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年度 2017年度 開講部局 生物生産学部
講義コード L3002004 科目区分 専門教育科目
授業科目名 動物遺伝育種学実験実習
授業科目名
(フリガナ)
ドウブツイデンイクシュガクジッケンジッシュウ
英文授業科目名 Practice for Animal Breeding and Genetics
担当教員名 都築 政起,西堀 正英
担当教員名
(フリガナ)
ツヅキ マサオキ,ニシボリ マサヒデ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   集中
曜日・時限・講義室 (集) 集中:生B309(学生実験室)
授業の方法 実習 授業の方法
【詳細情報】
動物を相手にした作業、DNAに関する実験(薬品も使います)、学生の発表(液晶プロジェクター使用) 
単位 1 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 26 : 生物・生命科学
学問分野(分科) 26 : 農学
対象学生  
授業のキーワード 家畜, 実験動物, 飼育管理, 交配実験, メンデルの法則, DNA分析 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
「知的能力・技能」
・数的情報処理能力

「実践的能力・技能」
・動物の取り扱いや採材ならびに飼育管理の基本的手技が実行できる。
・動物の生産機能について,マクロとミクロの双方からの生物学的な基本分析と評価ができる。

 
到達度評価
の評価項目
動物生産科学プログラム
(知識・理解)
・動物生産に関わる分子レベルから個体レベルの生命現象についての知識・理解
(能力・技能)
・専門分野を学ぶために必要な基礎的実験能力・技能
・動物の生産機能について,分子レベルと個体レベルの双方からの生物学的な基本分析と評価ができる。
(総合的な力)
・動物生産に関連する具体的諸事象について,自らの対象を設定し,それについての自分の考えをまとめ,文章や口頭で論理的に発表し,応答することができる。 
授業の目標・概要等 実験動物の遺伝形質の調査を行うことにより、遺伝育種学的研究におけるデータの収集ならびにデータ分析の基礎を習得させることを目標とする。ウズラを用い、交配実験を行って、後代における形質の分離比を調査するとともに、その分析法を習得させる。また、適正なデータを得るために必要な、実際の動物の飼育・管理方法についても実習する。さらに、DNA分析の基本手技についても実習する。 
授業計画 第1回 イントロダクション
(実験実習手順、メンデルの法則、交配実験、分離比、DNA、DNA分析)
第2回 動物飼育場にて実際の実験用交配を組み交配実験を開始する。
(交配実験、突然変異、ケージ、記録)

第3回 動物飼育場にて、給餌、給水、清掃、種卵収集の方法を実習する。また、種卵をヒナにするための孵卵機の操作方法を実習する。
(飼育管理、衛生、動物福祉、孵卵期間、孵卵温度、孵卵湿度、転卵、卵座、孵化棚)
第4回 ウズラ胚の発育過程の観察および標本作成(1-6日胚)。
(胚、原基、目、脳、体節、肢芽、心臓、血管)

第5回 ウズラ胚の発育過程の観察および標本の作成(7-12日胚)。
(胚、目、脳、四肢、綿毛、体長)
第6回 ウズラ胚の発育過程の観察および標本の作成(13-16日胚)。
(体長、四肢、卵黄吸収)
第7-9回 ウズラ雛の孵化。孵化した雛の親別、形質別の分離比を調査する。個体識別番号(脚帯)の付け方の実習。ウズラ雛飼育の実際の実習。孵卵途中で死亡した胚の死亡時期の推定。
(初生雛、個体識別、分離比、育雛器、加温、死亡胚)

第7-9回 ウズラ雛の孵化。孵化した雛の親別、形質別の分離比を調査する。個体識別番号(脚帯)の付け方の実習。ウズラ雛飼育の実際の実習。孵卵途中で死亡した胚の死亡時期の推定。
(初生雛、個体識別、分離比、育雛器、加温、死亡胚)

第7-9回 ウズラ雛の孵化。孵化した雛の親別、形質別の分離比を調査する。個体識別番号(脚帯)の付け方の実習。ウズラ雛飼育の実際の実習。孵卵途中で死亡した胚の死亡時期の推定。
(初生雛、個体識別、分離比、育雛器、加温、死亡胚)

