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年度 2017年度 開講部局 生物生産学部
講義コード L0018003 科目区分 専門教育科目
授業科目名 遺伝学
授業科目名
(フリガナ)
イデンガク
英文授業科目名 Genetics
担当教員名 都築 政起,海野 徹也,西堀 正英
担当教員名
(フリガナ)
ツヅキ マサオキ,ウミノ テツヤ,ニシボリ マサヒデ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 金1-4:生C206
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
講義中心、板書多用、 時々液晶プロジェクター使用 
単位 2 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 26 : 生物・生命科学
学問分野(分科) 26 : 農学
対象学生 全コース, 選択
授業のキーワード メンデル, 細胞分裂, 染色体, 家畜, 魚類 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
 
到達度評価
の評価項目
生物圏環境学プログラム
(知識・理解)
・専門分野を学ぶにあたって、学際的・総合的に考えるための知識があり、理解している。
・専門分野を学ぶために必要な基礎的知識があり、理解している。

水産生物科学プログラム
(知識・理解)
・専門分野を学ぶために必要な基礎的知識を理解する。

動物生産科学プログラム
(知識・理解)
・専門分野を学ぶために必要な基礎的知識・理解
・動物生産に関わる分子レベルから個体レベルの生命現象についての知識・理解

食品科学プログラム
(知識・理解)
・専門分野を学ぶために必要な基礎的知識・理解

分子細胞機能学プログラム
(知識・理解)
・専門分野を学ぶために必要な基礎的知識・理解
(能力・技能)
・専門分野を学ぶために必要な基礎的実験能力・技能 
授業の目標・概要等 メンデルの法則に始まる古典遺伝学と昨今の分子遺伝学を理解するための基礎的な知識を整理して、生命現象としての遺伝の大筋を把握することを目的とする。細胞分裂、染色体と遺伝子、メンデル遺伝学、染色体異常、染色体操作、遺伝子の生化学的な機能などについて基礎的な事項を述べる。 
授業計画 第1回 イントロダクション。講義の進め方の説明。メンデルの法則が発見されるまでの経緯の説明。(融合説、粒子説、遺伝、細胞、核、遺伝子、DNA)
第2回 体細胞分裂には2種類あることを説明し、そのうちの、生物体をつくるための分裂である体細胞分裂について図示しつつ説明する。(細胞分裂、体細胞分裂、細胞周期、核膜、星状体、染色糸、染色体、紡錘糸、紡錘体)

第3回 細胞分裂の内、生殖細胞をつくるための分裂である減数分裂について染色体の挙動に重点を置き、図示しつつ説明する。(2価染色体、相同染色体、交叉、組換え)
第4回 染色体がどのようにして形成されるかについてミクロのレベルから説明する。(ヒストン蛋白、DNA、ヌクレオソーム、ソレノイド、スーパーソレノイド)
第5回 染色体の形態における各種異常をマクロのレベルから説明する。(逆位、転座、欠失、重複)
第6回 メンデル遺伝学 I. メンデルの法則のうち、分離の法則について実例を挙げながら説明する。(優性、劣性、雑種第一世代、雑種第二世代、表現型、遺伝子型、遺伝子記号)
第7回 メンデル遺伝学 II. メンデルの法則のうち、独立の法則について実例を挙げながら説明する。(ヘテロ接合体、ホモ接合体、分離比、パネットの方形、戻し交配、検定交配)
第8回 メンデル遺伝学 III.  実際は独立の法則に当てはまっているが、一見独立の法則から逸脱しているように見える遺伝現象について実例を挙げて説明する。(形質、相互作用、上位、下位、マウス、ニワトリ)

第9回 メンデル遺伝学 IV. メンデルの法則から逸脱する、あるいは部分的に逸脱する遺伝現象について説明する。特に「連鎖」に重点を置く。また、「連鎖」現象を利用しての染色体地図の作成方法を説明する(不完全優性、伴性遺伝、連鎖、組換え、染色体地図)

第10回 メンデル遺伝学の応用. 遺伝子の多型に基き遺伝子頻度を算出する方法を説明する。また遺伝子頻度に基き生物種間の遺伝的類縁関係を調査する方法を説明する。(集団遺伝学、多型、遺伝子頻度、遺伝距離)
第11回 家畜におけるクローン技術
家畜によるバイオテクノロジー、特に、核移植によるクローン技術を解説する。(細胞操作、ドナー、レシピエント、核移植、全能性)
第12回 魚類遺伝学の基礎
魚類における遺伝育種学の現状と、それらに関わる配偶子形成について解説する。(選抜育種、配偶子形成、減数分裂、受精)

