広島大学シラバス

シラバスTOPへ
English
年度 2017年度 開講部局 薬学部薬学科
講義コード I7002001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 有機化学I
授業科目名
(フリガナ)
ユウキカガク1
英文授業科目名 Organic Chemistry I
担当教員名 熊本 卓哉
担当教員名
(フリガナ)
クマモト タクヤ
開講キャンパス 開設期 2年次生   前期   セメスター(前期)
曜日・時限・講義室 (前) 月3-4:第2講義室(薬)
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
講義中心 
単位 2 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 1 : 入門レベル
学問分野(分野) 27 : 健康科学
学問分野(分科) 27 : 薬学
対象学生 2年次学生
授業のキーワード 基礎有機化学,構造,反応,合成 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
 
到達度評価
の評価項目
薬学プログラム
(知識・理解)
・医薬品や無機・有機化合物の基本構造、物理的性質、反応性などの基本的知識と理解●資質⑤
(能力・技能)
・入手容易な化合物を出発物質として、医薬品を含め目的化合物への化学変換するための有機合成ができる。●資質⑤

薬科学プログラム
(知識・理解)
・医薬品を含む化学物質に関する知識
(能力・技能)
・医薬品を含む化学物質に関する知識の展開(応用) 
授業の目標・概要等 有機化学の基本的な概念・原理の理解に重点を置き,基礎有機化学の総論的部分を講義する.
有機化学の基本的な概念・原理を理解することにより,膨大な量の有機化学反応を記憶することなく理解できるようになり,さらに未知の反応の生成物の予測も可能になる.なお,本講義と2年生後期の「有機化学II」,3年生前期の「有機化学III」および3年生後期の「有機化学IV」の合計4コマの講義により基礎有機化学を修得することになる. 
授業計画 第1回  有機化学概観
     化学の定義・分類,歴史
第2回  原子・分子の構造(1)
     電子配置・イオン結合・共有結合
第3回  原子・分子の構造(2)
     原子軌道・分子軌道・混成軌道
第4回  化学結合と分子の性質
     Lewis 構造と形式電荷・共鳴・結合
第5回  酸と塩基(1)
     酸と塩基の定義,酸・塩基の強度とpKa
第6回  酸と塩基(2)
     有機酸と有機塩基,酸・塩基の強さと構造との関係
第7回  中間試験
第8回  中間試験の解説と復習
第9回  アルカンの構造と性質
    有機化合物の分類,アルカンの構造と性質・立体配座
第10回 反応の平衡と速度
     平衡と自由エネルギー,反応の自由エネルギー,活性化エネルギーと速度
第11回 シクロアルカン
     環の歪みと構造,置換シクロヘキサン
第12回 立体異性(1)
     光学活性・エナンチオマー・絶対配置
第13回 立体異性(2)
     ジアステレオマー,反応の立体化学
第14回 問題演習
第15回 期末試験

原則として毎回,最初の10分間に小テストを実施する.範囲は前回の講義内容. 
教科書・参考書等 ボルハルト・ショアー「現代有機化学」上下巻,第6版,化学同人,を教科書とするが,講義は全てプレゼンテーションソフトウェアー(PowerPoint, Keynote 等)を用いて行われ,プリントが配布されるので,教科書を教室に持ち込む必要はない.自宅での予習復習に利用されたい.本講義は Bb9 をフルに活用して行われる予定であり,毎回の講義資料,有用なリンク,過去の試験問題などはインターネットを経由して自由に閲覧できるようになっている.休講,試験などの連絡はすべて Bb9 を経て行うので,定期的な Bb9へのアクセスが必要不可欠である.また,講義の音声は,スクリーンに映写された内容と同期した形で録音され,終了後ただちに音声付きプレゼンテーションファイルとして Bb9 にアップロードされるので,インターネットに接続さえしていれば,いつでもどこでも講義の内容を繰り返し聞くことができる. 
授業で使用する
メディア・機器等
配付資料 
予習・復習への
アドバイス
第1回 「有機化学とは何か」を把握する
第2回  基本的に高等学校の復習だが,試験のためだけの表面的な理解
    (暗記)では今後通用しない.
第3回  量子力学に基づいた原子・分子の姿を学ぶ.高等学校までに得た知
    識とは大きく異なる新しい概念である.
第4回  化学結合の本質に古典的および現代的視点の両面からアプローチす
    る.
第5回  三種の酸・塩基の定義の違いを理解する.
第6回  有機酸・塩基の強度の比較を通して,電子の動きを示す矢印に習熟
    する.
第7回  多くの学生が,これまでの勉強法では通用しないことを理解するだ
    ろう.
第8回  有機化学は積み重ねの学問なので,中間試験の範囲の理解不足はそ
    の後に影響を及ぼす.
第9回    立体化学という新しい概念が導入される.分子モデルの使用を推奨
    する.
第10回 反応が進行するかどうか,進行する場合どの程度の速度なのか,
     を自由エネルギーをキーワードに理解する.
第11回 環状化合物と鎖状化合物の性質の違いを理解する.
第12回 光学異性の概念を理解する.
第13回 エナンチオマーとジアステレオマーの違いを理解する.
第14回 これまでの総復習.
第15回 期末試験 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 中間(40%),期末試験(40%),毎回実施する小テスト(20%)(それぞれ筆記)により評価する. 
メッセージ 薬の作用発現などを含めて,生体内の反応のほとんどが有機化学反応であることを考えると,有機化学反応を支配する基礎的な概念の把握は,薬学部の学生にとって極めて重要である.試験は大部分が記述式なので暗記しようとせず,理解するように努めること. 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
シラバスTOPへ