広島大学シラバス

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年度 2017年度 開講部局 生物生産学部
講義コード L3014005 科目区分 専門教育科目
授業科目名 資源動物多様性論
授業科目名
(フリガナ)
シゲンドウブツタヨウセイロン
英文授業科目名 Genetic diversity in animals
担当教員名 西堀 正英
担当教員名
(フリガナ)
ニシボリ マサヒデ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   セメスター(前期)
曜日・時限・講義室 (前) 木3-4:生C205
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
講義,自己学習(インプット)とプレゼンテーションレポート(アウトプット)で授業を構成。
毎回の授業は,(1)前回の授業の確認(復習)ウォーミングアップ演習:10分,(2)各回の授業テーマに沿った学生のプレゼンテーション:10分のプレゼンと20分の議論,(3)学生のプレゼンに対する補足のプレゼン(教員):40分,(4)次回の授業の課題説明と担当者確認(10分),の4つのタームから構成されている。したがって,受け身の授業からアクティブラーニング志向の授業へと転換しながら実施する。このため,本90分の授業のために,120分のプレゼン準備と60分の復習が必要となる。 
単位 2 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 4 : 上級レベル
学問分野(分野) 26 : 生物・生命科学
学問分野(分科) 26 : 農学
対象学生 生物生産学部の学部学生ならびに広島大学の学部学生、また博物館学芸員を志す学生
授業のキーワード 資源動物、ヒト、生物多様性、分子系統、分子進化、アクティブラーニング 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
動物生産科学プログラム
(知識・理解)
・動物生産に関わる分子レベルから個体レベルの生命現象について知識・理解を得る。 
到達度評価
の評価項目
動物生産科学プログラム
(知識・理解)
・動物生産に関わる分子レベルから個体レベルの生命現象についての知識・理解
・フィールドにおける動物生産機構並びに動物と人間社会?自然環境との関係についての知識・理解
(総合的な力)
・動物生産に関連する具体的諸事象について,自らの対象を設定し,それについての自分の考えをまとめ,文章や口頭で論理的に発表し,応答することができる。 
授業の目標・概要等 生物多様性についての基礎知識を概説し、理解する。この知識を基に資源動物(家畜、家禽、魚類)およびヒト(霊長類)をモデルとして起源、歴史およびそれらの分子生物学的解析方法、これまでの知見を概説するとともに、生物のゲノム解析など最新の解析結果を盛り込んで授業をする。授業の前半では生物多様性とその理解を概論、後半にはいつくかの生物種(ウシ、ブタ、ニワトリ、ヒトを中心に)についての各論とする。 
授業計画 授業は、概論と各論からなる。概論では、「なぜたくさんの生物がいるのか?」を考える起点とし、資源動物およびヒトの多様性を理解するための研究の歴史、研究手法などについて概説し、各論では、ヒト、家畜、家禽、魚類の多様性について最新の分子進化学的研究の成果を盛り込んで詳説する。
概論
第1回:なぜ地球上にはたくさんの生物がいるのか。生物の多様性について考える。
第2回:多様性を理解するための歴史、系統樹、ゲノムについて
第3回:系統樹の作成法および生物学的考察
第4回:タンパク質および酵素の多型と系統解析への応用
第5回:ゲノムとは。ゲノムの解析方法
第6回:DNA多型とその応用
第7回:ゲノムの進化学的解析
第8回:染色体の進化学的解析
第9回:概論試験
各論
第10回:ヒト(霊長目)の分子系統
第11回:ウシ、ヤギの分子系統
第12回:ブタの分子系統
第13回:ウマの分子系統
第14回:鳥類、とくにキジ目・カモ目の分子系統
第15回:魚類の分子系統
第16回:試験