第13回 魚類における染色体操作、三倍体と雌性発生
染色体操作による三倍体と雌性発生による全雌の作出方法とその有用性について解説する。(染色体、性決定、第二減数分裂、第二極体、半数体、紫外線)

第14回 魚類における染色体操作、雌性発生と雄性発生による性統御
染色体操作による雌性発生と雄性発生の作出方法の基礎とその有用性、並びにそれらの性転換による性統御ついて解説する。(ガンマ線、性ホルモン、性転換、対合、第一卵割)
第15回 魚類における染色体操作 クローンの作出
第一卵割阻止型雌性発生の作出方法とそれらを利用した完全同型ホモ接合型雌性発生二代目(クローン)の作出方法を解説すると共に、育種に向けたヘテロクローンについて解説する。(雌性発生、体細胞分裂、減数分裂、対合、交叉)

第16回 期末試験
















 
教科書・参考書等 講義形式:板書を中心とするが、必要に応じ液晶プロジェクターあるいはOHPを用いる。また適宜プリントを配布する。

クロー・遺伝学概説(培風館)
大学の生物学・遺伝学(裳華房)
水産増養殖と染色体操作(恒星社厚生閣)
 
授業で使用する
メディア・機器等
配付資料,液晶プロジェクター 
予習・復習への
アドバイス
第1回授業後 授業内容の確認と復習。第2回目授業までに、参考書などにより、細胞周期、体細胞分裂に関し予習を行うこと。

第2回授業後、体細胞分裂を図示して説明できるように復習を行うこと。第3回授業までに参考書などにより減数分裂に関し予習を行うこと。

第3回授業後、減収分裂を図示して説明できるよう復習を行うこと。第4回授業までに参考書などにより染色体構造に関し予習を行うこと。

第4回授業後、染色体のでき方を図示して説明できるよう復習すること。第5回授業までに染色体異常に関し予習を行うこと。

第5回授業後、各種の染色体異常について、図示して説明できるよう復習を行うこと。第6回授業までに、メンデルの第一法則について予習を行うこと

第6回授業後、メンデルの第一法則について実例を挙げて説明できるよう復習を行うこと。第7回授業までに、メンデルの第二法則について予習を行うこと。

第7回授業後、メンデルの第二法則について実例を挙げながら説明できるよう復習を行うこと。第8回授業までに、メンデルの第一および第二法則について再度確認を行うこと。

第8回授業後、メンデルの第二法則の変則例について実例を挙げて説明できるよう復習を行うこと。第9回授業までに、第3回および第7回の授業内容についても復習を行うこと。第9回授業の基礎となります。

第9回授業後、遺伝子座が「連鎖」している場合の、減数分裂前期における染色体の交叉に特に重点をおいて復習を行い、その意義を十分に理解すること。また第10回授業までに遺伝子の優劣関係の概念を良く理解しておくこと。

第10回授業後、復習により、遺伝距離の算出方法を確認すること。

第11回授業前後は核移植の方法と細胞の基本操作について予習と復習をすること。

第12回授業では、予習として配偶子形成過程、減数分裂、受精までの一連の過程を理解すること。

第13回授業に際しては前回の12回目の授業を復習しつつ、減数分裂から受精直後までの染色体の動きについて予習しておくこと。

第14回授業に際しては、前回の雌性発生二倍体の作出方法を理解しておくと共に、ヒトの性決定のメカニズムを予習することが望ましい。

第15回 減数分裂時の染色体の動きを理解し、私たちの兄弟がクローンにならないメカニズムを予習することが望ましい
 
履修上の注意
受講条件等
これまでに「遺伝学」を学習したことのない者は、予習復習を特に念入りに行うこと。 
成績評価の基準等 期末試験の成績で評価する(100点)。ただし、学内規約により、授業全体の1/3以上を無断欠席の場合、期末試験の受験を認めない。 
メッセージ 「遺伝学は難しい」と言って敬遠される向きがありますが、キチンと勉強すれば基礎遺伝学は難しくありません。先入観を捨てて頑張りましょう。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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