination)、臨床推論、
成長発達段階 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
 
到達度評価
の評価項目
 
授業の目標・概要等 【授業の目標】
 高度実践看護師に必要な、身体・心理(精神)を含めたヘルスアセスメントの方法を学ぶ。特に複雑な健康問題をもった対象の身体状況を診査し、臨床判断を行うために必要な知識と技術を習得する。
【到達目標】
 終了時点で、学生は以下が実施できる。
1.疾患をもつ人のヘルスアセスメント=臨床推論(身体診査技法を含む。)を学び、高度な問題解決が展開できる。
① プライマリケアテクニックに必要な高度な面接技法、健康歴聴取、身体診査技法を習得する。
② 身体面に加え、心理面(精神面)、成長発達段階等のアセスメントを習得する。
③ プライマリケアに必要な検査の判断、検査結果の解釈を学び、代表的な疾患の病態生理と診断基準、疾病ステージに応じた治療との連動について学ぶ。そして、危険因子の特定と問題リストの作成ができる。
④ 上記について、患者の年齢、社会的背景、表出されている問題、疾患のステージ、看護ケアの提供場所等を考慮に入れた解釈と判断ができる。
⑤ 上記について、患者の安全・安楽を保障しながら、効果的かつシステマティックに情報収集ができる。
⑥ 判断プロセス(臨床推論のプロセス)と結果を、口頭・記録で明瞭に示すことができる。
2.わが国の医療提供体制、法律、看護提供の場等に応じた配慮点や展開について理解できる。
3.医師やジェネラリストナースとの違いにおいて、高度実践看護師としてのヘルスアセスメントの位置づけと活用について理解する。
【授業展開】
第1回~第4回でヘルスアセスメント及び身体診査技法の基本を習得する。第5回目から第12回目までは、Advanced Physical Assessmentとして専門的な領域のアセスメント技法、異常結果等の解釈を学ぶ。第12回では、小児や高齢者の場合の特徴を学ぶ。第13回、第14回で、血液や尿検査結果の判断を学び、第15回では身体診査結果、検査結果、精神の総合的な解釈を行う。 
授業計画 【第1回】(森山美知子)
オリエンテーション
高度実践看護師に必要なヘルスアセスメント
 位置づけ、活用、Scope of Practice
 法的解釈等
臨床推論:プロセスの展開方法
【第2回】(森山美知子)
ヘルスアセスメント:健康歴の聴取、POSの展開、身体診査技法の基礎
面談/コミュニケーションスキル
記録・報告
【第3回】(森山美知子)
Primary Care Technique:身体診査技法 Head to Toe
【第4回】(森山美知子)
Primary Care Technique:身体診査技法 Head to Toe
【第5回】(眼科、皮膚科)
Advanced Physical Assessment:
HEENT(頭部、眼、耳、鼻、咽頭/頚部)
Advanced Physical Assessment:皮膚
【第6回】(呼吸器:高濱明香)
Advanced Physical Assessment:呼吸器
【第7回】(循環器科:中山奨)
Advanced Physical Assessment:循環器
【第8回】(消化器科)
Advanced Physical Assessment:腹部/消化器
【第9回】(広島大学病院リハビリテーション部 理学療法士 平田和彦)
Advanced Physical Assessment
筋・骨格系、神経系
【第10回】(精神科 岡村仁)
Advanced Physical Assessment
精神(精神状態像と行動)
【第11回】(脳神経科 丸石正治)
Advanced Physical Assessment
脳神経系、高次脳機能障害
【第12回】(総合診療科)
年齢・成長発達段階に応じた身体診査技法
【第13回】(血液内科)
Advanced Physical Assessment:
血液・リンパ系
血液検査データの総合的な解釈
【第14回】(腎臓内科:加澤佳奈)
Advanced Physical Assessment:腎機能
血液・尿検査データの総合的な解釈
【第15回】(森山美知子)
診断に関する結果の総合的な解釈
まとめ

●レポート:SOAPノート5例、うち1部は包括的ヘルスアセスメント
 臨床で、主訴のある者5名に対して、SOAPを展開し、SOAPノートを記録、提出する。
 うち、1例については、現病歴、既往歴、心理社会的面、システムレビュー、身体診査(Head to toe)を実施し、アセスメント結果、計画を記入した記録ノートを提出する。
●実技試験(包括的ヘルスアセスメント)(1例)
 試験者の前で、模擬患者に対してヘルスアセスメントを実施、SOAPを展開する。
①模擬患者の主訴に対して問診(健康歴の聴取, システムレビュー)、身体診査技法(Head to toe)を行い、検査結果を合わせて、アセスメント結果を導き、計画を立案する。
②試験時間は、一人60分程度。SOAPノートをその場で完成させて、患者に説明し、終了する。
③問診の方法と技術・内容、身体診査技法の正確さと手順、アセスメントの正確さ、適切な計画立案が行われているかで評価する。
※この技術の習得に向け、臨床等に出て、ヘルスアセスメントのトレーニングを行うこと。 
教科書・参考書等 【テキスト】
・ Lynn S. Bickley著, 福井次矢, 井部俊子日本語版監修:ベイツ診察法 Bates’ Guide to Physical Examination and History Taking. (9th ed.). メディカル・サイエンス・インターナショナル
● 高久史麿、和田攻翻訳:ワシントンマニュアル(第12版). メディカル・サイエンス・インターナショナル
● 病態生理、治療指針、治療薬、臨床検査 に関する参考書は個人で有しておくこと
<使用可能ビデオ・CD>
森山美知子:フィジカルアセスメント. 文化放送ブレーン(ビデオ:貸し出し可)
山内豊明:フィジカルアセスメント(DVD:貸し出し可)
各システムのアセスメント・診断・検査・病態生理のDVD有(貸し出し可) 
授業で使用する
メディア・機器等
テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
予習・復習への
アドバイス
【第1回】
・日本看護系大学協議会が示す高度実践看護師について
・ベイツ:第1章, 第2章, 第3章,第4章。
【第2回】
ベイツ:第1章, 第2章, 第3章,第4章
【第3・4回】
ビデオやDVDをみて覚える。
【第5回】
ベイツ:第6章
ベイツ:第2章(皮膚、毛、爪)
【第6回】
ベイツ:第7章(胸郭と肺)
【第7回】
ベイツ:第8章(心血管系)、第14章(末梢血管系)
【第8回】
ベイツ:第9章(乳房と腋下)、第10章(腹部)
【第9回】
ベイツ:第15章(筋骨格系)、第17章(神経系)
【第10回】
ベイツ:第16章(神経系:精神状態像と行動)
【第11回】
ベイツ:第15章(筋骨格系)、第17章(神経系)
【第12回】
ベイツ:第18章(小児:新生児から青年期まで)、第20章(老年)
【第13回】
ベイツ:第6章(頸部)、第9章、第14章
検査・診断に関する参考図書
【第14・15回】
病態生理・検査・診断に関する参考図書 
履修上の注意
受講条件等
日時及び展開順序については講師の都合により、規定時間通りではないので、必ず講義概要を受け取ること。 
成績評価の基準等 ○ 出席率  40%
○ レポート(ヘルスアセスメント)   20%
○ 実技試験(ヘルスアセスメント)   40% 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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