試験は、概論終了後に1回、各論終了後に1回とし、その平均点を試験の成績とする。また各回毎に毎回ウォーミングアップ演習,課題レポート等を課し、授業のインプットとレポート等のアウトプットで授業を展開する。 
教科書・参考書等 講義形式
概論:「生物多様性はなぜ大切か?日高敏隆編・昭和堂(ISBN4-8122-0506-9)」および「ゲノム進化学入門 斉藤成也著・共立出版(ISBN978-4-320-05661-9)」を参考書として使用する。
各論:「日本の家畜・家禽 秋篠宮文仁・小宮輝之著・学研(ISBN978-4-05-403506-5)」を教科書として使用する。事前に購入しておくことが望ましい。とくに動物生産科学コースおよび博物館学芸員を目指す学生は必携である。
 
授業で使用する
メディア・機器等
参考書・・・Powerpointは毎回プレゼンテーションに使う。
授業の資料はPowerPointでdb9で提供する。授業にはノートパソコンを持参し,PowerPointのノートに授業中に書き込んでいくスタイルで進める。 
予習・復習への
アドバイス
授業では毎回各授業のテーマを設け,そのテーマに沿ったプレゼン(グループ学習で準備し,それぞれお10分間の発表を行う。また本授業を理解するためには、分子生物学、遺伝学、生物統計学および分子進化学の基礎知識を必要とするため事前に学習あるいは復習をしておく必要がある。さらに授業を理解するための読み物を以下に紹介する。
第1回-第8回
「ゲノムサイエンス」榊佳之著講談社Bluebacks(B1554)
「分子進化学への招待」宮田隆著講談社Bluebacks(B1047)
「遺伝子で探る人類史」ジョン・リレスフォード著江尻由起子訳講談社Bluebacks(B1491)
「ゲノム進化の読解法」岸野洋久箸岩波書店(岩波科学ライブラリー116)
「DNAから見た日本人」斎藤成也箸ちくま新書(525)

第10回-第15回
各動物種についての生物学的特徴および系統の基礎を以下の教科書で確認しておくと理解が深まる。
「ウマの動物学」近藤誠司著、「ウシの動物学」遠藤秀紀著、「ブタの動物学」田中智夫著、「ニワトリの動物学」岡本新著。以上は、アニマルサイエンス(東京大学出版会)発行。魚類については、「泳ぐDNA」猿渡敏郎著東海大学出版会、ヒトは、「ヒトの遺伝」中込弥男箸岩波新書あるいは「ヒトの分子遺伝学第3版」村松 正實編著メディカル・サイエンス・インターナショナル社 が良書である。
 
履修上の注意
受講条件等
動物生産科学コースの学生ならびに博物館学芸員を目指す学生には、授業を理解するうえで、生物多様性および生物分類学の知識も必要であるが、さらに分子生物学、遺伝学、生物統計学および分子進化学の基礎知識も必要としますので、これまで履修した授業を復習するとともに、上記の参考書を通読し、基礎知識の整理が必要である。各論で提示した動物種の進化の歴史は最終的に理解してもらう。生物生産学部の授業(分子生物学入門、遺伝学)あるいは他学部の関連授業は履修しておくほうが望ましい。また,15回の授業で,各人2回はプレゼンテーションを与えられたテーマに沿って実施してもらう。いわゆるアクティブラーニングで授業を実施する。 
成績評価の基準等 2回の試験結果、各回のウォーミングアップ演習,課題レポートおよび授業15回中2回のプレゼンテーションの成果を総合的に評価する。 
メッセージ 生物、とくに動物の多様性についても、農学的のみならず理学・医学的にも広く言及する。授業終了時には、①生物多様性についてその概略が理解できた、②脊椎動物の代表的な種の系統をマスターできた、を目標に授業する。まずは授業登録して初回の授業に参加してみてください。
 また,本授業は座学は志向せず,各授業にはテーマを設定し,そのテーマに沿った事前学習,プレゼンテーションおよびその次の回のウォーミングアップ演習などアクティブラーニング志向で授業を実施していく。したがって,事前学習,事後学習が強いられる。 
その他 新しいタイプの授業:アクティブラーニングとPowerPointをノートパソコン上で利用しながら志向する。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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