第10回 分離比データの集計。分離比データを解析するための検定法。解析における心構え。
(分離比、観察比、期待比、χ2検定)

第11回 ウズラよりの採血法の実際
(血液、翼下静脈、頸静脈、心臓採血)
第12回 血液よりのDNAの抽出法
(DNA、マニュアル、抽出キットを用いた方法)

第13回 DNA増幅法(PCR法)とその基本手技
(DNA、増幅、PCR、96穴プレート、ポリメレース)
第14回 DNA電気泳動法とその基本手技 I.
(ゲル作成と電気泳動)
第15回 DNA電気泳動法とその基本手技 II.
(染色とDNAバンドの判定)  


第15回 DNA電気泳動法とその基本手技 II.
(染色とDNAバンドの判定)  











第16回 レポート提出, 液晶プロジェクターを用いた発表

 
教科書・参考書等 動物遺伝育種学実験法(朝倉書店) 動物の遺伝と育種(朝倉書店) クロー・遺伝学概説(培風館) 大学の生物学・遺伝学(裳華房) 
授業で使用する
メディア・機器等
実習の最終回に液晶プロジェクターを使います。 
予習・復習への
アドバイス
第1回 第1回実習までにメンデルの法則をしっかり学習しておこう。実習後、再びしっかりメンデルの法則を学習しよう。説明された今後の実習計画をよく頭に入れておこう。

第2回 実習後、交配記録ノートをよく整理しておこう。第3回実習までに、動物福祉について考えておこう。

第3回 実習後、動物の適正管理の仕方をよく頭に入れておこう。適正管理とはなにか動物福祉との関係でよく考えてみよう。また、孵卵機の使用方法をよく頭に入れて、取り扱いに際し事故のないようにしよう。第4回実習までに、動物の胚発生に関する知識を各人で予習しよう。

第4回 実習後、スケッチ画に基き、孵卵1日胚から6日胚に至るまでの胚発達の度合いを再確認しよう。
第5回実習の前にも再確認しよう。

第5回 実習後、スケッチ画に基き、孵卵7日から12日に至るまでの胚の発達度合いを再確認しよう。また1-6日胚も含め、その発達段階を頭に入れよう。
第6回実習の前にも、それらの発達段階を再確認しよう。

第6回 実習後、スケッチ画に基き孵卵13-16日胚の発達段階をよく頭に入れよう。特に、胚の体長と卵黄吸収程度に着目しよう。また、孵卵1日から16日までの発達段階を全て頭に入れよう。次回の実習からの「胚死亡時期の推定」の際に必要になります。

第7-9回 実習後、分離比データを記入したノートを分かりやすく整理しよう。またメンデルの法則のうち、特に分離の法則について復習しよう。

第10回 実習後、χ2検定を何度も自分で練習しよう。

第11回 実習後、それぞれの採血法にどんな利点あるいは欠点があるか良く考えてみよう。

第12回 実習後、ノートを良く整理してDNA抽出法を良く頭に入れよう。実験の成否を分けるキーポイントはどこか良く考えてみよう。

第13回 実習後、ノートを良く整理してDNA増幅法を良く頭に入れよう。実験の成否を分けるキーポイントはどこか良く考えてみよう。

第14-15回 実習後、ノートを良く整理してDNAの電気泳動法および結果の判断の仕方を良く理解しよう。また、実験の成否を分けるキーポイントはどこか良く考えてみよう。書店や図書館でDNA解析関連の書物を探して読んでみよう。
 また、これまでの実習を総復習し、理路整然としたレポートを作成しよう。
 
履修上の注意
受講条件等
ゴム長靴、作業着が必要。また、軍手、ゴム手袋、マスク等、必要に応じ持参すること。
データ解析の際には電卓を持参のこと。
 
成績評価の基準等 実習に対する真剣さ、班活動での協調性、レポート内容(理路整然としているか)で評価する。 
メッセージ 生物の遺伝現象は非常に興味深い。実習で実感して欲しい。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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